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ブックマーク / white-cake.hatenadiary.com (16)

  • ある種の会話テンプレート封じ - wHite_caKe

    私、昔から何十回と無く繰り返して、嫌になってしまった、ある種の会話パターンがあるのです。 「シロイさんてさー、いかにも料理しなさそうだよねー(ニヤニヤ)。絶対しないでしょう」 「絶対しないってことはないすよ。一人暮らしの人間がまともなもんを安くべたいなら、自炊は良いことですからねい」 「うっそだー。絶対しないよシロイさーん。あのさあ、インスタントラーメンゆでるくらいのことは、料理って言わないんだよ?(またしてもニヤニヤ)」 とのたまう男性が多いのはマジでどうしてなのかしらん? ちなみに女性にこれを言われたことはありません。女性には逆に「料理好きそうだよね」と言われることがあるのですがー。 「いや、インスタントラーメンゆでるときだってありますけど、もうちょい手をかけることもございます」 「ふーん。じゃあさ、最近なんか作った? ナニ作った? 答えられないでしょ! ねえねえ!!」 「昨日の夕

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  • 家事と感謝のゲーミフィケーション - wHite_caKe

    先日、友人が 「喧嘩になるとパートナーが『あなたは家事をなにもやってない』と言ってくる。実際には分業してるのに、そういうことを言われるとすごく落ち込む」 という話をしていました。友人夫婦は三十代でホワイトカラー共働きです。 話をききながら解決が難しいなあと嘆息するだけだったのですが、その後うだうだ考えているうちに一つ思い付いたことがありましたので、書いておこうと思います。 解決案のごあんない この手のクレームは夫婦間で家事レベルに差があるから起こってしまうとよく言われています。 「標準的な夕とは一汁三菜、ただしパスタカレーなどの場合をのぞく」という夫と、「ハムエッグ丼と豆腐丼を交互に用意するのがやっと」というの分担というのは、「公平」になりづらいのです。 もしも 「うちは家事の負担は平等だから。夕飯の支度も半々ずつやってるし」 みたいなことを簡易丼ローテ丼が誰かに話しているのをきい

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    mikemade
    mikemade 2015/09/16
    やる気を出すための考え方として非常に参考になります。自分の中だけでもゲーム化したいな
  • こんな時だからこその福島の銘菓情報 - wHite_caKe

    今日、ツイッターで「こんなときだからこその福島の銘菓情報」をつぶやいてみたら、案外と好評でしたので、まとめなおしたものをこちらに掲載いたします。 福島のオススメ名物菓子を、私の独断と偏見で勝手に紹介! ぜひぜひお買い上げください。美味しいから損しないよ! 福島も潤うよきっと! 三万石 欧風饅頭エキソンパイ まずは欧風饅頭エキソンパイ! パイ皮にくるみたっぷりの餡がくるまれた和洋折衷のお菓子です。 あっさりと上品な甘みの餡と、香ばしくて歯ごたえのよいくるみと、バターの香りたっぷりのしっとりしたパイ皮のバランスがまさに絶妙。 洋風饅頭じゃなくて欧風饅頭ってかんじの味ですよ、何言ってるかわかんない人はべてみればきっとわかる! 和菓子やあんこが苦手が人も、エキソンパイはおいしいと喜びます。 昭和三十五年から長い間愛され続けてきた歴史が、一口で納得出来るお菓子です。 ままどおる(三万石) 地元の人

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その10〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 その9 文 2007年5月27日の日ダービー。 セキゼキさん(仮名)と私は、コースの内側から、レースを観戦していました。 1番人気馬と2番人気馬が興奮してオーバーペースで潰れる中、自分のペースをきっちりと守ってゆうゆうと先頭に立ったのは、アサクサキングスという人気薄の馬でした。 素人目からも、このアサクサキングスって馬が絶対勝っちゃう流れに見える、と私は思っていました。「紅一点の果敢な挑戦」とやらは、やはり無謀に終わったのか、まあ現実なんてそんなものだろうな、とも。 最後の直線にさしかかってもアサクサキングスはしっかりとセーフティリードを保っており、疲れた様子もありません。 このリードを覆せる馬は出てこないだろうな、と私が思ったその時。 後方の馬群から一頭、飛び出してきた馬がいました。 「うそだろ!?」 セキ

