bookに関するlbtmplzのブックマーク (499)

  • 『最古の文字なのか?  氷河期の洞窟に残された32の記号の謎を解く』 - HONZ

    書は『最古の文字なのか?』がメインタイトルで、サブタイトルが「氷河期の洞窟に残された32の記号の謎を解く」。一瞬、メインとサブが逆なのではないかと思ったほどであるが、これこそがまさに「名は体を表す」であった。 洞窟に入って壁画を見れば、誰だって巨大な牛やウマの絵に目が向くことだろう。たしかに絵のような芸術品は、太古の人々の生活を具体的なイメージとして捉えることができ、見ているだけで時間を忘れさせてくれる。 しかし、書の著者ジェネビーブ・ボン・ペッツィンガーの着眼はひと味違った。岩絵の脇に描かれた小さな幾何学記号の模様、そこへ注目したのだ。多くの人にとって見落とされがちな幾何学記号の集積が、やがて壮大なミステリーのように雄弁に語りかけてくることになるから、コミュニケーションとは奥が深い。 塵が積もれば山となるように、無意味も積もれば意味をなす。著者は、ヨーロッパ中の氷河期の遺跡を這いずり

    『最古の文字なのか?  氷河期の洞窟に残された32の記号の謎を解く』 - HONZ
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    lbtmplz 2016/11/11
  • カズレーザー「読んだ本は処分し2回読みたくなったらまた買う」姿勢に称賛 本のチョイスもマニアックすぎると話題に

    テレビ朝日宣伝部 @tv_asahi_PR 今夜11時15分『#アメトーーク』は読書芸人❗又吉&光浦&若林&カズレーザーがオススメする今年の5冊📖✨年間200冊を読むカズレーザーのオススメとは❓超貴重映像…自宅の棚を公開🎵今読んでもらいたい…読書芸人大賞2016を発表🎊お楽しみに🙌💕 pic.twitter.com/0isVnrz1Ri 2016-11-10 10:00:22

    カズレーザー「読んだ本は処分し2回読みたくなったらまた買う」姿勢に称賛 本のチョイスもマニアックすぎると話題に
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    lbtmplz 2016/11/11
    絶版の話しだす奴は馬鹿
  • 『非モテの品格 男にとって弱さとは何か』ルサンチマンを超えた先にあるもの - HONZ

    タイトルを見て思わず手に取った。面白そうだと思ったのではない。憤慨したのだ。 はっきり言って私はモテない。メディアに出れば、ネットの掲示板には「ブス」という心無い言葉が流れる。だから、モテないことには一家言もっている。 だが、このタイトルには全く同調できなかった。 男はたとえ生まれ持った容姿に恵まれなくとも、筋肉をつけ、身なりに気を使い、学歴や財力、権力、そして小粋なトークでもできれば、間違いなくモテるようになれるだろう。これら全ては後天的な努力で手にすることができるものばかりだ。努力が足りないだけなのに「弱さ」とは一体何事かと憤りながらページをめくった私は、後頭部を殴られるような衝撃を受けた。 「ふと、自殺した友人や知人たちの顔を、今でも思い出すことがある。」という書き出しから始まる冒頭には、社会の期待するマッチョな男性像に絡め取られ、声を上げることもできないまま死を選んでしまう男性たち

    『非モテの品格 男にとって弱さとは何か』ルサンチマンを超えた先にあるもの - HONZ
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    lbtmplz 2016/11/04
    就活問題と一緒でピースが欠けると2度と普通には戻れない。お互いに性別を押しうけあう社会
  • 「やさしいコンピュータ科学」読んだ - $shibayu36->blog;

    やさしいコンピュータ科学 (Ascii books) 作者:アラン・W. ビアマンASCIIAmazon 最近、流行りのものを勉強するより、技術の賞味期限が長いコンピュータサイエンスの基の理論を再勉強しようという気持ちが強い。そこで、とりあえず概論でも見るかという気持ちになって、「やさしいコンピュータ科学」を読んだ。 このはコンピュータ科学の概論を出来るだけやさしく書いた。カバーする範囲もある程度広範囲で、プログラミングとは何か、プログラミングの最小構成要素、アルゴリズム、電子回路、計算困難などを取り扱っている。やさしい、というワードを関しているだけあって、たしかに変に専門用語は使っていない。 ざっと眺めただけなのだけど、個人的には大学で習ったことをぼんやりと思い出した。ぼんやりと思い出して、そういえばこういうのもあったなあという気持ちにはなれたので、まあ全体の概論はもう理解できてい

