開館記念特別展として、「―少女たちの憧れ―蕗谷虹児展」を2014年3月1日(土)〜5月25日(日)まで開催します。 蕗谷 虹児(1898〜1979)は、大正から昭和にかけて、少女雑誌の挿絵や表紙絵などで活躍、詩的且つモダンで洗練された美女を描き、当時の少女たちを魅了しました。1920年、21歳の時に、竹久夢二の紹介で『少女画報』にデビュー、瞬く間に人気を博し、出版美術界の花形となりました。1925年に本格的な画業修行のため渡仏、パリでは春秋サロンに連続入選したほかシャンゼリゼの画廊で個展を開催しました。帰国後再び雑誌などで活躍、その人気は絶頂期を迎えます。戦後、絵本の仕事を手掛けたほか、晩年は画集の出版や個展での作品発表など活動を広げ、その上品でモダンな作風は多くのファンを惹きつけました。少女たちが憧れた蕗谷虹児の美の世界をどうぞお楽しみください。 展示作品紹介(一部) 蕗谷虹児プロフィー