那覇市立図書館が、2022年10月13日にサイバー攻撃を受けたことを公表しました。 同市立図書館全館において貸出・返却や予約等のシステムが全て使用できない状態となっており、当面の間、閲覧・返却のみの対応となるとあります。電子図書館については通常通り利用可能としています。 沖縄県警に相談し、委託業者と協力し調査を行っているものの、10月14日時点で復旧の目途は立っていないとしています。 10月13日(木曜日) 図書館システム障害のお知らせ(那覇市立図書館,2022/10/13) https://www.city.naha.okinawa.jp/lib/n-information/20221013.html 図書館システムの障害について(那覇市立図書館,2022/10/14) https://www.city.naha.okinawa.jp/lib/n-information/20221014
2022年8月15日付で、雑誌”Journal of the Japanese and International Economies”の66巻に、香港科技大学の川口康平氏と東京大学の金澤匡剛氏による共著論文“Displacement effects of public libraries”の最終公開版(Version of Record)がオープンアクセスで掲載されています。 日本において公共図書館での貸出が近隣の書店での同タイトルの書籍の売り上げをどの程度減らすかを論じています。書店の販売データと公共図書館の所蔵データを統合したデータセットを作成し、公共図書館の影響を定量化しています。結果として、ベストセラー本では1か月あたり0.52部、図書館の所蔵が同じ地域の書店の売り上げを置き換えていること等が分かったとしています。 Kawaguchi, Kohei; Kanazawa, Kyog
主なコンテンツ 学術書・専門書を中心とした資料です。 提供図書リスト(2024年2月13日現在1,279冊)(PDF:1,783KB) リストの分類(NDC)は、当館で扱っている図書のものとは異なる場合があります。 また、KinoDenのトップページで、キーワードを入力せずに「検索」をクリックすると、閲覧できる図書の一覧を表示できます。 (当館の所蔵資料をデジタル化したものではありません。出版社等がコンテンツをデジタル化し、そのデータを公共図書館向けに提供しているプラットフォーム「KinoDen」(紀伊國屋書店)で閲覧可能にしたものです。) 利用申込方法 県立長野図書館電子書籍サービス(KinoDen)をご利用いただくには、県立長野図書館の利用登録(県立長野図書館が発行する利用カード)と、「マイライブラリー」にログインするためのパスワード(ご自身で設定)が必要です。 県立長野図書館の利用カ
『行政マンとして図書館員が忘れていること』(樹村房)という本が刊行された。図書館は行政サービスの一環であり、公共図書館で働く人は行政の一翼を担っている――言われてみればそうなのだが、しかし、筆者はそういう視点で図書館を捉えたことがなかった。 茨城県鹿嶋市、長野県塩尻市で図書館長を務め、現在は古書店を経営する編著者の内野安彦氏は、図書館側が「行政マン」だという認識を欠いていることこそが、公共図書館が年々予算を減らされていく要因になっていると語る。どういうことなのか。内野氏に訊いた。 図書館員は今使っている「利用者」の声は拾うが、「市民」全体のことは考えていない ――「図書館員は行政マンである」という認識はなぜ乏しいのでしょうか。図書館員自身に限らず、利用者や政治家にもその認識は薄いですよね。 内野 なぜそのことを訴えるようになったのかについて、少し私自身の話をします。私は昭和54年に鹿嶋市役
図書館に設置された専用端末で、通帳型の冊子に借りた本のタイトルや貸出日が印字される『読書通帳』。約10年前に教育ICTシステムやオフィス空間構築を手がける専門商社の株式会社内田洋行が山口県の市立図書館にて日本で初めて導入した。以来、他社も次々と類似商品を開発し、現在では全国で300台以上の設置が進んでいる。幼稚園や小学校での導入も増え、子どもたちの読書習慣づくりに大きく寄与しているが、当初は、個人情報保護の観点から「犯罪的システムだ」と抵抗を示す自治体もあったという。どのようにして普及していったのか、開発経緯と今後の展望とともに内田洋行に聞いた。 【画像】あなたの地域も対象? 全国各地の個性あふれる読書通帳一覧 ■子どもも持てる通帳で自我発達も? “記帳する楽しさ“から”読む楽しさ“に 「元になるシステムは、本の貸出履歴を印字する機械として、韓国のパートナー企業が先行して手掛けたもので、韓
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が、首都圏1都3県と北海道を除く地域で解除され、臨時休館していた図書館が徐々に再開している。ただ、一部施設では再開後、感染拡大に備えて来館者に個人情報の記入を求めており、市民から苦情が寄せられるケースも。一方で従来通り記入を求めない施設もあり、対応が分かれている。【杉山恵一、中山敦貴】 長崎県諫早市の諫早図書館は再開した12日以降、入館時に名前や連絡先などの個人情報を名刺大の「連絡票」に記入するよう職員が促している。万が一クラスター(感染者集団)が発生した場合に、図書館の利用者に連絡がとれるようにするためだ。ただ、連絡票の保存期間や保管方法などについて市民への具体的な説明はない。