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    lbtmplz 2016/10/31
  • 数学的原理に裏打ちされたファンタジー小説──『精霊の箱: チューリングマシンをめぐる冒険』 - 基本読書

    精霊の箱 上: チューリングマシンをめぐる冒険 作者: 川添愛出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2016/10/26メディア: 単行この商品を含むブログ (4件) を見る精霊の箱 下: チューリングマシンをめぐる冒険 作者: 川添愛出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2016/10/26メディア: 単行この商品を含むブログ (4件) を見る書は副題にチューリングマシンをめぐる冒険とあるように、「チューリングマシン」について、その諸原理や応用問題を取り扱った一冊である。チューリングマシンとは計算を数学的にモデル化するために生み出されたもので──と説明を始めたらキリがないので一旦終わるが、それと同時に、書は「格ファンタジー」でもある。 ベストセラー『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』を筆頭として、ストーリー仕立てで現実の経営論や

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  • 酒、悪態、怠惰、ストレスを肯定する──『悪癖の科学 その隠れた効用をめぐる実験』 - HONZ

    時間は充分にあったはずなのに、締め切り間際まで仕事がはじめられない。ついつい悪態をついてしまう。酒を飲んではいけない時に飲みすぎる──いわゆる「悪癖」はままならない人生に常につきまとう影のようなものだが、書はそこに切り込んで「実は、悪いと言われていることにも効用があるんじゃないの?」と問いかけてみせる。そうだったら実に嬉しい話だ。 書では1章が「セックス」、2章「酒」、3章「悪態」、4章「危険運転」、5章「恋」、6章「ストレス」、7章「サボり」、8章「死」とそれぞれの章で悪癖に対する「効用」を探っていく。とはいえ、効用があるとはいってもこじつけめいたものであれば興ざめである。その点、書の著者はイギリスのキール大学の心理学講師であり「悪態をつくことにより苦痛を緩和する」研究でイグ・ノーベル賞を受賞している専門家で、各種実験をおもしろおかしく紹介しながら、あくまでも科学としての妥当性につ

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    lbtmplz 2016/10/25
  • 『一汁一菜でよいという提案』 家庭の料理を初期化しよう! - HONZ

    育では、一緒にべることの大切さ、家族揃って卓を囲むことの大切さが説かれます。けれど、商売をやっている家庭や、親が働いている家庭では、一緒に卓を囲めないのは当然で、親が用意した汁を自分たちで温めて、子どもだけでべる。そんな家庭はたくさんあると思います。それでも、大切なものはもうすでにもらっています。それが手作りの料理です、愛情そのものです。だから、別に一緒にべることばかりが大切じゃないのです。 だれもいない夜、両親の帰りが遅いとき、鍋焼きうどんの材料が全部入った皿が台所に用意してあったら嬉しいでしょう。うどん、鶏肉、かまぼこ、しいたけ、ねぎの切ったものが入っています。一人用の土鍋に入れて、だし汁を張って火にかけて煮立てて、うどんを煮込みます。熱々の鍋焼きうどんをテレビの前で一人でべた夜は、私にとって大切な思い出です。 このくだりを読んで、胸がじんとして、涙が出てしまった。しばら

    『一汁一菜でよいという提案』 家庭の料理を初期化しよう! - HONZ
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    lbtmplz 2016/10/25
    良い
  • 出会った、食べた、襲われた!『逃げろツチノコ』伝説の奇書、待望の復刊 - HONZ

    昭和34年8月、京都市北部の山中。かねてから催していた便意が高まり、山道を急ぐ男の姿があった。彼こそは書の著者・山素石(1919-1988年)。稀代の渓流釣り師として知られ、数多くのエッセイや紀行文を遺した。その素石のもう一つの功績は、ツチノコ探索隊ノータリンクラブの会長として世間にツチノコの存在を知らしめたことである。そのきっかけとなる瞬間が、今まさに訪れようとしていた。 突如、右手の山側から妙なものがとんできた。(中略)ヒューッといったか、チィーッといったか、そのどちらともつかぬ音を立てて、下生えの藪の中からゆるい放物線をえがいてとびかかってきたのは、一見したところ、ビール瓶のような格好をしたヘビであった。 明らかに首か肩を狙って飛んできた奇妙な生物は、素石にすんでのところで身をかわされて、地面に落ちた。その姿を見て、素石は息を呑む。ヘビにしてはあまりにも短すぎるし、太すぎる。薄べ

