有機フッ素化合物の「PFAS」のうち、有害性が指摘されている2つの物質について、千葉県柏市の水路で国の暫定目標値の最大36倍となる濃度が検出されました。 県などはさらに調査を進めて原因を特定するとしています。 有機フッ素化合物の「PFAS」のうち、「PFOS」と「PFOA」の2つの物質は有害性が指摘され、国内でも製造や輸入が禁止されています。 千葉県内では、柏市と白井市の境界を流れる川の調査地点で、少なくとも5年前からこの2つの物質をあわせた濃度が国の暫定目標値の1リットルあたり50ナノグラムを上回って検出されています。 県などは原因を調べるため先月、周辺の川や水路あわせて11か所で追加調査を行いました。 その結果、海上自衛隊下総航空基地に近接する柏市内の水路の3か所で、いずれも国の値の、20倍以上の濃度が検出され、最も高いところでは36倍となる1800ナノグラムに上ったということです。