「これは、ご神体ではない」 マツダ広島本社工場の工機部門内にある、「ツーリング製作部(Tool & Die Production Dept.)には、“ご神体”が祀られている。クレイモデラーが「魂動デザイン」をかたちづくった110センチほどのデザインオブジェだ。ご神体にはお神酒が供えられ、生産部門の職人たちは、まるで“神様”のごとくオブジェを崇める。 現場の職人たちは判断に迷うと、ご神体を仰ぎにやってくる。その前にたたずみ、じっと観察する。醸し出す表情や抑揚に、デザイナーのこだわりを感じとるためだ。その重要性について、金型部門の橋本昭は次のように語る。 「ご神体には、マツダデザインのイズムがすべて入っとる。デザインさんの思いを再現するには、ご神体の実態をよう知らにゃいかん」 ご神体の役割は、クルマに「命」を吹き込むことだ。 「最初にご神体を目にしたときには、なんと難しいかたちなのかと思った。
日本ブランドへのこだわり マツダは2012年以降、初代「CX-5」を皮切りに、新型「アテンザ」や「アクセラ」など、「魂動デザイン」採用のクルマを次々に送り出した。のちに詳しく述べるが、同時に展開した低燃費技術「スカイアクティブ」との組合せが支持され、世界販売は11年度の124万7000台から15年度の153万4000台へと23%拡大した。 次なる課題は、「魂動デザイン」の進化だ。「命」あるものが放つ「動」の美しさに加えて、何を表現するか。前田育男(現マツダ常務執行役員)は貪欲だった。 「ユニバーサルな骨格をつくり込みましたから、次はそのうえにどう日本の美意識をのせていくかを考えたいと思った。日本の美意識というと、すぐに障子や竹が出てきますが、そうした短絡的な表現では、日本の美意識の本質が消えてしまう。精神論にもっていかなければいけないと考えました」 ドイツ車がドイツ車らしいのは、国の歴史や
タイムカプセル (職人) 2009-10-29 19:23:53 実はこの車種、私の父の愛車でした。 もうすこし後年式の4気筒版だったと思いますがよほどお気に入りだったらしく3台乗り継いでいました。 この車を見ていると 一家5人、私含め子供たち3人が狭いリアシートで押し合いへし合いしながら出かけた頃の思い出がよみがえってきます。 お洒落な前期型 (紫) 2009-10-29 20:41:53 B360とは又渋い車を…!!! 私も商用車が好きだったりするので今回のアップにはワクワクしてます。 私は角目2灯の後期型しか知らない世代で、後期の水色のボディーと、鼻に掛った様な「ミーン」というエンジン音は今でも忘れられません。 (個人的にはあの顔と音(声)は松山英太郎そっくりだと思ってました) 前期型は大人になってから知りましたが、コスト重視的?で些か武骨な後期型よりも寧ろ繊細で垢抜けて新しさすら感
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マツダ車のボディカラーHTML16進数版(「と117」の主観による) アテンザや2代目デミオが登場した2002年以降のカラーを中心に、随時ヴァリエーションの増強をしていきたいと思います。 なお、「参考」の欄にあるカラー名は「WEB色見本 原色大辞典」、「日本の伝統色 和色大辞典」、「世界の伝統色 洋色大辞典」に拠ります。 念のため記しておきますが、このカラーチャートはあくまでも「と117」の主観に基づき「このように見えるのではないか」という「『と117』による提案的要素」により成り立っているもので、実車のカラーとは異なって見える場合があること、またご覧になる環境(モニタなど)によって見え方が違ってくることをご了承ください。また、マツダ車の全てのカラーを網羅している訳ではないことも、併せてご了承ください。
会社人生の大半をやりきれない思いを抱いて過ごした人見光夫(前編「ずっとむなしい、なにもなく終わる・・・」)。定年間近の土壇場で、世界最高のエンジン技術「スカイアクティブ(SKYACTIV)」を生み出した(関連記事1、2、3、4)。 人見が画期的なのは、スカイアクティブの成功にとどまらない。設計手法を刷新したことも大きい。試作と実験に頼るかつての設計手法を見直し、解析を重んじる形にガラリと変えた。日本の自動車メーカーで、マツダほど徹底する会社はない。開発効率を高めて、“小兵”のマツダが超大手と戦う土俵を整える。 マツダには、金がないんです。でも貧乏だからこそできることが絶対にあるんです。 ひとみ・みつお。1954年生まれ。岡山県出身。1979年東大院修了後、東洋工業(現マツダ)に入社。一貫してエンジン開発に携わり、2000年パワートレイン先行開発部長。2011年執行役員、2014年常務執行役
日本の自動車技術者で、最も有名な一人が人見光夫だ。エンジン一筋38年。マツダ躍進の中核を担う、「スカイアクティブ(SKYACTIV)」エンジンの開発を率いてきた。世界シェアが2%に満たない“小兵”のマツダが、世界のエンジン開発競争で先頭を走る――。10年前、誰が想像しただろう。 人見がマツダに入社したのが1979年。スカイアクティブの実用化が2011年だ。57歳になっていた。会社人生の最終コーナーで、華々しい成果を生み出した。天才技術者とも称される。だが入社して長い間、ふてくされていた。 モチベーションなんて、なかったですよ。ずっとむなしいだけ。金くれるんだからまあいいわ、くらいに思って働いてました。 ひとみ・みつお。1954年生まれ。岡山県出身。1979年東大院修了後、東洋工業(現マツダ)に入社。一貫してエンジン開発に携わり、2000年パワートレイン先行開発部長。2011年執行役員、20
