東京都内の映画館で従業員が車いす利用者に不適切な発言をしたとして運営会社が謝罪文を公表した。「この劇場以外で見て」と言われたと利用者がX(旧ツイッター)に投稿したためだが、交流サイト(SNS)では利用者への中傷も起きた。法律改正で4月から企業にも障害者への「合理的配慮」が義務化される。識者は対立ではなく、当事者と共に解決策を探る「建設的対話」を重要視する。(宮畑譲)
Published 2023/11/11 16:13 (JST) Updated 2023/11/11 22:16 (JST) 自民党の杉田水脈衆院議員は11日までに、保守系月刊誌のユーチューブ番組に出演し、アイヌ文化振興事業に公金不正流用疑惑があるとの見方を示した上で、関係者を「公金チューチュー」とやゆした。昨年12月の総務政務官辞任について、アイヌ関係団体に直接謝罪するのが嫌でやめたと明らかにした。アイヌの人々の名誉と尊厳を傷つける発言で、強い批判を呼びそうだ。 インターネット上では、マイノリティー(少数者)の支援団体や当事者らが補助金などを必要以上に得ているとして「公金チューチュー」と呼んで卑しめる向きがある。杉田氏の発言はこれをなぞったもので「流行語大賞にノミネートされても良かったと思いますけれどね」とも語った。 政務官辞任を巡っては、アイヌ民族や学者らでつくる市民団体「アイヌ政策
海外の国会議員や学者、ジャーナリストら約200人を招いて開かれた国際ウイグルフォーラム=30日、衆院第1議員会館(奥原慎平撮影) 中国政府によるウイグル民族への迫害政策について海外の国会議員らと対応策を考える「国際ウイグルフォーラム」が30日、国会内で開会した。海外の国会議員約30人を含む学者やジャーナリスト、市民活動家ら約200人が参加。31日までの2日間、ウイグル人が直面する深刻な人権侵害行為を収束させるための方策について話し合う。 開会式で、フォーラムを主催する超党派の「中国による人権侵害を究明し行動する議員連盟」会長、自民党の古屋圭司元国家公安委員長が、ウイグル民族への迫害政策について「共通の価値観を持つ国々が連携して、対応する必要がある。中国に常軌を逸した動きをさせないことが究極の目標だ」と強調した。 フォーラムにはカナダやチェコ、トルコ、フィンランドなどの国会議員に加え、米国の
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日中戦争と太平洋戦争を中心に、日本人が外国人に与えた危害に着目し、写真や資料などを紹介する「知ることで未来が見える 戦争の加害パネル展」が二十六日から横浜市神奈川区のかながわ県民センターで開かれる。有志でつくる「記憶の継承を進める神奈川の会」が主催し、九月三日まで。 旧日本軍による慰安婦問題や南京虐殺、毒ガス兵器、七三一部隊など十二分野に分け、三百枚のパネルを展示。同会は二〇一六年から毎年パネル展を開いており、今回は日本とドイツの戦後処理、謝罪のあり方の違いを解説したコーナーを新設した。 関東大震災から百年がたつのにちなみ、戦時中にあった虐殺の前史として大震災後の朝鮮人虐殺も特集した。旧陸軍による記録や、当時の小学生が書いた日記、上海にあった大韓民国臨時政府の機関紙「独立新聞」に載った報告書を基に、横浜市内の流言飛語と虐殺の実態をひもといた。 小学生の日記には「おまわりさんが 朝鮮(人)が
外務省によりますと先月、アメリカ西部オレゴン州のポートランドで現地に駐在する日本の総領事が路上で襲われてけがをしました。地元メディアは容疑者が過去にもアジア系の人を襲った記録があることから、人種差別が背景にあるのではないかと伝えています。 外務省によりますと先月17日、西部オレゴン州の商業都市ポートランドで、現地に駐在する吉岡雄三総領事が徒歩で移動中、女に突き飛ばされ頭部を切るけがをしました。 アメリカのメディアなどによりますと警察は近くにいたアリッサ・ロビンソン容疑者を(23)逮捕し、暴行などの罪で起訴したということです。 ロビンソン容疑者は過去にアジア系の人を複数回、襲ったことが裁判記録から明らかになっていて、地元メディアはアジア系の人に対する差別が背景にあるのではないかと伝えています。 外務省は先月21日、「領事事務所の職員」に対する傷害事件があったとして、現地の日本人に注意を呼びか
「お前みたいな差別主義者は大阪に来るな」。緊張感に包まれた会議室の雰囲気は、怒号で一変した。 声の主は橋下徹・大阪市長(当時)。2014年10月、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)の桜井誠会長(当時)と市役所の一室で向き合った。特定の民族への憎悪や差別をあおる「ヘイトスピーチ」が社会問題となり、対策を検討していた橋下氏が「自分が直接対応してもいい」と述べたことで実現した面談だった。 いざ始まると、2人が相手を「あんた」「お前」と呼び合うなど、すぐに険悪なムードに。それぞれの主張を言い合うだけで終わり、30分間の予定だった面談は10分足らずで打ち切られた。パフォーマンスの域を出なかった対面は「何の意味があったのか」と批判が集中した。
※本記事では差別文言を記載している箇所がありますのでご注意ください。 2023年2月1日、岸田首相は衆院予算委員会で「(同性婚は)家族観や価値観、社会が変わってしまう課題。社会全体の雰囲気に思いを巡らせ判断」と発言しました。岸田首相に限らずこれまでも与党側からは「慎重に検討を重ねる」「理解を深めていく」という、事実上の「無回答」が繰り返されてきましたが、これではつまり、「マジョリティが“理解”するまで、マイノリティは不利益をこうむり続けろ」ということになってしまうでしょう。 この岸田首相の言葉に対し、「多くの世論調査では賛成の声が上回っている」「すでに変わってきている」という事実を示すことも大切なことではあります。ただ、人権は本来、「マジョリティの賛成を根拠にしてマイノリティに認める」ものではない、という前提も忘れずにいたいと思っています。人権自体は「多数決」で決めるものではないからです。
寄稿 劇作家・石原燃さん 年末にまた嬰児(えいじ)の遺棄事件が起きた。 2022年に入ってから、20件目の事件だった。私がネットで検索して数えただけなので、見落としているものもあるかもしれない。いずれにしろ、氷山の一角だろう。コインロッカーベイビーが社会問題になったのは1970年代のことだが、その後、問題が解決したわけではなく、いまもこうして事件は起き続けている。 いしはら・ねん 1972年生まれ。性暴力、「慰安婦」問題など社会問題を描く。作品に戯曲「彼女たちの断片」「蘇(よみがえ)る魚たち」「白い花を隠す」、小説「赤い砂を蹴る」など。 こういう事件が起きるたび、事件そのものの痛ましさとは別に、ネットニュースのコメント欄やSNSの反応に気分が重くなる。一番多い反応は、逮捕された「女性」が反省しているかどうかジャッジしようとするもの。反省している様子なら非難する人は少なくなるが、「情報弱者」
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