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その9〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 文 ドアの閉じる音が聞こえた瞬間、私はびくっと体を震わせて、目を覚ましました。 (いかん、またトイレで眠ってしまった) 2008年の夏、セキゼキさん(仮名)の病気が悪化した影響で、私の睡眠時間は極端に削られていました。 仕事中、どれほど忙しく手を動かしている時でも、意識を失いかねないほど眠くなる時があり、大抵は目を覚ますためにトイレに行ってそのままそこで寝てしまう、という事態がしょっちゅう起こるようになっていました。 当然、トイレでそれほど寛いだ睡眠ができるわけはなく、二、三分で目は覚めちゃうんですが、それでもトイレで寝ていることが同僚にばれたらどうしよう、と私は毎日怯えていました。 (セキゼキさんが調子が悪い日は、会社を休んで付き添ったりもしてるから、ただでさえFさんに嫌われてるもんね……) 私は手を洗いなが

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その8〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 文 セキゼキさん(仮名)が初めて真剣に見た競馬のレースは、1991年の有馬記念でした。 競馬ファンの方ならそれがどんな意味合いを持ったレースだったのか、もうお分かりでしょう。 91年の有馬記念は、スターホース、オグリキャップの引退レースだったのですから。 ファンに愛されたオグリキャップは、その年もファン投票では堂々の一位を獲得して、レースに臨みました。 二流の血統しか持たぬ馬と言われながらも数々の名勝負を制し、年上の絶対王者を下し、国際的大レースで世界記録のタイムを叩き出した、『芦毛の怪物』オグリキャップ。ファンの人気が集まるのも、当然のように思えます。 ですが。 馬は人間よりもずっと早く成長し、老化する生き物です。 91年の秋、オグリキャップは勝ち星から遠ざかって久しく、「オグリキャップはもうダメだ」、「衰えた」と評

    二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その8〜 - wHite_caKe
    mikemade
    mikemade 2010/04/16
    続きを!
  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その7〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 その6 文 2008年7月1日の夕方。 私は帰宅後、久しぶりに自分で事の用意をしていました。 まだ不安は拭えないものの、それでもとにかく復職までこぎつけたセキゼキさん(仮名)のために夕を作ってお祝いをしてあげたい、と思ったからです。 今でもあの時のメニューが思い出せます。 ミネストローネとアボガド入りのポテトサラダ、それにハンバーグ。 復職初日なのだから、セキゼキさんもそう遅くならずに帰ってくるだろうと考えながら、とにかく急いで手を動かしていたのですが。 (……それにしても遅いなあ、なにしてるんだろう。グループが違うと勤務場所まで違うってのは、こういうとき不便だね。同じ建物で働いていれば一緒に帰れたのに) 不安になって携帯にかけてみたのですが、セキゼキさんは出ません。 (まさか事故、とか) セキゼキさんの帰宅までには到底間に合わな

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    mikemade
    mikemade 2010/04/14
    また涙が出た。シロイさんはすごく立派だと思います
  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その6〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 その5 文 薬が効き始めたからといって、何もかもがきれいによくなるわけではありません。 少しずつ眠れるようになってきてはいましたが、それでもやはり、闇と共に訪れる恐怖と不安に、セキゼキさん(仮名)が押しつぶされそうになる夜もありました。 とはいえ。 辛いことが全部なくならなくても、ちょっとずつであっても減ってきている、というのは大いに励みになります。真面目に薬をのんで、できるだけ規則正しく、穏やかに暮らして、そうやって日々を積み重ねていけば、いつか何もかも元の通りになる日が来るに違いない、そう思えば、目前の辛さをなんとかやり過ごすことができます。 ある日、一緒にテレビを見ていたセキゼキさんが、ぽつりと呟きました。 「モンハンやりたいなー。モンハンならシロイと一緒に遊べるし」 テレビではちょうど、当時発売されたばかりの「モンスターハンターポータ

