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「決断ミスの多い人」がわかっていない2つの原則 あなたは1日に何回くらい決断を下していると思いますか? ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、私たちは1日に最大で3万5000回の決断を下しているそうです。 決断は、どんな内容であってもストレスを伴い、脳に負担をかけます。その疲労が積み重なると、決断ミスが生じるようになっていくわけです。 よく「重要な意志決定は起床後から午前中に行うべき」と言われるのは、睡眠によって脳がリフレッシュし、十分な決断力を発揮できるから。7時台に起き、9時台に仕事を始め、ランチタイムを挟み、夕方に「疲れたな……」と感じるのは、脳の決断疲れも大きな要因となっています。 これは、決断力がある人も、ない人も同じです。決断というストレスにさらされる回数と時間が多ければ、どんなに優秀な人でもミスをするのです。 実際、圧倒的な技術を誇るトップアスリートもすべ
現場で受ける悩み相談の9割が身近な人間関係であることからも、ストレスの原因の多くは、人間関係に起因します。同じような状況や環境におかれても、それをストレスと感じてしまう人と、ストレスと感じない人がいるのも事実。日々の細かなことにイライラ、クヨクヨせず「ストレスに強い人」になることができれば、心も体も健康でいられます。 対人ストレスに「強い人」と「弱い人」の違いはどこにあるのでしょうか。違いを知ることで、ストレスコントロールを可能にする方法をお伝えしたいと思います。 対人ストレスに「強い人」と「弱い人」 まず、対人ストレスに弱い人の特徴を3つあげます。 (1)つねに人の顔色をうかがってしまう 相手のことを気にして、自分の意見を言いづらい。人の顔色をうかがって自分の思いや考えをのみ込んでしまうことの多い人は、つねに我慢を強いられ、心に負荷がかかっています。「悪いかな……」とか、「こんなことを言
「おふくろの味」という言葉を世に広めた日本の家庭料理研究の第一人者、土井勝さん。その数十年後、息子である土井善晴さんは「一汁一菜」という新しいスタイルを提案することで、家庭料理の形をアップデートした。 「土井勝の息子ということで、伝統的なものを踏襲する料理研究家なんだろうと思われることもあるんですけど、そうじゃない。私は料理界でも異端児みたいなもんですよ(笑)」 スイス、フランス、京都で修行を積んだ末に、土井善晴さんが家庭料理の道を選ぶことになったきっかけとは? 料理のジャンルは何でもよかった ――料理の道を志したのはいつ頃でしたか。 高校生のときにはもう決めてましたね。一刻も早く料理の道へ進みたいから大学へは行かないつもりでいたんですが、「いや今の時代、大学は行っておいたほうがいいんちゃうか」と周囲から言われたので、とりあえずは大学に入ったんですよ。 でもやっぱり心は早いこと料理の道に行
「もう少しお金に余裕があれば、自分がやりたいことに没頭できるんですが……」などと言っている人がいる。 お金がないから仕事時間を増やすしかない。働いている時間が長くなるから、どうしても自分のための時間が取れない、というわけだ。 ここからもわかるとおり、多くのビジネスパーソンにとって労働とは、「時間をお金に換える行為」になっている。だから、「お金さえあれば、労働(=時間の切り売り)をしなくてよくなるはずだ」という発想になるのである。 働く=何かをじっと我慢すること? 「働き方改革」が論じられる際に、すぐに「残業時間をどう減らすか」といったことがテーマになる背景にも、労働=就業時間という労働観があるのだろう。 しかし、働くとは「何かをじっと我慢すること」ではない。本当は家でダラダラしていたいのに、頑張ってオフィスにきて、一定の時間をおとなしく過ごした“ご褒美”としてお金がもらえているとでも思って
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山梨県の韮崎駅からバスで20分。日本一の日照時間を誇る明野という地に、中央葡萄酒が運営する広大なブドウ畑広がる。そのうちの3分の1は、日本固有の甲州種ブドウの樹。このワイナリーには、アルコール分が低く、本格的ワインには向かないとされてきた甲州種ブドウを使い、世界屈指のコンクールで金賞を受賞した女性醸造家がいる。 2014年6月某日、中央葡萄酒グレイスワインのeメールアドレスに、一通のメールが届いていた。広報の担当者は、イギリスから送られてきたそのメールを一読して、慌てて三澤彩奈に電話をした。 2008年、27歳のときから父親が四代目を務める中央葡萄酒グレイスワインで醸造責任者を務めている彩奈は、広報からハイテンションの電話を受けて、まさか!という驚きのあと、込み上げてくる喜びとともに深い安堵を覚えていた。 世界最大級のコンクールで金賞を受賞 世界約90カ国で発売されているイギリスのワイン雑
インド、中国では毎年数百万人単位でハングリーな大卒者が誕生。また、ネット・通信環境が 大きく改善したことで、定型業務やIT開発を新興国へアウトソーシングできるようになった。仕事の枠を日本人同士で争っていればよい、という時代は終わっ た。さらに、人口減少に伴う国内マーケットの縮小も追い打ちをかけている。 (司会・構成:佐々木紀彦) 【対談(その3)はこちら】 ——前回の対談では、「20年後には、日本人の半分は公務員になる」という予測から始まり、最後は、学生に対するキャリア教育の話になりました。今回は、社会人のキャリア戦略に話を展開していきたいと思います。 渡邉:藤原さんは著書の中で、社会人に対して、「二流の一番を目指せ。ニッチで一番を目指せ。まずは一つのことに1万時間、腰を落ち着けて取り組み、20代のうちに一つ武器を持て」と提言しています。 これからは「修正主義」の時代になるとしても、あっち
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