普及が進むハイブリッド車・電気自動車だが、ご存知のように電気モーターと大容量で高電圧のバッテリーを搭載している。ここで気になるのが、衝突事故など車がこわれる事故のときに、感電など電気が原因の問題が起きないかどうかだ。 自動車やチャイルドシートなどの安全性能評価試験を行っている独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)では、ハイブリッド車や電気自動車について「電気自動車等の衝突時における感電保護性能試験」という、電気についての安全性を評価する実験を行っている。 これまでこの評価試験でチェックしてきた範囲は乗っている人が感電しないという「車室内」だけだったが、平成26年度からは対象が「車室内・外」と変わり、「車外」も含まれるようになった。事故によりバッテリーから車外に漏電していると、救助活動などに支障を来すおそれがあるからだ。今回、この感電保護性能試験の様子や、ハイブリッド車の事故を想定した