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書評に関するmaturiumのブックマーク (23)

  • 書評:「そうか、君は課長になったのか」 佐々木常夫 | タイム・コンサルタントの日誌から

    好著である。まず、題名がうまい。「そうか、君は課長になったのか」というタイトルからは、課長というマネジメント職の仕事の心得を書いた、というメッセージが自然に伝わってくる。おまけに、この口ぶりは上から目線だから、書いた人は会社社長か、少なくとも経営層の一員であることが分かる。それも、大企業のだ。 なぜ、大企業か。それは、君(たぶんかつての部下)が課長になったことを、著者が知らずにいて、気付かされたことを示すからだ。それは大きな会社でないと起こり得ない。経営者が部課長の顔と名前まで、すべてそらんじているような会社は、(売上や上場にかかわらず)中小企業と呼ぶべきなのである。著者は、大企業の経営層にいる。これが、読者に無意識な信頼度を与える。 書は、「石田君」という架空の相手に向かって、アドバイスを送る形式になっている。文体は、「ですます調」だ。これも好ましい。ていねいな文体、漢字とかなの比率

    書評:「そうか、君は課長になったのか」 佐々木常夫 | タイム・コンサルタントの日誌から
  • 不確実な状況に耐える力を学ぶ - 「ネガティブ・ケイパビリティ」を読んだ - $shibayu36->blog;

    自分は問題解決は得意な方だと思っている。しかし逆に不確実な状況・不安な状況・課題がある状況をそのままにして耐える力をもっと付けたいなと思っている。そこで最近目にした「どうにも答えの出ない、どうにも対処しようのない事態に耐える能力」であるネガティブ・ケイパビリティについて学ぶためを読んでみた。 ネガティブ・ケイパビリティ 答えの出ない事態に耐える力 (朝日選書) 作者:帚木 蓬生朝日新聞出版Amazon 正直、この歴史的な話とか雑談も多く、少し頭に入りにくかったが、一方で示唆のあることを学べた。例えば どうにも対処が難しい課題を見つけた時に、拙速に解決策を見出すのではなく、興味を抱いてその宙吊りの状態を耐えると良い。それによって深い理解に行き着く 問題解決があまりに強調されると、まず問題設定の時に、問題そのものを平易化してしまう傾向が生まれる。この時、複雑さを削ぎ落としているので、現実

    不確実な状況に耐える力を学ぶ - 「ネガティブ・ケイパビリティ」を読んだ - $shibayu36->blog;
  • これがユーザーの信頼を失うデザインだ! 最近のUIで見かけるダークパターンのしっかりとした知識が身につくデザイン書 -ザ・ダークパターン

    ダークパターンとは、WebサイトやスマホアプリのUIをユーザーに惑わせるデザインにし、ユーザーの個人情報や時間やお金をかすめ取る手法です。 たとえば、知らない間にメール配信が登録されていたり、料金に手数料が加えられていたり、登録は簡単なのに退会が難しかったり、キャンセルがクリックしにくいようにデザインされてたり、さまざまなダークパターンが存在します。 最近のダークパターンをはじめ、さまざまなダークパターンを反面教師として学び、制作側として気をつけたいポイントが解説されたデザイン書を紹介します。 ユーザーとして騙されないように知識を増やしておくのにも有用です。 著者は「UXライティングの教科書(紹介記事)」や「ザ・マイクロコピー(紹介記事」などでお馴染みの仲野 佑希氏。これまではライティング主体の解説書を紹介してきましたが、書はダークパターンの解説書です。デザインによるダークパターンだけで

    これがユーザーの信頼を失うデザインだ! 最近のUIで見かけるダークパターンのしっかりとした知識が身につくデザイン書 -ザ・ダークパターン
  • 「リーダーの作法」マネジメントに限らず、エンジニアとして仕事の作法について書かれた良書

    2022-08-08 リーダーの作法 ささいなことをていねいにを読み終えた。 著者は Netscape でマネージャー、Apple でディレクター、Slack でエグゼクティブを経験した Michael Lopp さんで、過去にBeing Geek や Managing Humans を書かれている。 翻訳の質も非常に高く、楽しく読めた。1 そんなにマネジメント関係を読んでいるわけではないが、HITH OUTPUT MANAGEMENT や、エンジニアのためのマネジメントキャリアパス ―テックリードから CTO までマネジメントスキル向上ガイド 同じくらい良い書籍で、学びや共感を多く感じた。 自分はマネジメントのポジションについたことはないが、仕事をしていくなかでマネジメント関係のソフトスキルや複数人でどうやってうまくリーダシップを発揮して、大きい問題を解決するかに興味があるので、良い書籍