マツダのロータリーエンジン(RE)搭載車の生産台数は計199万7千台余り。そのうち約4割を占めるのが歴代「RX―7(セブン)」だ。漫才コンビ「笑い飯」の哲夫さん(43)は16年前に生産が終了した3代目「FD」に乗り続けている。なぜセブンなのか。思いを聞いた。 ◇ ――REにひかれたきっかけは 中学1年のときに姉ちゃんの雑誌を借りて見てたら「男があこがれるスポーツカー」って特集があって、そこにRX―7が載ってたんですよ。排気量が普通は「1990cc」とか書いてありますよね。でもRX―7だけ「600なんぼ×2cc」とかって書いてあるわけですよ。「なんじゃこれ? 軽四が2台はいってるの?」って。そっからですかね。 ――REの中には回転するローターが2個入ってますからね 「これはいったい何だ」って友達とかとしゃべっていくうちにロータリーやからなって。日本が世界に誇る唯一のいかついエンジンだと。図式
Mazda MX-5: http://www.mazda.ca/mx5 Mazda set out to find the world's fastest convertible, so we pitted 5 challengers against each other, with one uninvited guest: the Mazda MX-5. Watch to find out who comes out on top in this race - with a twist. The all-new 2014 Mazda MX-5 - defy convention. Follow us on Twitter: https://twitter.com/mazdacanada Like us on Facebook: https://www.facebook.com/m
東京モーターショーでマツダが発表したコンセプトカーは、同社がこれまで進めてきた「魂動デザイン」を深化させたものになっていた。「ものには魂が宿る」という日本古来の美意識を表現しようと試行錯誤を繰り返す過程で、クルマに命を吹き込もうと社員の合言葉になったのが「背骨が通っているか」だったという。マツダ車のデザインを掘り下げる本シリーズは今回がラスト、デザイン部門トップ・前田育男常務のインタビューを池田直渡氏との対談形式でお届けします(後編、全2回)。 マツダのデザインコンセプト車に「和」な名前が多い理由 【池田】マツダという会社は昔からデザイン・コンセプトが好きな印象があります。多分2003年の『鷲羽』『KUSABI(楔)』『IBUKI(息吹)』あたりからなのですが、日本語の名前のモデルが続いていますね。これは日本独自の「和」デザインを追求したいという思いの現れなのでしょうか? 【前田】日本に目
2017年の東京モーターショーで、マツダは2台のコンセプトカーを発表した。いずれも、2012年以来のマツダ車の共通コンセプト「魂動デザイン」を深化させたものだ。一般的にコンセプトカーは展示会で見せるだけで、市販車とは直接つながらない。しかしマツダのデザイナーたちは、エンジニアが計測を始めるほどリアリティーのあるコンセプトカーをつくる。なぜそこまでやるのか? マツダ車のデザインを掘り下げる本シリーズ、今回はデザイン部門トップ・前田育男常務のインタビューを池田直渡氏との対談形式でお届けします(前編、全2回)。 2017年の東京モーターショーで発表した「マツダ VISION COUPE」。コンセプトカーなのだが、市販車として出せそうな現実感のある仕上がりになっている。 デザイン全体を束ねてブランドの表現に結びつける 【池田】今回は前田さんに、マツダのコモンアーキテクチャー戦略とは、デザイン部門か
クルマに塗装をする最大の理由は錆びを防ぐためだ。けれども、塗装は商品のデザイン価値を高める効果もある。そのことについて常識を超えた取り組みを見せているのがマツダだ。 クルマに塗装をする理由は単純だ。鉄は錆びる。酸素と化合して酸化鉄や水酸化鉄になってしまう。錆びを防ぐためには表面に皮膜を作って、酸素と触れないようにするしかない。だから塗装する。 しかし、クルマが商品である以上、ただ錆びないための皮膜ではもったいない。塗装によって商品の魅力を引き上げることができるからだ。 広島の色 最近その塗装の技術がまた進歩している。クルマの形=デザインをより引き立てる技術として、進化しているのだ。マツダはデザインを進化させる塗装としてマシーングレーとソウルレッドクリスタルメタリックを開発した。 技術というのは解決すべき問題があるときに進歩する。問題がなければ改善の必要がない。マツダにはどういう問題があった
新型「マツダ ロードスター」が2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー」「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー」をダブル受賞 -1車種によるダブル受賞は、同賞創設以来初めて- マツダ株式会社(以下、マツダ)は、新型「マツダ ロードスター(海外名:Mazda MX-5)」がワールド・カー・アワーズ(WCA)が主催する2016年「ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー(WCOTY)」を受賞したと発表しました。マツダ車が同賞を受賞するのは2008年の「デミオ(海外名:Mazda2)」以来2度目で、2006年と2014年に、「3代目ロードスター」と「アクセラ(海外名:Mazda3)」が、それぞれ最終候補3車種に選出されています。 また、「ロードスター」はWCAが主催する特別賞の一つである「ワールド・カー・デザイン・オブ・ザ・イヤー(WCDOTY)」も日本車として初めて受賞しました。1車種による
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