私は、早稲田大学法学部に入学した直後から、緑法会という、司法試験等の国家試験を目指す学生が集まったサークルに入り、そこで勉強できたこともあって、比較的早く司法試験に合格することができました。 その緑法会では、私が在籍していた当時から、夏(8月下旬から9月上旬)には合宿を行い、2年生と1年生でゼミ形式で勉強し、そこに3年生以上も加わるなどして教えることもあり、締めくくりに顧問の教授出題による答案練習、解説を行うという、かなり念の入ったものでした。 最近、何度か、その夏合宿に私もOBとして顔を出していましたが、今年は行わなくなったという連絡を、数日前に受け、最近の夏合宿が、勉強はせず、遊びと、OBの話を聞くだけのものになっていたことから、やむをえないだろうと思うとともに、法科大学院を経て司法試験を受験する状況における、法曹を目指す法学部生の学生生活というものは、なかなか難しいものなのだろう、と