    二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その6〜 - wHite_caKe
    mikemade
    mikemade 2010/04/14
    本人ではなく、周りのこういう話はなかなか読めない。互助会みたいなものがどれだけ欲しかったか
  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その5〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 その4 文 あの頃の私が生活の中で、一番楽しみにしていたのは、「午後出張」でした。 帰社せずに直帰できるのが純粋に嬉しかったというのもありますが、何よりも電車の中で眠れるのがありがたかったのです。 普段通勤で使っていた電車は、どんな時間帯に乗っても混んでいて絶対に座れなかったので、電車で眠るというのは、無理でした。 ですが、午後出張の帰りに使うコースですと、乗り換えの際に「当駅始発」の電車を狙うことができました。 当駅始発ならば、前もってホームに並んでいれば、かなりの確率で座れる。 そして、座りさえすれば、最寄り駅まで40分以上の道のりを、まるまる眠れる! 「病院に行くか行かないか」という延々と続く口論で睡眠時間ががしがし削れていた当時の私にとっては、安心して眠れる40分間は非常な魅力だったのです。 ……まあ、あまりにも安心して眠りすぎたせいで体が前

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その4〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 その3 文 セキゼキさん(仮名)が繰り返し逃避行を続けた2008年3月27日から28日の二日間を、後に私たちは、「魔の二日間」と呼びました。 セキゼキさんにとってはこの「魔の二日間」は暗くて重い渦のようなもので、未だにしっかりと思い出すことができないのだそうです。おそらくこれから先も、きちんと思い出せるようになることはないでしょう。 私の場合は逆に、駅の改札でセキゼキさんに会ってから、最後に家に連れ戻すまでの過程は、焼き付いたように鮮明な記憶となっており、まるで昨日のことのようにはっきりと思い出せます。 ですが。 セキゼキさんを最後に家に連れ戻した時から、私の記憶は急に曖昧になります。断片的で時系列がはっきりとしないバラバラの思い出があるだけの空白の日々が、それからしばらく続きます。 あの頃のセキゼキさんはとにかくゾンビみたいだった、ということは覚えています

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  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その3〜 - wHite_caKe

    これまでの分 その1 その2 文 やっと帰ってきたところで、大袈裟に騒ぎ立てたら、セキゼキさん(仮名)はまた外に飛び出していってしまうかもしれない。 そう考えた私は、できるだけ何気ない風を装って、 「おかえりなさい。どこに行ってたの?」 と尋ねました。 セキゼキさんは短く、 「山」 と答えました。 山か……山ね……なんで山なんかに行ったんだろう、だいたいドコの山なんだろう。 「そうかー、山かあ。お昼はどうしたの? 何かべた?」 「しいたけ」 再び、単語だけの短い返答。 「そうかー、しいたけかあ。山だからしいたけくらい生えてそうだもんなあ。なるほどねえ……」 その時、私の頭の中に浮かんだのは、セキゼキさんが山の中を歩きながら、手近に生えていたキノコをとってそのまま口に放り込んでいる姿でした。 って、ええええええええ!? 「ちょっと、セキゼキさん、そのしいたけって、どこにあったやつ!?」

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    mikemade
    mikemade 2010/04/09
    つらくて涙が出ながら、叫びのくだりで笑った。ジェットコースターの繰り返しなんだよね。ゆれながら、少しずつ少しずつ良くなっていくんだ。しんどいけど、必ず寛解するって信じよう
  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その2〜 - wHite_caKe

    その1はこちら。 文 あの晩、私たちはぐるぐると当てもなく三時間ほど歩きまわりました。 セキゼキさん(仮名)は落ち着いたのか、それとも疲れたのか、「もうダメだ、早く終わりたい」と繰り返すのをやめ、黙々と歩くようになっていました。 気がつくと、いつの間にか私たちは駅の近くまで戻ってきていました。 「セキゼキさん、とりあえず今日は私の家に帰ろう。お腹も空いてるだろうから何かべようね?」 セキゼキさんはこっくりと頷き、私はテイクアウトのカレーを買いました。 事を終えたセキゼキさんは、 「さっきは走って逃げて悪かった。シロイが会社の人と手を組んでると考えるなんて、今思えば自分でも当におかしかったと思う」 と謝りました。 私はセキゼキさんが自分の異常さに気づけたことが嬉しくてたまりませんでした。この人はストレスで一時的に錯乱していただけで、やっぱり当におかしくなっているわけじゃなかったんだ

    二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その2〜 - wHite_caKe
  • 二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その1〜 - wHite_caKe

