富士スピードウェイで開催された世界耐久選手権(WEC)第6戦は雨天のため、セーフティー・カー先導、赤旗中断の後、トヨタの2連覇で終了となった。 前日の予選終了後に行われたTOYOTA RACING 首脳陣による記者懇親会で、トヨタ自動車の伊勢清貴専務役員は、「トヨタはおかげさまで国内シェア率も高く、市販車におけるファンもいるが、それよりクルマファン、モータースポーツファンを作ることの方が大切だ。これまでその思いでWECやGTに参戦してきたが、まだ浸透していない部分がある」と話した。 昨年ようやくTOYOTA RACING単独の決算で黒字になったというモータースポーツ事業。認知度向上の取り組みに関しては、マーケティング分野の強化も含め、来年以降体制の見直しを予定しているという。 さらに、伊勢専務は「アメリカではモータースポーツの人気が高いのでトヨタのブランド力を訴え、アジアにおいては両面から