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  • 俳句で読書感想文を書く: 本読みHPブログ

    「むかしむかしあるところに……」 というか、 「それは遠い昔、遠い国のことでございます……」 というか、とにかくそのくらいはるか昔、 「読書感想文は1行読めば書ける!」 というホームページがあって……。 いや、たしかホームページの名前は「読みHP」で、「読書感想文は1行読めば書ける!」はその1コーナーだったんではないかしら……。 というくらい長いあいだ更新されていないサイト、そしてブログですが、皆さんお元気でしょうか。 当時の読者の中にはすでに結婚し、子をなし、もしかしたらお孫さんまでいらっしゃるかた、あるいはとうの昔に鬼籍に入られたかたも多いことでしょう。 そんなわけで、つくった人の私も、「読書感想文は1行読めば書ける!」のことをすっかり忘れておりました。 どのくらい忘れてたかというと、先日、 「あ、このネタ、『読書感想文は1行読めば書ける!』で使えるかも!」 と思いついて一通り構成

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    gyogyo6 2014/08/28
    「ちなみに、往々にして句評によって明らかにされるのは、俳句をつくった人ではなく解釈する人の趣味や嗜好、人間性です」ブログが3年ぶりに更新されてた
  • 初音ミクが電書店の一日店長になったよ!: 本読みHPブログ

    えー、東日大震災の津波で壊滅しちゃった屋さんはいっぱいあって(もちろん、がんばって立ち直ってる屋さんもいっぱいあって、応援してますが、それはそれとして)、製紙工場も大変なことになって紙が不足、それからインクも不足で、 「もう紙のはダメだ。津波が来たらおしまいだ。もう紙はやめよう。脱・紙。これからは電子書籍の時代だ! 棚はクラウドに限る!」 とばかりに、地震と津波をきっかけに電子書籍化の流れが一挙に加速するかと思いきや、ぜんぜんそんなことのない今日このごろです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。 あの3・11以来、マスコミの話題が津波や原発寄りになっていることもあって、電子書籍のことなんて、なんかみんなどうでもよくなってきてるんじゃないかしら。 ていうか、津波と原発を言い訳に、なんとなくなし崩し的にうやむやにしていって、 「まあ電子書籍って、あれだよね、日人の国民性に合わなかったん

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    gyogyo6 2011/07/23
    電子書籍店にはなぜ魅力がないか?
  • 量子書籍: 本読みHPブログ

    えー、2010年、またの名を国民読書年、じゃなかった(国民読書年なんて、もう誰もおぼえちゃいないよね)電子書籍元年もいよいよ大詰めとなってまいりまして、村上龍とかが独自で電子書籍制作販売会社を設立したり、こんどの10日にはTSUTAYA GALAPAGOSがオープンしたり(3年後くらいに端末ともどもなくなってるかもしれないサービスにどれだけお金を出せるか微妙だけど)、いよいよKindleの日版サービスが始まるらしいと噂されてたりと、電子書籍界隈は日々大賑わいなんですが……。 しかし、一読者として、なんか、もう、どうでもいいんだよねー。 電子書籍電子書籍って、騒いでるわりには、何も変わってないじゃん。 いまだに新刊の新書がぜんぶ電子書籍で読めるわけでもないし。 電子書籍か紙のかでいまだに議論してたりとか。 結局のところ、読者のことなんて、ぜんぜん考えてないじゃん。 ていうかさー。 電子書

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    gyogyo6 2010/12/15
  • 国民読書年をなかったことにする: 本読みHPブログ

    えー、このところ更新が滞っているのは(まあ常に滞っておりますが)、前回記事にしたオタ俳句を地味に続けているからなのね。 最近、ブログのネタを考える時間(駅と職場の間とか、お風呂の中とか)をオタ俳句つくるのに使っちゃってます。オタ俳句、楽しいので、ぜひ挑戦してみましょう。 それはそうと、いつの間にか夏は終わって、もう9月の半ば過ぎ。 もうちょっとで10月です。第4四半期が間近です。今年もそろそろまとめの時期‥‥、なのです。早いねー。 で、その今年は、ここで何度も繰り返してるように、 「国民読書年」 なのでありました。 いいですか、国民読書年も、残すところ、あと4分の1なのです。 ところが、どうでしょうか。 このところ、についての話題といえば、一にも二にも、 「電子書籍」 ということになってますよね。 たぶん図書館業界の人にとっては、いちおう今年は国民読書年で、それなりのイベントがちょこちょ