    「リーダーの作法」マネジメントに限らず、エンジニアとして仕事の作法について書かれた良書
  • プロダクトマネジメントを学ぶための推しの書籍

    プロダクトマネジメントを学びたい人、プロダクトマネージャーにおすすめの書籍です。 以下、記載した書籍のリストです ## Product Management ### プロダクトマネジメントを広く理解する 「プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける」オライリージャパン (2020/10/26) https://www.amazon.co.jp/dp/4873119251/ 「プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで」翔泳社 (2021/3/3) https://www.amazon.co.jp/dp/4798166391/ 「INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント」日能率協会マネジメントセンター (2019/11/1) https://www.amazon.co.jp/dp/4

    プロダクトマネジメントを学ぶための推しの書籍
  • もっと早く知りたかった! 認知心理学による使いやすいUIデザイン、実務に役立つ知識をしっかり学べるデザイン書 -UIデザイン必携

    WebサイトやスマホアプリのUIデザインについて、実務に必要な役立つ知識と情報をさまざまな角度から学べる解説書を紹介します。 「わかりやすいUI」「使いやすいUI」ぼんやりと分かっているけど、うまく言葉にできない、明確に整理できていない、UIデザインの考え方を学びたい人にお勧めです。国内外の実例も多数掲載されており、非常に分かりやすい解説書です。 書は「UIデザインの教科書(紹介記事)」を大幅にリニューアルしたもので、2022年最新の環境にあわせて、構成および内容は全面的に刷新されています。デザイナーやディレクターをはじめ、デベロッパーやコーダーなどUIに携わるすべての人にお勧めします。

    もっと早く知りたかった! 認知心理学による使いやすいUIデザイン、実務に役立つ知識をしっかり学べるデザイン書 -UIデザイン必携
  • 土井善晴さん『スヌープ・ドッグのお料理教室』書評|晶文社

    「監房から厨房へ」と帯に謳っている。スヌープ・ドッグというヒップホップ界の超大物らしい――というのはわたしが全然知らなかったからである――ラッパーが、料理書を書いた。アルバム4000万枚、ユーチューブ再生100億回超……とある。養老孟司先生の『バカの壁』が440万部だから、10倍以上の破壊力だ。記載されるレシピはスヌープ・ドッグが生まれながらにべてきたものではない。ボス・ドッグと呼ばれるようになってからの彼の好みは、札束のように天井までおもいっきり積み重ねたパンケーキ。そう、ここに収まるレシピはこれまでべたくてもべられなかったセレブの贅沢パーティー料理、特製ソール・フードなどのプラチナレシピだ。 法律家であり美家であったフランス人のプリア・サヴァランが書いた「美味礼讃」に「あなたが普段からべているものを教えて欲しい。あなたがどんな人であるか、言い当ててみせよう」という言葉を、私は

    土井善晴さん『スヌープ・ドッグのお料理教室』書評|晶文社
  • 【読書感想】神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する 作者:フミコフミオKADOKAWAAmazon Kindle版もあります。 神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する 作者:フミコフミオKADOKAWAAmazon 書くだけであなたも天才になれる! 誰でも、簡単に・・・ 多くの人々の心を動かす文章がスラスラ書けるようになる! 自分だけの独自の世界観を演出することができる! オリジナルな物語がつくれるようになる! 書くことであらゆる悩みを解決できる! SNSの反応率がめちゃくちゃ上がる! そのための技術を、これ1冊にまとめました。 僕自身も長年のはてなユーザーで、フミコフミオさんの文章はずっと読んできました。 書かれていることは、どこまで「事実」なのか? あの「釣りタイトル」はどうなのか? 当に携帯電話で書いているのか? など、いろいろと思うところもあるのですが、虚実入り乱れていそうな

