「うつぶせのまま噴煙をかぶって埋もれていく人が3人はいた」 噴火当時、御嶽山の山頂付近にいて28日午前に岐阜県下呂市に下山した女性3人が報道陣の取材に応じ、噴火当時の様子を生々しく語った。 千葉県松戸市の69歳と73歳と、栃木県日光市の65歳で、いずれも主婦。3人で登っていた。 山頂の剣ケ峰。御嶽神社の社務所の裏で、昼食を食べようとザックを下ろした時だった。「すごい爆音が聞こえて、見たら噴煙が上がっていた」 うち2人は、社務所のひさしの下に頭を入れて逃げ込み、「命拾いした」。岩が落ちてくる。「肩や頭をけがした人たちがいた。うつぶせのままちぢこまり、灰に埋もれていく人が数えただけで3人はいた」 辺りは一時、噴煙で真っ暗になった。足元に灰が積もり、「これで熱くなったら、死んじゃうんだろうな」と思った。しばらくすると明るくなり、順に抜け出したが、体が埋まってリュックやストックだけしか見えず、動か
NHKの別の番組の取材班で噴火当時、御嶽山の8合目付近から頂上に向かっていた大黒幹夫ディレクターは「霧がかかっていた山に青空が広がり、急に煙が吹き出してきた。煙に巻き込まれると雷のような音が鳴り始め、周りは真っ暗になった。ヘッドライトを使って、山小屋に避難した。取材班のスタッフの中には死を覚悟した人もいた」と話していました。
東日本大震災発生時、被災地の自治体は自らの公式サイトから様々な形で情報を発信していた。福島県はアクセス数の急増に備え文字だけの簡易版を用意。宮城県でも画像などを省き、緊急性の高い情報を目立つ場所に掲載した。一方、震災から3年経ち、これまでの復興の歩みを載せる自治体も出ている。 公式サイトの情報は、国立国会図書館がインターネット資料収集保存事業で集めたデータを使用した。 「福島県ホームページ(暫定版)」。真っ白な背景に太字の文字。福島県の公式ホームページが、文字だけになったのは震災発生から数日後だった。当時の対応について県庁広報課は「アクセスが急増して見られない人が出てくる心配があった」と振り返る。「暫定版」では、「被害速報」と「相談窓口」に絞って掲載。他の情報は「暫定版」からリンクさせる形で誘導した。県では現在も、災害などに応じていつでも切り替えられるよう「暫定版」を用意しているという。
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未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。 登録したい都道府県を地図から選択します。 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。 ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。 山梨県全域がほぼ孤立状態 大雪の影響で山梨県では周辺の県から県内に入るほとんどの道路が通行できず、山梨県全域がほぼ孤立した状態となっています。 物流などが滞り、県民生活にさまざまな影響が広がっています。 山梨県内では、午後5時現在、あわせて40か所の国道や県道が通行止めになっているほか、県内を走る中央自動車道も通行止めの状態が続いています。 また、渋滞で進めない区間も多く、長野や埼玉など周辺の県から山梨県内に入るほぼすべての道路が事実上、通行できなくなり、山梨県全域がほぼ孤立した状態となっています。 このため、物流が滞って、県民生活にさまざまな影響が広がっています。 このうち富士吉
昨年3月11日の東日本大震災と4日後に静岡県東部で起きたマグニチュード(M)6・4の地震によって、富士山のマグマだまりに噴火を引き起こしかねないほどの大きな圧力がかかったことが防災科学技術研究所(茨城県つくば市)などのチームの研究で6日、分かった。圧力の高まりだけが噴火の要因ではなく、現在のところ、噴火の兆候は観測されていない。 ただ富士山の直近の噴火である1707年の宝永噴火で直前の宝永地震により富士山に加わった力より、今回の力は強く、チームは「地震から数年たってから噴火する可能性もあり警戒が必要」としている。 チームは富士山の直下でマグマが滞留しているマグマだまりにかかった力を推定。マグマだまりの中心が地下約15キロにあると仮定した場合、2回の地震により最大で計約1・6メガパスカル(約15・8気圧)の力がかかったとの結果を得た。
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