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    gyogyo6 2010/09/21
  • 文学少女を守るデモ: 本読みHPブログ

    iPadの日発売を機に、電子書籍についての話題が今までになく盛り上がっております。 斜陽の出版界に対して、電子書籍は福音をもたらすのか、はてまた引導を渡すことになるのか。 業界内では、今、侃々諤々の議論が議論が行われているのであります。 しかし、その議論において、大切なものが忘れられていないか。 出版界を構成するものは、いわゆる「業界」、すなわち出版社、書店、取次だけではないのであります。 それは誰か? もちろん、 「読者」 である!! そんな読者不在の議論ばっかしてるから斜陽になるんじゃボケ! というのは正論でありますが、小生が言いたいのはそういうことではないのであります。 出版社、取次、書店、それから読者。それぞれが生産、流通、小売、消費という役割を担うことで出版界は回っているわけではありますが、しかし、その営みは、単なるビジネスではありません。 それは、そう、文化、なのであります。

  • 使用済み国語の教科書: 本読みHPブログ

    えー、更新をさぼっているうちに(最近こればっかだな)、世間ではiPadが発売されて盛り上がったりしてますね。 iPadで不思議なのは、これを使ってできることの一番目に、 「電子書籍」 があがってくること。うーむ、いくらiPadなら電子書籍読みやすいからって、今まで読んでなかった人がいきなり電子書籍読むことはないでしょう。 京極夏彦の新刊が電子書籍で出たりはしてますが、とりあえず司馬遼太郎の主要作品が電子書籍で安く手軽に読めるようになるまでは、大した変化はないんじゃないかと思います。 ところで、このiPadの話題のひとつとして、教科書をこれで配信しちゃう、というのがありますね。電子教科書として、とってもいいツールである、と。 視覚に障害がある人なんかへのサポートは必要としても、実際、各教科の教科書がすべてiPad1台におさまるのなら、かなり便利になりそうです。当面は一部の高等教育の場だけな

    gyogyo6
    gyogyo6 2010/06/06
    確かにこれは由々しき問題だ。「教科書の電子化を許せば、どうなるか。それを皮切りに…布の水着も失われ、「電子スクール水着」になってしまうのです!」ニーメラーかw/電子教科書にも落書きはしたいね。
  • 読書家向けキャバクラ「檸檬」体験記: 本読みHPブログ

    前回の「キャバクラ屋」を読んだというかたから、1通のメールをいただきました。 >こんばんは。 >池袋でお店を何軒かやってる者なのですが、 >そのうち1つが、読書家向けになっています。 >(中略) >いかがですか、一度遊びにきませんか。 >ブログで取り上げていただけるのでしたら、料金半額でかまいません。 >ジュンク堂の裏あたりにある、「檸檬」というお店です。(後略) とのことで、読書家向けキャバクラ! しかも店名は「檸檬」! さらに料金半額! えーと、まあ念のために申しておきますと、私自身は、キャバクラなんていうものに興味があるわけではありません。しかしながら、一部の読書家向けブログを標榜している以上、こうした申し出を無碍に断るわけにもいかないでしょう。 読書家向けキャバクラとはいかなるものか、当に読書家を満足させられるのか、その真偽のほどを、ぜひ確かめなくてはなりません。 ということで

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    gyogyo6 2010/04/03
  • 非国民読書年: 本読みHPブログ

    えー、2010年が始まって、早くも10日が経とうとしています。 日史上初の「国民読書年」のうち、すでに36分の1くらいが終わってしまった、ということです。 この10日の間に、待ちに待った国民読書年の到来を寿ぐさまざまな国民読書活動が各地で開催されていたことでしょう。 たとえば、 ・国民読書新年会 ・国民読書つき大会 ・国民読書百人一首大会 ・国民読書出初め式 ・国民読書七草粥 といった、胸躍るステキイベントが行われたに違いないのですが、すべて見逃しました。がっかりです。 といった妄言はさておき、しかし結局のところ、国民読書年って、いったい何やるんですかねえ。 何だかよくわからぬままに、まあ2010年までにいろいろ具体的なことが決まるでしょ、と思っていたら、ありゃー、もうその2010年じゃないのよ。 いまだに実態がよくわからぬなんて、どういうことよ! 関連キャラ「ヨミネエ」の知名度も、上