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    lbtmplz 2016/10/13
  • アメリカにきてから1番見て良かった展覧会 The Keeper ザ・キーパーの図録が日本で販売開始していました。 - アメリカぷるぷるアート観光 Altruart in America

    先日からブログやツイッターでお伝えしていたニューヨークのニューミュージアムで開催されていた展覧会「The Keeper ザ・キーパー」。人間の「蒐集」行動を通して、根底にある「欲求の源流」を浮き彫りにするという、興味深いコンセプト。ニューミュージアムのファン以外にも、アウトサイダー・アートやアールブリュット、またシュルレアリスムの好きな方々からの注目も高かったのですが、展覧会情報ではこれらのジャンルを匂わせるような解説はなく、昨今の『ジャンル・境界線分け』に対する意識にも十分配慮されていたように思います。 ■展覧会の詳細と写真はこちら ■動画をのまとめはこちら。画集をパラパラめくる動画もあります。 この図録アメリカでしか買えない!と思っていたら、日でも販売されていました。下のの画像をクリックしていただくと、アマゾンのページに飛びます。ただ、手に入るまで1~4ヶ月と書いているので、必ず手

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  • 『不潔都市ロンドン ヴィクトリア朝の都市浄化大作戦』 - HONZ

    ロンドンといえば、おしゃれな大人の街。政治経済はもとより文化、芸術、ファッションにおいても世界をけん引する大都市のひとつでしょう。そのロンドンの19世紀の衛生環境を、こと細かに調べ上げて綴ったのが書です。 19世紀というとはるか昔という印象を持ちますが、書で取り上げているのは、およそ120~170年前のできごとが中心で、そう遠い過去の話ではありません。日でいえば、江戸時代後期から明治時代の中頃にあたります。 さて、ヴィクトリア女王の治世にあった当時のロンドンですが、女王様の国の都となればさぞや美しかろうと勝手なイメージを持つものの、これが汚い――想像を絶するほど、いや、想像したくないほど、あまりにも汚い。 産業革命後のロンドンは急激に人口が増え、都市部が拡大し、衛生上のあらゆる問題が一気に噴き出します。ごみ、汚泥、し尿、下水、墓地、入浴場、公衆便所、住宅、大気汚染と、それまで放置して

    『不潔都市ロンドン ヴィクトリア朝の都市浄化大作戦』 - HONZ
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    lbtmplz 2016/09/27
  • 『「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済』したたかさとなまぬるさの間の生き方 - HONZ

    「いま、ここ」に真剣に生きる。 そのような当たり前の事実をアドラー心理学やマインドフルネスで説かれる。わかっちゃいるけど、実践できないのは、ついつい過去を悔やんだり、不確実な未来に思い悩むからである。一方で、リスクを出来るだけ最小化するために予測可能性を高め、テクノロジーが予見する世界像を理解・共有しながら、未来の解像度を高めようとする。そうして、現在と未来の間を行き来し、板挟みになり息苦しさを感じる。 くよくよ思い悩む私たちを尻目に、世界には「いま、ここ」を生きている人たちがいる。アマゾンの少数民族ピタバンである。ピダハンの言語には、過去や未来を示す時制がきわめて限定的にしか存在しないのだ。未来や過去を含め、抽象的な概念を表現する言語はほとんど存在しない。 そして、人類学者はしばしば、金銭的・物質的な側面では明らかに私たちの社会よりも貧しい社会に存在する異なる豊かさをに心動かされ、賞賛す

    『「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済』したたかさとなまぬるさの間の生き方 - HONZ
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    lbtmplz 2016/09/26
    "「そう生きざるを得ないから」という状況的な制約あるいは社会的制度や道徳とのあいだに、幾層も複雑に入り組んだ価値と実践があるように思う。"
  • 1620夜 『やわらかな遺伝子』 マット・リドレー − 松岡正剛の千夜千冊

    先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、

    1620夜 『やわらかな遺伝子』 マット・リドレー − 松岡正剛の千夜千冊
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    lbtmplz 2016/09/26
    遺伝子学はどの様に現在まで来たか。関連してgattacaという映画
  • 曼荼羅・パンドラ・反文学『石蹴り遊び』