    【読書感想】神・文章術 圧倒的な世界観で多くの人を魅了する ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【読書感想】ジェイソン流お金の増やし方 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    あけましておめでとうございます。 2022年もよろしくお願い致します。 ジェイソン流お金の増やし方 作者:厚切りジェイソンぴあAmazon Kindle版もあります。 ジェイソン流お金の増やし方 作者:厚切りジェイソンぴあAmazon 芸人でもある厚切りジェイソンによる、初のお金に関する書籍。 これだけやれば貯まるのに…Why Japanese people!? どうしてお金が貯まらないの! ? どうやったらお金を増やすことができるのかに悩む人々へ送る、 簡単にできる、節約、資産を増やす方法、投資まで… お金を増やすため、強いては人生を豊かにするためののヒントが満載。 40代後半になって「投資」というものに目覚め、今さらながら「お金」に関するを読み漁っている「にわか投資家」の僕にとっても、「ああ、当たり前のことばかり書いてあるなあ」っていうなんですよ。 でも、こういう話って、「何が書い

    【読書感想】ジェイソン流お金の増やし方 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言
  • 【書評】荘園を知れば日本中世史が圧倒的にわかる!伊藤俊一『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』 - 明晰夢工房

    荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで (中公新書) 作者:伊藤俊一 中央公論新社 Amazon 学問とは来面白いもの、ということがこのを読むとよくわかる。書『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』は、荘園という一見地味で硬いテーマを扱っているが、その中身はといえば古代から中世末期にいたるまでのダイナミックな社会変動、土地制度にまつわる有名無名の人々の営みである。なにしろこの時代、人口の大部分は農民であり、荘園は農民の生活と労働の場であるから、荘園を知ることは中世社会そのものを知ることにもなる。荘園という覗き窓からみえてくる中世社会は、こちらの想像以上に活力と刺激に満ちている。これが面白くないはずがない。 荘園の実態は時代によって異なるが、第二章を読むと、摂関期における荘園は、江戸時代の農村とは異世界といえるほど違っていたことがわかる。天災が頻発し、古代社会の秩序が破壊されるなか、台頭

    【書評】荘園を知れば日本中世史が圧倒的にわかる!伊藤俊一『荘園-墾田永年私財法から応仁の乱まで』 - 明晰夢工房
  • 『スタンフォード式 最高の睡眠』を読んで、睡眠について知らないことがまだまだあったのかと感動しました - おたまの日記

    学生の頃、「ノンレム睡眠とレム睡眠は90分サイクルでやってくるから、睡眠時間は90の倍数にすると良い」と聞いて実行していた時期がありました。 もう10年以上前の話です。 さて、このを読んで、睡眠に関する研究はどんどん進んでいるんだなと感動しました。 スタンフォード式 最高の睡眠 スタンフォード大学は世界の睡眠研究の総山とのこと。 期待せずに読み始めたのに 睡眠に関する知見は「寝る前のスマホはだめ」「朝起きたら日光を浴びる」「毎日決まった時間に寝起きするべし」など、わかっちゃいるけど難しい…ということが多いなと思っていました。 正直言って、余り期待せずにこのを読み始めたのです。 しかし、このを読んで初めて知ることがたくさんあって驚きました。睡眠のためにベストなこと/ベターなことを理由とともに学ぶことができて良かったです。 大事なのは「最初の90分」←知らなかった! 冒頭に書いた「90

    『スタンフォード式 最高の睡眠』を読んで、睡眠について知らないことがまだまだあったのかと感動しました - おたまの日記
  • 一家に一冊、『批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義』廣野由美子 (中公新書) - ゴールデンレトリバー撫でたい

    (※再公開です) 批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義 (中公新書) 作者:廣野 由美子 発売日: 2005/03/01 メディア: 新書 批評ブログやりたいわけじゃないんだけど、物語作品の考察なり分析なり書こうとするとどうしてもこういうところの参照が要請されるので再確認のためにも出してきました。 日読書文化が誇る中公新書における名著の1つなので今更感はあるけど、こういうのは書いとくに越したことはないでしょう。今はこんなのも電子版出ててすごいね。 題名は「批評理論入門」となっているけど、思い切って言えばこれは「小説の読み方」を教えてくれるです。もちろん映画でもアニメでも物語ならなんでも役に立つ。このジャンルの入門書でこのを越えるものは令和3年の今でもおそらくまだない。入門書と言っても何度も読み返すに値する深みを持っている、正しく新書版の名著と呼ぶにふさわしいです。 1.