移動図書館車で作業する館長時代の前川さん(右端)=1960年代、日野市で(いずれも日野市立図書館提供) 日野市立図書館の初代館長の前川恒雄さんが十日、八十九歳で亡くなった。今でこそ、図書館が市民に本を貸し出すのは当たり前だが、一九六〇~七〇年代に実践し、モデルをつくったのが前川さん。「市民が自由に本を借りて読めることが民主社会の基本で、それを支えるのが図書館」との信念を貫いたという。 (松村裕子) 当時の図書館は、市民が見て回れる書架はなく、希望者には書庫から本を出して閲覧してもらうのが一般的だった。日本図書館協会の職員だった前川さんは六五年、後に日野市長になる上司の有山〓(たかし)さんの誘いで市立図書館長に就任すると「何でも、いつでも、どこでも、誰でも」を目標に掲げた。
「ホームレス支援とアート」イベント、続いて、参加者も交えた質疑応答がなされました。 イベントレポート2を読む Q:図書館は「みんなのもの」だけど、ホームレスの人が利用すると一般の人は戸惑わないか? 参加者A: マットさんのプレゼンの中で、図書館の周りで野宿をしている人たちを迎え入れるというお話がありましたが、路上生活の人のためだけの施設ではないところに迎え入れたとき、職員の方は理解していても、一般の利用者は、そういう状況をどう受け止めるのでしょうか。あと、路上生活の方たちは、何を目的として施設に入るのか、もしご存知でしたら教えていただきたいです。 質疑応答タイム。左はマット・ピーコックさん、右はアオキ裕キさん。 マット・ピーコック: 図書館のような施設、組織というのは、門戸を開放したいと考えています。そして、人々は様々な反応をします。しかし、図書館に入る権利は、ホームレスの人も、ホームレス
File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(本社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(本社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(本社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから
13日、都内で開かれた、全国の公共図書館などの関係者が集まる大会で、文庫本を出している出版社の社長が「図書館で文庫本の貸し出しをやめてほしい」と呼びかけました。本の売り上げ減少という課題がある一方で、さまざまな本を提供する図書館の役割もあり、議論を呼びそうです。 この中で松井社長は、文庫本の売り上げについて3年前から毎年、金額ベースで6%程度減り続けていると指摘しました。 そのうえで、「会社にとって文庫本は、収益全体の30%を占める大きな柱になっているだけでなく、良書を発行し続け作家を守るためにあるといっても過言ではない。できれば図書館で文庫本の貸し出しはやめていただきたい。それが議論の出発点になればいい」と呼びかけました。 一方、会場では出版と図書館の現状に詳しい慶応大学文学部の根本彰教授も講演しました。 この中で根本教授は図書館の貸し出しによって本が売れなくなっていることを示すデータは
小さな図書館の挑戦 -「猫ノ図書館」開設とねこ館長- 奥州市立胆沢図書館:渡辺貴子(わたなべ たかこ) はじめに 猫本コーナー「猫ノ図書館」は、岩手県奥州市立胆沢図書館内にある「猫本」(猫が出てくる本)だけを集めた常設コーナー(780冊)で、2017年2月22日(猫の日)(1)に開設した。また、コーナーの顔として「ねこ館長」を市内から公募し、来館者投票により「むぎ」を任命した。主な任務は写真やSNSを活用した画像による活動である。 1. 以前の状況 奥州市立胆沢図書館は、市内公立図書館4館1室の1つである。施設は建物が田畑の中に点在する散居集落の中に位置する胆沢文化創造センター(文化会館、郷土資料館との複合施設)内にあり、蔵書は約7万冊である。 2014年以降、当館の入館者数や貸出冊数など図書館の利用が低迷した。例えば2013年度に年間7万7,000冊だった貸出総数が2015年度には6万7
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2017年10月1日、佐賀県武雄市に武雄市子ども図書館がオープンした。立地は2013年4月にリニューアルオープンした武雄市図書館の隣で、武雄市図書館と同様にカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)が指定管理者となっています。 新たにオープンした子ども図書館は年中無休で、午前9時から午後9時まで開館するとのことです。また、子ども図書館の開館にあわせ、武雄市図書館の閲覧席・学習席の増加も行われています。 2017年10月1日、武雄市図書館の隣に「武雄市こども図書館」がオープンします(CCC、2017/10/1付け) http://www.ccc.co.jp/news/2017/20171001_005288.html 武雄市こども図書館オープン(武雄市教育委員会) https://www.city.takeo.lg.jp/kyouiku/cat231/post-122.html 参
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