    コルタサル『石蹴り遊び』が復刊されたぞ。 コルタサル『石蹴り遊び』が復刊されたぞ。 を読むとは扉を開けること。異世界であれ現実の別ver.であれ、向こう側に行くことだ。表紙を開くと文字通り扉があり、その向こうには知や異や現実を象った世界が広がっている。 ふつう物語は、「はじめ」「なか」「おわり」で構成され、この順で読者は世界に触れる。読者は最初のページから始め、一行ずつ文字列を追いかけて二次元的にページを把握し、そこから空間(三次元)・時間(四次元)を含めて物語を再創造する。最後のページに至るとは、作者から提示されたものが終わることを意味する。そこで読書を終了してもいいし、気になるところに戻ってもいい。だが、(物語の終了の如何にかかわらず)最後のページから先を読むことはできない。 こうしたお約束を、ぶっ壊したのがフリオ・コルタサル『石蹴り遊び』である。2冊読むと、これまでに読んできた、ど

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  • 伊集院光 公式ブログ Powered by LINE

    伊集院光オフィシャルブログ Powered by Ameba伊集院光オフィシャルブログ Powered by Ameba 所用で横浜中華街に出かけた。 久しぶりの中華街は、日曜日ということもあって大混雑。 以前と変わったと感じたのは、中国人観光客が多いこと。 中国から来て、旅先の日中華料理べたいものなのか? 僕は海外旅行に行くと必ずインチキ和レストランを尋ねるが、 あれとは意味が違いそうだが、、、。 もう一つ驚いたのは、タピオカ屋の数。 どこもかしこもタピオカ屋。コーラの販売機より多いかも。 この短い通りに何十万粒のタピオカが存在しているのやら。 タピオカの大河を想像してみる。 ブームとはそういうものだから、 儲かるとなれば二番煎じ三番煎じが出てくるのは当たり前だが、 そのスピードが加速してやしないか? ピータンを買いに入った中華材屋で聞いたが、 今や、中華材店の生タピオカ自体

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    lbtmplz 2016/09/24
  • 恐怖を科学する『コワイの認知科学』

    怖いとは何か? 怖さを感じているとき、何が起こっているのかを、脳内メカニズム、進化生物学、発達心理学、遺伝子多様性からのアプローチで概観した好著。 喜びや悲しみ、怒りなど、人の心は様々な情動に彩られている。なかでも「恐怖」は根源的なものであり、より生理的に近いように思える。怖いものをコワイと感じるから、危険や脅威から身を守り、生き残れてきたのだから。こうした漠然とした認識に、科学的な知見を与えてくれるのが書だ。「怖いもの」に対する脳内での反応や、恐怖の生得説・経験説の議論、怖さの種類や抑制メカニズムを、研究成果を交えながら解説してくれる。 たとえば、「ヘビはなぜ怖いのか?」の研究が面白い。もちろん、ヘビ大好きという人もいるにはいる。だが、一般にヘビは「怖い」ものと嫌われている。 いきなり「なぜ(why)」と問いかけると、聖書の原罪における役割や、ヤマタノオロチ伝説など、文化や哲学のアプロ

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    lbtmplz 2016/09/19
  • 『喰い尽くされるアフリカ』天然資源に群がる謎の企業たち - HONZ

    2000年10月、中国政府は中国-アフリカ協力フォーラム第一回会議を北京で開催し、江沢民国家主席(当時)が中国アフリカへの「対外進出」政策の推進を高々と宣言した。天然資源を軸とした中国アフリカ諸国の蜜月関係のはじまりである。 以降、2000年代初頭から今日に至るまで、欧米企業が主導していたアフリカでの資源開発に中国企業が次々と参入することとなる。後世の歴史家がグローバルな天然資源の配分のされ方を記す際には、2000年10月は「欧米の資源略奪システムを中国が乗っ取ったターニングポイント」として扱われるだろう。 この中国アフリカへの「対外進出」政策の最前線で巨額取引を次々と決めていったのが、あご髭と眼鏡が特徴的な徐京華(Mr. Sam Pa)というビジネスマンである。中国政府の元諜報員とも噂されている人物だ。 中国によるアフリカへの巨額取引は、一般的に、1,000億円単位の資金を低利で貸

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    lbtmplz 2016/09/17
  • 読書会の楽しみが十全に詰まった一冊──『プリズン・ブック・クラブ コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年』