    一家に一冊、『批評理論入門―『フランケンシュタイン』解剖講義』廣野由美子 (中公新書) - ゴールデンレトリバー撫でたい
  • 私をつくった中公新書/読書猿

    森毅/竹内啓『数学の世界 それは現代人に何を意味するか』 安西祐一郎『問題解決の心理学 人間の時代への発想』 稲垣佳世子/波多野誼余夫『人はいかに学ぶか 日常的認知の世界』 中公新書について書く機会をいただいた。私は新書と文庫で育った人間なので(若い頃、高い学術書はいろんな意味で手が届かなかった)、思い出す中公新書は数え切れないほどある。しかし3冊を選ぶ、という約束なので、ここでは、自分が書いたり考えたりしているもののきっかけとなることで、今の読書猿をつくってくれた中公新書たちを取り上げたい。 『数学の世界』(通巻番号317)は、性向も文体も読者層もまるで異なると思われる二人、森毅と竹内啓を会わせる(合わせる)企画が愉快である。 対談、座談の多い印象のある森だが、このはその中でも出色の一品。大抵の場合、森毅のキャラクターが場の空気を制圧して、対談全体がゆるくホニャララなものになってしまう

    私をつくった中公新書/読書猿
  • 「なんでこんなに仕事が手につかないんだろう?」と悩む人に読んで欲しい話。

    すぐ隣で仕事をしている人が、こんなことを言っていた。 「なんで自分にはこんなに集中力がないんだろう?仕事をはじめても30分で耐えられなくなってしまう。昨日の夜は溜まっていた仕事になかなか手がつけられず、つい朝まで寝てしまった。」 私は答えた。 「科学的には、「とりあえず、5分でも10分でもやってみる」とやる気が出るらしいですよ。」 参考:どうにもやる気がおこらない時、やる気を出せる技術。 「やる気」は脳の研究分野の1つでもあり、科学的なアプローチも進められてきた。 脳科学者の池谷裕二氏は著書の中で、「やる気」について言及しており、「何かを始める」と、側坐核という脳の部位が活性化し、やる気が出るとしている。 これはつまり「気分」「マインド」が先ではなく、「行動することでやる気が出る」という、従来のイメージと逆の主張だ。 確かに個人的にこれは思い当たるフシが数多くあり、「やる気がでない」と言う

    「なんでこんなに仕事が手につかないんだろう?」と悩む人に読んで欲しい話。
  • ミスが全くない仕事を目標にすると、ミスが報告されなくなる『測りすぎ』

    たとえば天下りマネージャーがやってきて、今度のプロジェクトでバグを撲滅すると言い出す。 そのため、バグを出したプログラマやベンダーはペナルティを課すと宣言する。そして、バグ管理簿を毎週チェックし始める。 すると、期待通りバグは出てこなくなる。代わりに「インシデント管理簿」が作成され、そこで不具合の解析や改修調整をするようになる。「バグ管理簿」に記載されるのは、ドキュメントの誤字脱字など無害なものになる。天下りの馬鹿マネージャーに出て行ってもらうまで。 天下りマネージャーが馬鹿なのは、なぜバグを管理するかを理解していないからだ。 なぜバグを管理するかというと、テストが想定通り進んでいて、品質を担保されているか測るためだ。沢山テストされてるならバグは出やすいし、熟知しているプログラマならバグは出にくい(反対に、テスト項目は消化しているのに、バグが出ないと、テストの品質を疑ってみる)。バグの出具

    ミスが全くない仕事を目標にすると、ミスが報告されなくなる『測りすぎ』
  • [書評] アウトプット大全 を一ヶ月試してみて毎日のアウトプット力が着実に向上し始めた - My External Storage

    アウトプット大全を読み、一ヶ月試してみた感想を書いておく。 所感 著はアウトプットするためのTipsがひとつ2、3ページくらいの量でいくつもまとめられており、自分に合ったもの、すぐ始められそうなものから試すことができる。 著の「アウトプット」とは、「他人と話す」「アイデアを出す」という日常の小さなアウトプットも含まれており、ブログを書いたりなにか発信する媒体を持っていない人が読んでも参考になるはずだ。 私は読後一ヶ月程度いくつかのTipsを試してみたが後述する通りとても効果を感じたので今後も著のTipsに従うのを継続していきたい(そして他のTipsも取り入れていきたい)と思う。 どんななのか このには著者がまとめた80のアウトプットのTipsと、7つのトレーニングがまとめられている。 著者である精神科医の樺沢紫苑氏は実際に以下の圧倒的なアウトプットを継続しているとのこと。 メルマ

    [書評] アウトプット大全 を一ヶ月試してみて毎日のアウトプット力が着実に向上し始めた - My External Storage
  • 「ファクトフルネス」は、2019年に日本人がまず真っ先に読むべき1冊だと言えると思います。|徳力基彦(tokuriki)

