この記事に掲載してる写真は、ぼくが本当に見せたかった写真じゃない。本当に書きたいことも書いていない。なぜかといえば、読んだ人に大きなストレスを与えてしまうからだ。 人は受け入れられないストレスを感じると、現実から目を背けようとする。現実から目を背けても、現実が消えるわけじゃないのに。 現実から目が背けられなくなると、現実を見せてきた相手を叩くことで心の安定させようとする。つまり撮影者であるぼくが批難させるのが目にみえているから、本当に見せたい写真を載せないし書かないのだ。 災害時の報道をマスゴミと罵り、ボランティアする人を自分探しの旅と揶揄して、寄付をする人を売名や偽善者と叩く。 それぞれに問題点はあるだろうけど、揚げ足取りのように小さな問題点を見つけて叩き、被災者にとって大きな利益を潰す人はたくさんいる。 批難を浴びせるのはだいたいいつも安全地帯にいる人だ。どんなことでも現場に立って現実