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    gyogyo6 2010/01/09
    「国家の犬に甘んじるか、あるいは反骨のロリ戦士として目覚めるか」これはwwww / かつての筒井康隆なら格好の短編ネタ。(今の作家なら誰だろう)
  • ガンダム×ハーレクイン: 本読みHPブログ

    えー、そろそろ終わりが近づいている2009年。今年はガンダム30周年ということで、いろいろ話題になったわけですが、そういえばハーレクイン日版も創刊30周年だったんですね。最近、初めて知りました。 ガンダムが、 「もう30周年か‥‥」 という感じなのに対し、ハーレクインのほうは何となく、 「えっ、まだ30周年だったの?」 ではあるのですが、まあとにかく、ガンダムとハーレクイン日版、お互い偶然にも同じ年生まれ同士、これからも手を携えて、ひとつひとつ年を取っていくことになるわけです。 そんな浅からぬ縁がある両者、せっかくですから、ときにはコラボしてもいいのではないでしょうか。 ガンダムって、見方によっては単なるロボットアニメでしかないかもしれませんが、しかし、その作品中には、多彩な女性キャラと、それに付随するドラマがあふれています。 そうした女性キャラをヒロインに仕立てて、ガンダムの物語をハ

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    gyogyo6 2009/12/23
  • 今年読んだ本から(2009): 本読みHPブログ

    えー、師走だから忙しい、というわけではないんですが、例の通り更新が停滞しております。申し訳ない。 そろそろまた読書界番付とか考えないといけない時期ではありますが、ひと言で言えば、今年もやっぱり、出版界にとってはわりと残念な一年でした。はー。 ということも含め、いろいろと考えることもあって、やっぱりおもしろかったは、「おもしろかった!」と、小さな声でいいから発信しておくべきなんじゃないか、と最近思うようになりました。 と、そんなわけで、「今年おもしろかった」。 に関するブログでありながら、「今年のベスト」とか何とかそういう年末スペシャル企画をこれまでやったことがありませんでしたので、一見すごく月並みな企画に見えて、このブログとしてはわりと思い切った企画です。 ただ、ベスト10とか20とか、順位付けしようとすると、えー、えー、どうしよう、えーい、もう、みんなが一等賞! とか何とかめんどく

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    gyogyo6 2009/12/13
  • 司書っ子マグたん: 本読みHPブログ

    皆さん、はじめまして! 神崎マグです。玉南小学校4年生です。よろしくね! マグはねー、こう見えて、魔法が使えるんだ。 ホントだよ! あ、その目、信じてないでしょー。 まー、それも当然だよねー。 よーし、証拠を見せてあげるから、ちょっと待ってね。 今、マグは図書館にいます。うちの近くの、玉南図書館。 さいきん新しくなって、の貸し出しとか、返却とか、ぜんぶ自動になってるんだよ。すっごいべんり! だからマグ、内緒で、ちょっと恥ずかしいおとな向けのとか、借りちゃってるんだけど。 あ、そんなのは、どうでもよくて、自動化はべんりだけど、でも、おかげでこのごろカウンターにあんまり司書さんがいないんだよねー。 だから、ときどき、のことで何かききたいときとか、困っちゃう。 そんなとき‥‥。 あっ、今、おばあちゃんが、ちょっと困ってるみたい。あいかわらず、司書さんいないなー。よーし、マグの出番だぞー。

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    gyogyo6 2009/11/23
  • ガンダム文庫創刊: 本読みHPブログ

    あいかわらずの不況です。 景気はなかなか上向きになりません。 誰もが、財布の紐をがっちり締めるばかりです。 そんな中、メーカーや小売の人たちは、なんとかして商品を買ってもらおうと、いろいろ工夫を重ねています。 その工夫のひとつが、 「キャラクターとのタイアップ」 なかんずく、 「ガンダムとタイアップ」 ということで、真っ赤なシャア専用アイスにシャア専用カップヌードル、ガンプラ付きカップヌードル、包み紙に名セリフ・名場面が載ってるニュータイプ専用ガムといった、 「こんなのがシャア専用で、いいのか?」 と若干疑問に思わなくもない商品が次々と発売され、それなりに話題になっています。 これらの商品のターゲットとなっているのは、ガンダム好きな人、とりわけ、 「ガンダムだから、とりあえず買っちゃう人」 です。 不況だし将来も不安だし生活にそんなに余裕はないけれど、でもガンダムのために使う数百円くらいな

