Windows Subsystem for Linux の略です。 Windows 上で Ubuntu などの Linux ディストリビューションを実行する機能です。 Microsoft が提供しています。 2017年10月に WSL1 が、2019年2月に WSL2 が公開されました。 WSL1 では Linux 自体のカーネルを動かすものではなく、Linux 互換のシステムコールを提供するものでした。 WSL2 からは Linux 自体のカーネルを動作させ、互換性が向上しました。 提供されるディストリビューションは Ubuntu、openSUSE、Debian、OracleLinux、Kali Linux などがあります。 Red Hat Enterprise Linux、CentOS、Rockey Linux、AlmaLinux はサポートされていません。 Windows 10 バー
本記事はUbuntu22.04の有線LANアダプタに固定IPアドレスを設定する方法について説明します。 Ubuntuはインストールの初期設定では、IPアドレスが自動付与される設定になっています。 この設定だと、再起動する度にIPアドレスが変わってしまうため、サーバ機として利用するには不都合です。このため、UbuntuのIPアドレスを固定させます。 補足:本記事では、有線LANアダプタに固定IPを設定する方法についての説明です。この手順で有線LANを設定すると、無線LANアダプタは無効になりますのでご注意ください。 補足:本記事で説明する固定IPアドレスの設定は、LANに接続された機器(PCやスマホなど)からサービスリクエストを受信するための設定となります。インターネットにサーバを公開する方法ではありませんので、インターネット等、LAN外のネットワークに接続された機器からサービスリクエストを
Linux OSのUbuntuなどを提供しているCanonicalは、Ubuntuに対して10年間のメンテナンスの提供を約束する新サービス「Ubuntu Pro」を発表しました。 Ubuntu Proはサーバ向けとデスクトップ向けを含むすべてのUbuntuのディストリビューションに対応するのに加えて、Apache Tomcat, Apache Zookeeper, Docker, Drupal, Nagios, Node.js, phpMyAdmin, Puppet, WordPressなどの主要なLinuxアプリケーションもメンテナンスの対象として含まれています。 また個人には最大で5台のマシンまでUbuntu Proが無料で提供されることも発表されました。 We're pleased to announce that Ubuntu Pro, the expanded security
Introduction WSL2(Windows10)にUbuntu 22.04をインストールしたときの備忘録です。 インストール方法はいくつかありますが、Ubuntu 20.04をアップグレードする方法で行いました。 手順 Linux カーネル更新プログラム パッケージのインストール x64マシン用WSL2Linuxカーネル更新プログラムパッケージ( https://aka.ms/wsl2kernel )をインストールします。 すでに最新版がインストール済みの場合には、インストーラを実行しても、インストール済みである旨のメッセージが表示されて何もしません。 仮想マシンプラットフォームを有効化 コントロールパネルで、仮想マシンプラットフォームを有効にします。 コントロールパネル → プログラム → Windowsの機能の有効化または無効化 → 仮想マシンプラットフォームを有効にする WS
ufw(Uncomplicated FireWall)は、Ubuntuで標準的に利用できる、「iptablesを簡単に設定するツール」です。ufwを利用することで、「外部からの接続は基本的に受け付けない」「sshだけは許す」などといった設定を、iptablesにくらべて格段に少ない操作で実現できます。 今回と次回の2回にわけて、ufwを使って、サーバーなどの設定を簡単に行うレシピを紹介します。 ufwの基本 ufwは、Canonicalの社員であり、Ubuntuのセキュリティ関連モジュールやセキュリティアップデートを主に担当しているJamie Strandboge氏が中心になって開発している、「iptablesのフロントエンド」となるツールです[1]。Ubuntuには8.04で取り込まれています。過去に本レシピでも、第45回でごく軽く内容を紹介しています。 今回はコマンドラインか
はじめに これまでWSL2ではDocker を立ち上げるにはSystemdではなくserviceで立ち上げるのが定番でした。これはUbuntu 22.04以前ではSystemdがPID=1で立ち上がらいのが原因でDockerが立ち上がりませんでした。Ubuntu 22.04からはSystemdをPID=1で立ち上げる方法が確立したのでSystemdでDockerを利用できます。 そこでUbuntu 22.04を利用してSystemdでDockerを起動させる方法を紹介していきます。 --2022/09/30 追記-- Windows のビルドのバージョンは22000.0以上の場合、Windows 11 やWindows 10 Insider ProgramなどではWSLがSystemdに対応したのでこちらをお試しください。
今まで問題なく使用していたVirtualBox 5からVirtualBox 6.0.6に変更し、新規でUbuntu 18.04 LTSをインストールしました。 すると起動時にエラーが出ているのがチラチラ見えます。 直ぐに画面が切り替わりますし、運用上は特に問題なく使えています。 しかし、起動毎に2~3回この画面が出てくるのは気持ちいいものではありません。 *ERROR* Failed to send log 何か情報がないか検索してみましたが、今のところ有効な情報もなく諦め掛けていました。 そして全く別件でVirtualBoxの設定していたところ、このログが表示されることはなくなりました。 もしかしたら裏では出ていて見えなくなっているだけなのかもしれませんが、元々運用上の問題はなかったため解決でいいのではないかと(笑) その設定が以下となります。 「設定」-「ディスプレイ」-「グラフィック
はじめに Convenience Script を利用したインストール インストールに必要なパッケージ導入 docker パッケージリポジトリの登録 dockerEngineのインストール docker デーモンの起動 docker コンテナの実行 一般ユーザで docker コマンドを利用する docker-compose のインストール docker デーモンの起動 はじめに Docker Desktop for Windows の代替として、WSL2 上の Ubuntu-20.04 に docker を導入する手順です。 short version は以下となります。 # 事前準備 $ sudo apt update $ sudo apt install -y apt-transport-https # dockerパッケージリポジトリ追加 $ curl -fsSL https://