    2008年3月27日木曜日。 16時頃、私の携帯に、セキゼキさん(仮名)からメールが入りました。 今シロイの最寄り駅の近くにいるから 帰る頃メール欲しい。迎えに行きます 平日のこんな時間、勤務中の筈のセキゼキさんが、一体なぜこんなメールを……? 何かおかしなことが起きているんじゃないかという、もやもやした不安を抱えながら、私は「わかった。職場を出たらすぐにメールする」と返信し、その日は定時になるとすぐに、職場を飛び出しました。 改札を出てすぐのところに、セキゼキさんは立っていました。 「どうしたのセキゼキさん、今日は仕事はどうしたの?」 「行けなかったんだ仕事……どうしても電車に乗れなくて今朝……ホームで何も電車を見送って……でもどうしても足が動かなくて……」 その答えを聞いた瞬間、やはりそうか、と私は心中ひそかに呟きました。ここ数ヶ月、セキゼキさんの情緒が目に見えて不安定になっているよ

    二年間のハジマリとオワリとツヅキ〜その1〜 - wHite_caKe
    mikemade
    mikemade 2010/04/06
    わかりすぎて泣ける
  • 最低な男さんへ - wHite_caKe

    コメント欄に数日前にいらしていた「最低な男」さんへ ちなみに私自身は「最低な男」さんを別に最低だとは思っていません。世の中にはDVとかモラハラとか多重債務とかギャンブル依存とか、上には上というか下には下というか、とにかくもっといろんな最低要素を持った方がいらっしゃいます。 「最低な男」さんは誠実さも常識もある程度持ち合わせた方であるなと、コメントを読んで感じました。どうかご自身を「最低な男」などと不正確にカテゴライズなさらないでくださいな。 まずご質問に対してお答えいたします。 で、最後に、私が聞きたいことは現在、何か彼氏に偶然会ったら伝えたいことは何ですか? ん〜と、率直に言って何もナイですね。しばらく考えましたが、ナイです。 私は確かに辛い思いもいたしましたし、恨みに思う気持ちなんかも存在したわけですが、そのくらいのことを元彼が想定していないわけがないと思いますし。 アレは辛かった、悲

    最低な男さんへ - wHite_caKe
    mikemade
    mikemade 2009/06/25
  • 魔女の一撃 - wHite_caKe

    シロイです。まだこのブログを見に来てくださっている方、当にありがとうございます。おひさしぶりでございます。 気がつけば、ここも一年以上更新されていませんでした。 その間にも覗きに来てくださった方がいらっしゃるのでしょう。まことに申し訳ございません。 一年間の更新休止中、「何かあったのでしょうか?」みたいなメールをいただいてしまったこともあったりしました。 そこには更に「何か事情があるのではと思いながら話に持ち出す事、すみません」という優しいお言葉が綴られていまして、私はそのメールを見たあと自己嫌悪で「あああああああ」と叫びながら部屋の中をごろごろと三分ほど転がりました。 ブログが滞ってしまった理由は、さほど深刻なものではなく、実は一年ほど前ぎっくり腰になってしまったからなんです。 ドイツ語でぎっくり腰のことを「魔女の一撃」と呼ぶと聞きましたが、適切なネーミングですね。邪悪極まりない魔女の

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    mikemade
    mikemade 2009/06/09
    うわあ嬉しい
  • ある種のドッペルゲンガーみたいな その1 - wHite_caKe

    これから昔むかしのお話をします。 まだブログツールなんてものを使っている人は見当たらなくて、テキストサイトが全盛だった時代の話。 あの時代の空気がまったくわからないひとには一部ぴんとこない箇所があるかもしれないですが、そのあたり基的にNO説明ですすめさせていただきます。わかるひとだけわかってください。 その頃、私もちっぽけな個人サイトを持っていました。メモ帳でHTMLぽちぽち打って作ったやつ。一日数十人の訪問者で大喜び、普段は数人くるかこないかの、さびれた場所。 それでもちょっとでもアクセス数が増えてほしくて、その道を模索したくて、時々自分のサイト名で検索かけて、 「どこかのサイトがうちを好意的に紹介してくれているところを発見したいなー」 なんてむなしい期待を募らせていたのですが。 ある日。 私は自分の期待とはまったく違うものを発見してしまったのでした。 当時。 サイト名で検索をかけると

    ある種のドッペルゲンガーみたいな その1 - wHite_caKe
    mikemade
    mikemade 2009/02/04
    大好きだったので大変かなしい(今さら)
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