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ブックマーク / politas.jp (11)

  • あの戦争を生き残った私からあなたへ(飯田進)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

    あの戦争とは何だったのか。 あれが「防衛のための戦争」であったという見方は根強くある。しかし他方で、あれが「侵略戦争だった」と言われれば、そう思われる歴史的な筋もないことはない。 そのように世の中を二分するような全く異なる見解があるとき、正邪を軽々しく論ずるわけにはいかない。いずれの立場にも考えがあり、部分的に見ればそれぞれの主張には論拠があるからだ。あの戦争の背景にはかなり複雑な要因があった。それは、70年の時を経た今なおそう思う。 一口に言えば、日人はそもそも浮き上がっていた。それは誰も否定できないはずだ。 私もその中の一人である。1941年の末に太平洋戦争が始まり、まだ20歳にも満たなかった感受性の強い時分の私は、いわゆる「興亜青年」のはしくれだった。「日は神国である」という極めて単純な考え方──あまりに神がかり的で、独善的な思想がその背景にあった。 そもそも日の近代とは、欧米

    あの戦争を生き残った私からあなたへ(飯田進)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
    moerrari
    moerrari 2015/12/31
    "何よりも残酷だったのは、やってしまった行為ではなくて、そうせざるを得なかったという一連の成り行きを理解することだった。大東亜戦争の意義を信じて戦場でやってきたことを、全て否定せざるを得なかった。"
  • 認識は常識から——最低限、母国語が通じる日本であってほしい(三浦俊彦)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

    国家や民族の質はやはり言語でしょうね。たとえば日国に属して日文化を誇りに思うためには、日語が正しく機能していなければなりません。ところが、簡単な単語が組み合わさっただけで日語が俄然怪しく見えてきて、「俺は日を愛せるのか、愛するどころか恥ずべきではないのか」と自信が揺らいでくるのだから厄介です。 最近は「歴史認識」という言葉ですかね。「国や民族ごとに解釈の違いがあって当然」「正解は立場次第」みたいな一種ものわかりの良さが漂う言葉……。だいぶ前のことですみませんが、昭和天皇が「そういう文学方面はあまり研究もしていないのでよくわかりません」と宣ったシーンが思い起こされます。 あの頃はともかくとして昨今「歴史認識」と呼ばれる争点(?)のいくつかは、「認識」などと言い立てるまでもない「常識」でしょう。辞書を見ればすむレベル。難しそうな装いに値しないナマの事実。 たとえばアジア・太平洋戦争

    認識は常識から——最低限、母国語が通じる日本であってほしい(三浦俊彦)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ
    moerrari
    moerrari 2015/10/17
    "ソ連軍の満州侵攻はアメリカからの要請だった/オリンピック作戦や決号作戦/重巡インディアナポリス/原爆投下を聞いて当時の日本の軍人や政治家が「天祐だ」と言った"
  • 【総選挙2014】テレビ局弾圧と独裁へのホップ・ステップ・ジャンプ――日本の民主主義が壊れて行く(古賀茂明)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    以下の記事は、「古賀茂明と日再生を考えるメールマガジン」からの転載(若干の修正有り)です。 安倍氏に代わって出された問題文書 11月18日の安倍総理による解散表明後、解散前日の20日付けで発出されたある文書。私がそのコピーを見たのは、それから1週間近くも経った11月26日のことだった。 この文書の発出者は、自民党副幹事長の萩生田光一氏と報道局長の福井照氏だ。萩生田氏は、総裁特別補佐も務める安倍総理の側近の一人だ。しかも、安倍氏は、自分自身の直接の関与を否定しつつ、その内容は問題ないとして、要請そのものを肯定した。従って、この文書は、安倍氏に代わって発出されたものだという位置づけがはっきりとしてしまった。 全ての番組に宛てた手紙でバラエティにまで圧力 この文書のあて先は、在京テレビキー局の編成局長と報道局長だ。報道局長は、各テレビ局のニュース番組などを担当する責任者だから政党とは関係が深い

