タンザニア・ダルエスサラーム(Dar es Salaam)のサッカークラブ「アルビノ・ユナイテッド(Albino United)」の選手、ムピリ・ンゴンド(Mpili Ngondo)さん(2010年11月1日撮影)。(c)AFP/YASUYOSHI CHIBA 【11月30日 AFP】タンザニアの港湾都市、ダルエスサラーム(Dar es Salaam)。太陽が沈みかけるころ、アルビノ(先天性白皮症)の若者たちが、道端の空き地に喜々として集まってくる。ここは、地元サッカークラブ「アルビノ・ユナイテッド(Albino United)」のホームグラウンドだ。 この国では、2007年以来、わかっているだけで58人のアルビノが殺害されている。呪術(じゅじゅつ)師にお守りの材料としてアルビノの体の一部を売りさばこうと、こうした事件が頻発しているのだ。 クラブの目的は、アルビノが「色素が欠乏しているだけ