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    gyogyo6 2009/10/31
    角川あたりが本気で検討してたりして。
  • 小説イントロクイズ: 本読みHPブログ

    その昔あった「クイズ・ドレミファドン!」というテレビ番組(今でも特番なんかでたまに見かけるけど)で、歌謡曲のイントロ部分だけ聴いて曲名を当てる「イントロクイズ」が人気でしたが、あれを小説でできないか。 神保町の古まつり(今年は10月27日~ 11月3日です)か何かの会場に、特設ステージを用意して、壇上には読書ファンなら誰もが知っている書評家さん、読みがズラリ。クイズ王も参戦。 「それでは皆さん、お待ちかねの『クイズ・アイウエオン!』が始まります!」 わー、わー、パチパチパチパチ。 「それでは、一問目‥‥」 かたわらのお姉さん(朗読カフェのバイト歴2年半、朗読には自信があります)が、高らかに読み上げます。 「あほう‥‥」 「ピンポーン! ハイッ」 「おっ、早いっ、では回答をどうぞ!」 「内田百ケン、『第一阿房列車』」 ピンポンピンポンピンポーン! 「おおーっ」 会場から、どよめき。 「さ

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    gyogyo6 2009/10/19
  • アニメ「青い文学シリーズ」: 本読みHPブログ

    当日になって初めて知ったんですが、去る10月10日から、「青い文学シリーズ」というアニメ番組が始まってます。日テレビで、とりあえず関東だけの放映みたい。(まあどうせ、youtubeやら何やらで、どこでも見られると思いますが。) 第1回は「人間失格」で全4話構成、その次が「桜の森の満開の下」、その後「こゝろ」「走れメロス」「蜘蛛の糸」「地獄変」、ということで、そう、あれです。「ナツイチ」です。 《大好評を博した集英社の「ナツイチ」で展開されている文豪たちの名作の表紙を、「DEATH NOTE」や「バクマン。」の小畑健、「BLEACH」の久保帯人、「新テニスの王子様」の許斐剛ら人気漫画家たちが描き下ろしたスペシャルカバーが、 TVアニメ「DEATH NOTE」や劇場用アニメ「サマーウォーズ」を手がけた日屈指のクリエイター集団「マッドハウス」の手により、前代未聞のアニメーションとなって登場す

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    gyogyo6 2009/10/12
  • 番線印帳: 本読みHPブログ

    書店業界の謎用語のひとつに「番線」というのがあります。 正確にいうとなるとよくわかんないんだけど、まあようするに、取次から各書店に割り振られた流通用コードのようなものです。 この番線に加えて、店名やら地域名やら何やらよくわかんない番号やらが一緒に記されたスタンプを「番線印」(あるいは書店印とか)といいます。 たとえば、屋さんが出版社に注文を出すときに、ファックスするスリップに捺したり、出版社から来た営業さんがその場で注文書に捺してもらったり、そんなふうに使われています。 屋さんの情報が詰まった番線印、ふだんこれを目にしているのは、屋さんと出版社の人と取次の人くらいです。一般のお客さんには、あまり関係がありません。 まあ、目にふれたところで、四角い枠の中に数字や文字が入っているだけの事務的なハンコですから、味も素っ気もない、つまんないものです。 でも、この番線印、ちょっと手を加えてみる

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    gyogyo6 2009/10/04
  • 痴漢冤罪防止ブックカバー: 本読みHPブログ

    えー、シルバーウィーク真っ只中ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。すっかり更新が滞ってスミマセン。 それはさておき、先週9月14~18日は、警視庁の痴漢被害防止週間でした。朝のプラットフォームでおまわりさんの姿をいっぱい見かけて、なんだなんだ!? と思ったわけですが、しかしこうして警察を頼りにする以前に、痴漢にウハウハな現場を提供し続けている鉄道会社は真面目に対策を考えるべきだと思います。(もしかしたら鉄道業界と痴漢業界が裏でつながっているのかもしれないけど。) 車内の痴漢については、以前書いた通りです(→「痴漢に間違われないためには」)。痴漢冤罪を防止するためには、を読んでいるのがいちばんなのです。 だというのに、業界が痴漢冤罪対策キャンペーンをおこなった、なんて話をちっとも聞きません。今回の痴漢被害防止週間でも、少しも話題になりませんでした。 いたずらに出版不況を嘆いてるひまがあ