    【総選挙2014】テレビ局弾圧と独裁へのホップ・ステップ・ジャンプ――日本の民主主義が壊れて行く(古賀茂明)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    moerrari
    moerrari 2014/12/14
    言論統制
  • 【総選挙2014】皆様って誰のことだよ?(赤木智弘)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    朝日新聞社提供 今回の選挙は自民党の圧勝という結果に終わることは間違いないであろう。それについてはとっくに諦めが付いている。だが、それでも自分なりに納得する投票をしたいと思い、いろいろ考えてはいる。そうした中でふと思ったことがある。 立候補者たちは選挙カーから「皆様のために頑張ります」とにこやかに手を振るが、はたして彼らの頭のなかにある「皆様」とは一体誰のことなのだろうかということだ。 まず、選挙において大々的に「お前たち貧乏人のことなんか、苦しもうが死のうが知ったことではありません。私は金持ちと大企業だけの利益を考えています!」とか「公務員と労組が生き残るために、非正規労働者をドンドン使い捨てにします!」とか「日の核をすべてフクシマに集めて核の捨場にしてしまえ!」などと主張する政治家はいない。たとえ心のなかではそうであったとしても、すべての政治家が一応は「皆様のために頑張ります」と主張

    【総選挙2014】皆様って誰のことだよ?(赤木智弘)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    moerrari
    moerrari 2014/12/14
    "もちろんトリクルダウンなんてインチキだし、積極的な再分配政策を行わない限り、本質的な意味での景気回復、つまり国内での十分な景気循環は行われないだろう。"
  • 【総選挙2014】「感情」に支配されない賢い有権者になろう(塚越健司)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Alex(CC BY 2.0) 人は理性よりも直感を優先する 今年2月に行われた東京都知事選に向けたポリタスの記事において、筆者は日社会やインターネット上に存在する空気の問題について言及した。人は複雑な論点を考える前に、誰が誰が支持しているか、あるいは誰が「良いことのようなこと」を言っている「ようだ」、という空気に敏感になってしまう。現代政治はとかく複雑な構造であると感じるからこそ、空気の読みが重視されるのだ。 他方、個別の政策・論点を考える前に、我々は直感的に政党や個人の好き・嫌いを判断している。そうした直感こそが人の根底にあり、理性とは直感を正当化するための手段として使用されていると、アメリカの社会心理学者ジョナサン・ハイト(1963〜)は著書『社会はなぜ左と右にわかれるのか』(高橋洋訳、紀伊國屋書店、2014年)の中で主張する。 アメリカ大統領選で問われた人の道徳

    【総選挙2014】「感情」に支配されない賢い有権者になろう(塚越健司)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    moerrari
    moerrari 2014/12/14
    "与党であれ野党であれ、感情に訴えるのは当然の行為である。だからこそ感情的な動員の方法論を理解することもまた、有権者である我々にとって当然の行為であろう。"
  • 【総選挙2014】首相が「どの論点を避けているか」にも目を向けてみる(山崎雅弘)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    Photo by Chatham House(CC BY 2.0) 2014年の衆議院議員選挙は、決定権を握る首相が(形式上は唐突に)「解散総選挙」を選択した真意が判然としないこともあり、メディアの側も選挙報道の軸となる「争点」を明確に絞り込めていないように見えます。 私は、既に「争点」として論じられている個別の問題よりも、むしろ「現政権が最終的にこの『国』をどんな形へと作り替えることを目指しているか」を重視して、一有権者としての「総合的評価」を行うつもりでいます。その分析評価においては、第二次安倍政権が経済政策や安全保障政策などの諸問題の決定過程において国民に見せた姿勢や説明内容に加えて、同政権の発足から二年間における日国内の社会的様相の変化と、同政権が記者会見等で質問されても論点化するのを避けて「一切触れようとしない」問題は何なのかという点にも目を向けて、判断の材料としています。 1

    【総選挙2014】首相が「どの論点を避けているか」にも目を向けてみる(山崎雅弘)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    moerrari
    moerrari 2014/12/13
    "現在の内閣を構成するほとんどの国会議員は、「戦前・戦中レジーム」の精神的支柱であった「国家神道」系の宗教的政治団体に所属"
  • 【総選挙2014】亡命はなぜ難しいのか?(國分功一郎)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    © iStock.com この夏以来、ずっと亡命のことを考えている。 きっかけは実に他愛ないことだった。夏休みに旅行先のコンビニで偶然、手塚治虫の漫画『アドルフに告ぐ』を買い、これを読んだのである。 この漫画は、第二次大戦を挟む数十年を生きた3人のアドルフを巡る物語である。その一人、アドルフ・カウフマンは日人とドイツ人のハーフで日生まれだが、父親の希望によりヒットラー・ユーゲントを養成するドイツの学校に送られてしまう。ハーフであることに多少の劣等感をもっていた彼は、誰よりも努力して優秀な成績を収める。また、当時彼らに任されていたユダヤ人狩りの仕事にも熱心に取り組む。 ところがある日、アドルフは美しいユダヤ人の少女、エリザに出会う。夜も眠れないほどの激しい恋心を抱いたアドルフは、彼女には生き延びて欲しいと考え、命がけで、エリザとその家族を国外逃亡させる計画を練る。彼女たちが住む地区で、ま