    書籍「ファクトフルネス」は、TEDトークで、データに関する伝説のプレゼンテーションを遺したハンスロスリング氏が書いた書籍です。 彼のプレゼンテーションは、TEDトークの数ある人気プレゼンの中でも、私のダントツのお気に入り。 この動画の4分ぐらいからの1分間なんか芸術ですよね。 私たちが昭和の頃から思い込んでいる発展途上国という概念が、もはや適切ではない言葉であることを思い知らせてくれる楽しいプレゼンですし。 こんなにデータを分かりやすく楽しく見せてくれるプレゼンを見たのはこの時が初めてでした。 たぶんこのプレゼンを初めて見たのは2007年だったと思いますが、今でもあの時の感動は手に取るように思い出せます。 そんなロスリング氏の書籍が出たということで、日語版が出るのを楽しみに待ってたんですが。 光栄なことに中川さんから一足早く献いただいたので、早速読ませていただきました。 結論から言うと

    「ファクトフルネス」は、2019年に日本人がまず真っ先に読むべき1冊だと言えると思います。|徳力基彦(tokuriki)
  • 『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ロシア史上最悪の遭難怪死事件に挑む - HONZ

    一般に、は読めば読むほど物知りになれると思われがちだが、実際は逆だ。読めば読むほど、世の中はこんなにも知らないことであふれているのかと思い知らされる。その繰り返しが読書だ。 「ディアトロフ峠事件」をぼくはまったく知らなかった。これは冷戦下のソヴィエトで起きた未解決事件である。 1959年1月23日、ウラル工科大学の学生とOBら9名のグループが、ウラル山脈北部の山に登るため、エカテリンブルク(ソ連時代はスヴェルドロフスク)を出発した。 男性7名、女性2名からなるグループは、全員が長距離スキーや登山の経験者で、トレッキング第二級の資格を持っていた。彼らは当時のソ連でトレッカーの最高資格となる第三級を獲得するために、困難なルートを選んでいた。資格認定の条件は過酷なものだったが、第三級を得られれば「スポーツ・マスター」として人を指導することができる。彼らはこの資格がどうしても欲しかったのだ。 事

    『死に山 世界一不気味な遭難事故《ディアトロフ峠事件》の真相』ロシア史上最悪の遭難怪死事件に挑む - HONZ
  • ディストピア漫画『国民クイズ』で見る豊かだった日本 - はてな村定点観測所

    2016 - 01 - 06 ディストピア漫画『国民クイズ』で見る豊かだった日 『国民クイズ』という漫画をご存じだろうか。1993年に『モーニング』で連載されていたディストピアSF漫画だ。今となっては知る人も少なくて話題に出ることも少ないが、私は小さい頃にこの国民クイズを読んで強い印象を受けた。 1993年という時代はバブル経済が崩壊した直後で、まだ日は世界第2位の経済大国で、世界中に商品を売り歩き、アメリカの企業やロックフェラービルなど様々なものを買収していた豊かな国だった。将来の世界経済は日を中心に動くというも沢山あった。その時代を象徴する漫画で内容も皮肉に飛んでいて面白くオススメなので紹介させて頂きたい。 『国民クイズ』は未来を描いた漫画だ。日で革命が起き日国憲法が改正され、国民クイズが国権の最高機関として行政・立法・司法あらゆる面において優先されることになった。 国民ク

    ディストピア漫画『国民クイズ』で見る豊かだった日本 - はてな村定点観測所
  • 西原理恵子の言葉 - レジデント初期研修用資料

    西原理恵子の新刊 「この世で一番大事なカネの話」からの抜き書き。 努力のしかた 順位に目がくらんで、戦う相手を間違えちゃあ、いけない 目標は「トップになること」じゃない。これだけは譲れない、大切な目標を実現すること 肝心なのは、トップと自分の順位を比べて卑屈になることじゃない。最下位でも出来ることを探すこと。自分の得意なものと、限界点を知ること。やりたいこと、やれることの着地点を探すこと。最下位の人間には、最下位の戦いかたがある 「どうしたら夢が叶うか」って考えると、全部あきらめてしまいそうになる。「どうしたらそれで稼げるか」って考えれば、必ず、次の一手が見えてくる 「カネ」を失うことで見えてくるもの 銀玉親方に教わったのは、まず「負けてもちゃんと笑っていること」。これはギャンブルのマナーの、基中の基 ギャンブルでした失敗を、もし、どうにも笑えなくなったなら、それはもう、その人が受け止