過去最高の動員を記録し、5日に閉幕したMobile World Congress 2015。今年のMWCにおいて、ネットワーク関連の大きなトピックとなったのが、LTEとWi-Fiのリソースをいかに効率的に使っていくかということ。通信キャリアや端末ベンダーなど複数のブースでこの部分に焦点をあてた展示を見かけた。 ■カテゴリ9で450Mbps、カテゴリ11で600Mbps CAによる高速化デモ クアルコムブースでも、上記のトピックに関する技術・ソリューションをメインに展示していた。まずLTEのキャリアアグリゲーション(CA)関連の展示。LTE/LTE-Aでは使用できる帯域幅や変調方式によって端末カテゴリが定められており、ピークスループットもカテゴリ毎に異なっている。今回クアルコムが展示していたのは、カテゴリ9のCAで下り最大450Mbpsのピーク速度を実現するデモ。同社はカテゴリ9まで対応のチ