    【総選挙2014】亡命はなぜ難しいのか?(國分功一郎)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
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    moerrari 2014/12/13
    "マスメディアに圧力をかけ、広告代理店の知識を使って世論を導き、政府批判が忌避される雰囲気を作り出している。"
  • 【総選挙2014】アベノミクスに、アベノリスクを見る(八木啓代)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    © iStock.com アベノミクスの盲点 衆院解散総選挙が決まった。 デフレからインフレへといざなうはずの消費税8%が消費を冷え込ませて、実感としての経済は冷え込み、国債格付けは下がり、もはやスタグフレーションであるという声も出る中、これから2年後には明らかに経済政策の失敗が誰の目にも明らかなほどに露呈して批判が増え、苦戦になることを見越した上で、今ならまだ確実に勝てると見越しての、任期を半分も満たさないうちの解散総選挙であろう。 この状態で、アベノミクスを問うと言われて、いったい、どう返答すればよいのだろうか。 アベノミクスが主眼にしている経済政策では、法人を減税優遇し、さらに円安誘導することで、輸出企業の海外流出を防ぐというが、実際のところ、長年続いていた円高と、なによりも人件費の問題で、主だった輸出企業はとっくに海外に生産拠点を移している。私の知るメキシコでも、バヒオと呼ばれるメ

    【総選挙2014】アベノミクスに、アベノリスクを見る(八木啓代)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    moerrari
    moerrari 2014/12/13
    "日本の法人税率は世界一高いという都市伝説があるが、もちろん事実ではない/トヨタが2009年3月期から2014年3月期までの5年間、法人税を1円も払っていないことはつとに知られた事実である。"
  • 【総選挙2014】“共犯者”のあなたへ(浅井久仁臣)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    © iStock.com 最初にお尋ねします。あなたは今回の安倍首相の解散総選挙に納得されていますか? メディア報道を見ていても、インターネット上でも、また日常生活においても、解散総選挙が皆さんの話題に上ることはあっても、どこか他人事のような話ぶり。 「町の声」は生活の苦しさに言及するものの、安倍政権の強引な手法や公約違反への怒りや憤りを口にするひとはホンの一握りです。政権そのものへの支持率は40%を割るところまできましたが、総選挙の比例の投票先はいまだに圧倒的に自民党。真剣に行く末を考えているようには見えません。 安倍晋三氏は2年前、「まず、復興。ふるさとを、取り戻す」と大見得を切り、「脱原発への意気込み」や「選挙制度の抜的な見直し、衆院の定数を削減する」などを選挙公約に盛り込んで衆院選に臨みました。 選挙に圧勝して安定過半数の議席を確保すると、安倍首相は報道陣を引き連れて被災地入りし

    【総選挙2014】“共犯者”のあなたへ(浅井久仁臣)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    moerrari
    moerrari 2014/12/13
    米国に逆らう姿勢を見せたトップは引きずり下ろされるという話。
  • 【総選挙2014】白熱しない選挙教室(瀧本哲史)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来

    哲史 (京都大学産官学連携部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授/エンジェル投資家) 2014年12月13日 Photo by 陳 ポーハン(CC BY 2.0) 金曜日の午後は京都大学で授業をやっている。後期は「意思決定論」というタイトルで、様々な素材を用いて、正義論、法的な問題解決思考、財務的な意思決定、ゲーム理論、統計などありとあらゆる学問の思考様式を提示して、一つの問題について様々なアプローチが可能であることと、その相対性について考えさせる。今週の授業は、週末に衆議院選挙を控えていることもあって、選挙を素材にすることにした。といっても、今回の選挙に関わる特定の政党や政策の是非については一切扱わない。公職選挙法上の問題もあるし、学生の多くは有権者ではないし、そもそも、今回の選挙に私はほとんど関心がないからだ。 いつもの通り、私の授業は質問からスタートする。

    【総選挙2014】白熱しない選挙教室(瀧本哲史)|ポリタス 「総選挙」から考える日本の未来
    moerrari
    moerrari 2014/12/13
    "政治に対して無知だからではなく、「よく知っているからこそ、無関心である」という「政治的無関心」研究の知見"
  • ポリタス ー 政治にプラス

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    moerrari 2014/12/13
    津田大介の立ち上げた政治情報サイト
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