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    gyogyo6 2009/09/25
  • 金融魔法小説: 本読みHPブログ

    「魔法+科学」 のファンタジーというと、 「魔法の世界に科学を持ち込んだ(あるいはその逆)」 といった、たとえば「ドラえもん のび太の魔界大冒険」のような設定か、あるいは、 「魔法と科学のキメラ的世界」 といった感じの、まあRPGでよくあるような設定(剣や弓と並んで、銃などの火器が売ってるとか)がありがちです。 が、いずれにしたところで、こうしたファンタジーの文脈で用いられている「科学」とは、自然科学というより応用科学、それも機械工学の分野に偏っているような気がします。 科学の裾野ははるかに広大です。物理学も生物学も天文学も科学。 だから、「魔法+科学」のファンタジーには、もっとバラエティがあっていいはずです。 なのに、機械工学以外の科学と魔法の組み合わせ、といわれると‥‥、うーん、何かあったっけ。今パッと思いつくのは、ファンタジーじゃないけど(っていうか小説でもないけど)、山義隆「磁力

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    gyogyo6 2009/08/04
  • 燃える! 読書マンガ: 本読みHPブログ

    少年とは純粋なものなので、「キャプテン翼」を読んではサッカーがしたくなり、「SLAM DUNK」を読んではバスケ部に入りたくなり、「ヒカルの碁」を読んでは碁を打ちたくなり、「テニスの王子様」を読んではテニススクールに通いたがってきました。 現今におけるこうした競技の興隆の何割かは、マンガによるところが大きいといえます。少年に対するマンガの影響とは、かくも甚大なものなのです。 少子化にともなう競技人口の減少を危惧する各種競技団体は、マンガの題材に取り上げてもらおうと、日夜「少年ジャンプ」編集部に足を運び、盆暮れには付け届けをし、接待し、あるいは政治家を通じて圧力をかけ、脅し、なだめ、すかしているといわれています。 しかし、そんな影響力をもちながら、これまで少年マンガは、自らの足元に対してあまりに無自覚だったのではないでしょうか。他の業界に貢献している暇があったら、むしろ自らが拠って立つ出版業

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    gyogyo6 2009/07/28
  • ノルウェイに森がない: 本読みHPブログ

    「1Q84」が売れているようですね。 すでに200万部突破だとか。出版不況も何のその、さすが村上春樹です。 その村上春樹、人気なのは日でだけじゃありません。この前はイスラエルで賞もらってましたが、もっと近い国、中国でも大人気らしいです。 とくに「ノルウェイの森」は、それが中国の現代文学あるいは若者の文化に与えた影響ははかりしれないのだとか。今でも、たとえば川上弘美の「センセイの鞄」のような日の人気作品が翻訳出版されるときに、 「21世紀の『ノルウェイの森』!」 なんていうキャッチコピーがつけられるそうです。 ということを、「図書館情報メディア研究」という雑誌に載ってた王海藍「中国における「村上春樹熱」とは何であったのか : 2008年・3000人の中国人学生への調査から」という論文を読んで、初めて知りました。へー。 で、同論文にあったんだけど、村上春樹人気があまりにすごいので、2004

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    gyogyo6 2009/07/28
  • 算数の文章題を楽しむ: 本読みHPブログ

    小学生のころ、 「算数の文章題が苦手だった」 という人は少なくないでしょう。 (11+23)×(58+13-21) といった式だけの問題ならバリバリ解けたけど、文章題となると途端に、 「萎えちゃったんです」 「わけわからなくなっちゃったんです」 「気分が悪くなっちゃったんです」 という人。 大人になった今でも、文章題なんて思い出したくもない、ああやだやだ、 「幼稚園に通ってる娘が、いずれ小学校5、6年生になって、ある日いきなり算数の問題集を手にして『ねえパパ、つるかめ算がわかんないの。ちょっと教えて』ということになったらと思うと、今から心配で心配で‥‥」 というお父さんも、いるかもしれません。(でもだいじょうぶ、小学校5、6年生になった娘さんは、もうパパなんかにものを尋ねたりはしません。口もきいてくれません。) 翻訳家の岸佐知子も、エッセイ集『気になる部分』(白水社)の中で、こう書いてい

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    gyogyo6 2009/06/25