呼吸が苦しくなるような事件が起きました。しかも、立て続けに。 ベビーシッターマッチングサービス大手企業の登録シッターが、派遣先の子どもに対する強制わいせつ罪で逮捕されたのです。 保育サービスを運営する組織の一員として、そしてひとりの親として、今回の事件はまさに背筋が凍るものであり、全く他人事とは思えません。 二度とこんな悲しい事件を起こさせないためにはどうすればいいのか、自分なりに考えてみました。すると、同社だけでなく保育業界全体の構造的な問題があることがわかったんです。 そのひとつが、過去に性犯罪の前科がある者でも普通に保育現場で働けてしまうことです。 小児わいせつは再犯率が極めて高い犯罪です。性犯罪者の前科を調べたところ、過去に子どもに対する性犯罪の前科がある者が84.6%もいたという調査結果があります。 参照元:平成27年版犯罪白書, 法務総合研究所 アメリカの研究等では、1人の性犯