新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、初めての国政選挙となった衆議院静岡4区の補欠選挙。立憲民主党など野党4党は、候補者を一本化し、自民党候補に挑んだ。 選挙戦を追い、野党共闘の課題を探る。 (宮里拓也、奥住憲史、佐久間慶介、三浦佑一) 与野党激突!のはずだったが… 与野党対決の構図となった今回の選挙。 勝利したのは、与党側だった。 投票率は34.10%。前回3年前の衆議院選挙を19.62ポイントも下回る低投票率だった。 勝利した深澤は勝因について、亡くなった元環境大臣・望月義夫の強固な地盤と、自民・公明両党の組織力だったことをにじませた。 「集会を開かず、人を集めず活動したので、まったく実感のわかない選挙だった。望月元大臣の後継として応援してくれる人が大勢いたからであり、ありがたく思う」 一方、野党統一候補として戦い、敗れた田中。 得票で28000あまり、率にして、25ポイント以上の差