    あなたは読書会に参加したことがあるだろうか? 読書会とは言ってみれば、を読んで、集まって、語り合うというただそれだけの会のことだが、これがなかなか奥が深い。はどうしたって読むのはひとりだが、3人いれば3通りの読み方があり、たとえ「この作品がおもしろい/つまらないのはなぜなのか?」ということであっても突き詰めて話し合うことで読みの違いが明確になる。友人同士であっても、登場人物の行動は善か悪か? 自分だったらどうしているのか? と普段と違う話題を語り合うのは楽しいものだ。 というわけで書『プリズン・ブック・クラブ–コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年』は、そんな無数の楽しみのある読書会を”男子刑務所で”一年間行ってきた著者のアン・ウォームズリーによる体験を綴った一冊になる。著者は囚人ではないが、月に一度開催されるこの刑務所読書会の創設者である友人に誘われたのだ。最初こそ、自身がかつて強盗被害

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    lbtmplz 2016/09/12
    囚人たちの読書会。なんて充実した会なのだろうか。読みたくなった
  • 今週のいただきもの:2016年9月4日週 - HONZ

    この時期脂の乗ったさんまは絶品ですね。目黒のさんま祭りが有名ですが、海に面していない目黒でどうしてさんまなのでしょうか。 実は落語に由来しています。 ある日、殿様が鷹狩りに出掛けた際お腹を空かせて道中で焼いたさんまをします。当時さんまは庶民の卑しいべものでしたが、べてみるとこれは美味しい。お城に帰ってからもさんまをべたいという殿様ですが、家来は焼いただけのさんまなんて殿様に出せません。脂をぬき、骨を取って、蒸したさんまを用意します。しかし全く美味しくなく、殿様はここでひとこと「さんまは目黒に限る」。鷹狩りの場所、目黒でべたさんまが忘れられなかったんですね。 それでは今週献いただいた新刊のご紹介です。 版元のみなさま、毎度ありがとうございます!

    今週のいただきもの:2016年9月4日週 - HONZ
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    lbtmplz 2016/09/11
  • 『地図の物語』創造力の拡張 - HONZ

    住居の間取図を見て楽しめる人がいるように、地図を見てその先の光景に思いを巡らせ楽しめる人もいる。地図上から読み取れる地形や街、河川の形状などから、その場所や住む人間達を想像し、あたかも自分もそこにいるような思いを馳せれる心地よさがあるからだ。 書はナショナルジオグラフィックから出版された地図を纏めた一冊である。太古の地図から、空想世界の地図、大遠征や探検の地図、衛星写真の地図まで、人々がどのように世界を捉え、想像し、工夫し、活用してきたかを美しい図版でたどることができる。 冒頭に紹介された写真で目を見開いてしまった。マンモスの牙に描かれた「パブロフ図」。紀元前2万5000年とあるが実はこの図自体、地図かどうか今も議論がなされているそうだ。もし当に地図だとすれば、これまで最古と考えられてきた紀元前700~500年頃の古代バビロニアの粘土板(イラク出土)よりもずっと以前の制作物となる。地図

    『地図の物語』創造力の拡張 - HONZ
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    lbtmplz 2016/09/07
  • 『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』愛していたけど、殺してしまいました - HONZ

    タイトルだけを見れば、自分には理解できない種類の人たちが、目を覆いたくなるような行為ばかり繰り広げる内容と思われるかもしれない。だがその予想は、大きく裏切られることになるだろう。最初はよくある感情の行き違い程度なのだが、それが引き寄せられるようにいくつも重なり合い、気付けば取り返しのつかないことになっているーーそんな印象だ。 書『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』で紹介される3つの事件は、実子への虐待、殺人、死体遺棄などで世間を賑わせたものばかりである。厚木市幼児餓死白骨化事件、下田市嬰児連続殺害事件、そして足立区ウサギ用ケージ監禁虐待死事件書はこれらの事件の詳細を、丁寧に追いかけたルポルタージュである。 ネグレクト、DV、嬰児殺し。この手の事件が起これば、その親たちは「鬼畜」と呼ばれ、その非道な行為は瞬く間に広まっていく。だが、犯人たちは、いずれも法廷でこう述べた。「愛していたけど

    『「鬼畜」の家 わが子を殺す親たち』愛していたけど、殺してしまいました - HONZ
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    lbtmplz 2016/08/23