先のエントリ「日本eスポーツ連合(JeSU)、高額賞金問題に関するまとめ」において、日本eスポーツ連合(通称:JeSU)がこれまで公に説明を行ってきた高額賞金制ゲーム大会の「実現の仕組」には大きな法的問題が存在することをお伝えした。しかし実はこのJeSUを巡っては、上記でご紹介した以外にも、大きな「疑惑」が存在している。 それが、同団体が「JeSUのプロ認定制度によって可能になった」として世に謳ってきた高額賞金制大会は、実は大会ステージに出演する出演者達と労務契約を結び、その仕事に対して報酬を支払っただけのゲームイベントなのではないか?とする疑惑である。 1. そもそもプロ認定制度がなくても報償は出せるそもそも実は、JeSUが提供するプロ認定制度などなくても、ゲーム大会においてゲーマー達に金銭的報償を支払う手段というのは伝統的に存在してきた。以下、消費者庁の示す景表法運用基準からの引用。