docker-composeでビルド中に以下のwarningが表示されているのに気づきました。 #5 65.11 Warning: apt-key output should not be parsed (stdout is not a terminal) warning自体はさほど気にすることはなさそうです。 参考: Reduce Docker container build warnings ついでにapt-keyについて調べてみると、apt-keyが非推奨化されていることを知りました。 以下は私が使っているDockerfileの抜粋です。PostgreSQLとYarnのインストールで使う認証キーを取得する部分でapt-keyが使われています。 # Dockerfile(抜粋) RUN apt-get update -qq \ && DEBIAN_FRONTEND=noninterac
はじめに Dockerは、コンテナでアプリケーションプロセスを管理するプロセスを簡素化します。コンテナは仮想マシンに似ていますが、より軽量でリソースフレンドリーです。これにより、開発者はアプリケーション環境を複数の孤立したサービスに分解することができます。 複数のサービスに依存するアプリケーションの場合、すべてのコンテナを一緒に整理、起動、通信、シャットダウンすると、たちまち手に負えなくなることがあります。Docker Composeは、YAMLファイルの定義に基づいてマルチコンテナアプリケーション環境を実行できるツールです。サービス定義を使用して、ネットワークやデータ量を共有できる複数のコンテナで完全にカスタマイズ可能な環境を構築します。 本ガイドでは、Ubuntu 20.04サーバーにDocker Composeをインストールし、このツールを使用する方法を説明します。 前提条件 次のも
作成したインストールディスクを DVD ドライブにセットしてコンピュータを再起動します。 すると以下のように言語選択画面が表示されるので、使用したい言語を選択します。当例では英語で進めます。
$ sudo update-alternatives --config iptables alternative iptables (/usr/sbin/iptables を提供) には 2 個の選択肢があります。 選択肢 パス 優先度 状態 ------------------------------------------------------------ * 0 /usr/sbin/iptables-nft 20 自動モード 1 /usr/sbin/iptables-legacy 10 手動モード 2 /usr/sbin/iptables-nft 20 手動モード 現在の選択 [*] を保持するには <Enter>、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください: 1 update-alternatives: /usr/sbin/iptables (iptables) を提供するた
2022.09.30追記) WSL2でのsystemd対応はubuntuのローカル対応ではなく、WSL自体で行われることになったようです。ストア版WSL preview 0.67.6以降 systemd対応が入っています。また、この対応は流動的で 0.68.2では一般的なディストロと同様に /sbin/init (Ubuntuの場合、これはシンボリックリンクで実体はsystemd)を起動するようになりました。まだ議論が重ねられているようなのでしばらく試行錯誤が続くと思います。 それではWSL0.67.6以降でのsystemdの利用方法ですが、/etc/wsl.confに以下の設定を行います。 これでMicrosoft initではなくsystemdが起動するようになります。Microsoftの/initはPID2で起動し、ログインプロセス?(WSL.exeから起動するコンソールアクセス)に
Ubuntu 22.04 LTS、長期サポート版公開 Canonicalから長期サポートバージョンとなる「Ubuntu 22.04 LTS」が公開された。2027年4月までの5年間無償で基本的なセキュリティアップデートおよびメンテナンスアップデートが提供される。さらに長期のサポートが必要であれば、有償のエクステンデッドセキュリティメンテナンスを購入することで、さらに5年間のサポートを得ることができる。最大で10年間のサポートが可能だ(参考「Ubuntu 22.04 LTS、長期サポート版公開 | TECH+」)。 Canonicalは2年おきに長期サポートバージョン(LTS: Long Term Support)版を公開している。無償の利用でもアップデートの提供期間が5年間と長く、さらに次の長期サポートバージョンが出るまで2年間の期間があることから、比較的長期にわたって新しい安定版として使
はじめに Dockerは、コンテナでアプリケーションプロセスを管理する過程を簡単にするアプリケーションです。コンテナを使用すると、リソースを分離したプロセスでアプリケーションを実行できます。 VM(仮想マシン)に似ていますが、コンテナはより移植性が高く、リソースにやさしく、ホストオペレーティングシステムに依存します。 Dockerコンテナのさまざまなコンポーネントの詳細な紹介については、Docker Ecosystem: 共通コンポーネントの紹介をご覧ください。 このチュートリアルでは、Ubuntu 20.04にDocker Community Edition (CE) をインストールして使用します。Docker自体をインストールし、コンテナとイメージを操作し、イメージをDockerリポジトリにプッシュします。 必要条件 このチュートリアルを実行するには、次のものが必要です。 Ubuntu
$ sudo apt install \ > apt-transport-https \ > ca-certificates \ > curl \ > gnupg-agent \ > software-properties-common パッケージリストを読み込んでいます... 完了 依存関係ツリーを作成しています 状態情報を読み取っています... 完了 ca-certificates はすでに最新バージョン (20180409) です。 software-properties-common はすでに最新バージョン (0.96.24.32.7) です。 以下の追加パッケージがインストールされます: libcurl4 以下のパッケージが新たにインストールされます: apt-transport-https curl gnupg-agent libcurl4 アップグレード: 0 個、新規インス
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