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福祉に関するnamawakariのブックマーク (197)

  • 年金世代の大いなる勘違い - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    先日スウェーデンで開かれた国際社会政策学会で報告してきた呉学殊さんと話していて、「たった5%の消費税を上げるのに猛反対するのが人気を博するような日はもう終わりかも」という話から、その理由として考えた話ですが、ちょうど「dongfang99の日記」というブログで書かれていた「年長世代の「小さな政府」志向」ともつながる話なので、簡単に。 http://d.hatena.ne.jp/dongfang99/20100725 >近年支持が高い政治家や政党に共通しているのは、ラディカルな「小さな政府」路線であることである。 >そしてさらに気になるのは、どうも年金生活に入っているような、質的にラディカルな改革を好まないはずの年長世代のほうが、こうした政治手法への支持がより高いらしいことである*1。年金・医療への関心の高さから言って、この世代が当の意味での「小さな政府」を望んでいるとはとても思えない

    年金世代の大いなる勘違い - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    namawakari
    namawakari 2010/07/27
    “自分が今受け取っている年金を社会保障だと思っていないんです。まるで民間銀行に預けた金を受け取っているかのように思っているんです。”
  • 福祉における子どもと高齢者の非対称性 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    ニッセイ基礎研究所の遅澤修一氏が、「福祉における子どもと高齢者の非対称性--なぜ老人手当ては問題にされないのか-」という面白いエッセイを書いています。 http://www.nli-research.co.jp/report/researchers_eye/2010/eye100712.html >子ども手当てに関する批判が止まない。 >だが不可解なのは、子ども手当てに対してだけ、なぜこれほどまで風当たりが強いのかということである。たとえば、基礎年金の3分の1には税金が投入されている。少なくとも税金部分については、言わば「老人手当て」と呼んでもよいはずだが、これは所得や資産に関係なく支払われるバラマキである。子ども手当ての批判に照らして言えば、富裕層にまでばらまき、後の世代にツケを回し、消費性向が低い層に金を流すので景気対策にもならない政策が、何の批判もなく継続されているのである。また、年

    福祉における子どもと高齢者の非対称性 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    namawakari
    namawakari 2010/07/13
    “日本型システムにおいては、高齢者は豊かでも社会全体で面倒見るけれども、子どもは貧しくても親が面倒見ろよな、となる”
  • 知的障害者と選挙 - リツエアクベバ

    娘は今年19歳になる。二十歳になれば娘にも参政権が与えられる。「参政権」、これは「参加」する権利。そして選挙での投票。二十歳になれば娘にも「投票のご案内」が来る、娘の名前が書かれた紙で。選挙に行かないで棄権することもできるけれど、行って白紙票のような「無効票」を投じる権利はあるんだろうか、あると認めてもらえるんだろうか。それが「参政権」の「参」で当に保障されているんだろうか。 そして実際に娘の投票日の行動を決める「義務」は保護者に渡される。 親の葛藤 知的障害をもった娘の選挙権について/Yahoo!知恵袋 娘を連れていっしょに行くことも、娘を置いて私たち両親だけが行くことも納得がいかず、親である私たちまでずっと棄権をしております。 決めきれない後ろめたさで自分たちも棄権。わっかるなあと思う。なんつーか、こう、「置いていく」のがねえ、どこか納得いかないんだなあ。自分たちが棄権を選ぶ予測は無

    知的障害者と選挙 - リツエアクベバ
    namawakari
    namawakari 2010/07/13
    これまで考えが及ばなかった話。
  • 生活保護世帯の何%が働いているか? - 情報の海の漂流者

    つーか、根的に勘違いしているようだけど 生活保護受給者の多くは働いてるよ。 働いていないのは病気等で働けない人だけだ。 http://anond.hatelabo.jp/20100710092949 いや、君がカン違いしてるんじゃないかな。 生活保護って働くとそれだけ受給金額が減るから大半の人は働いてないよ。 生活保護受けて働いている人なんて数パーセント。 そもそも働ける人はほとんど生活保護通らないんだから。 http://anond.hatelabo.jp/20100710114808 そして、id:y_arimですが、生活保護受給者の就労率について少し調べてみました にて、id:y_arimが生活保護世帯の就労率は低いが、その理由は違うのではないか? と指摘したという流れ。 僕は現場を知らないので確証を持てないが、これは、id:y_arimの指摘が正しいように思える。 その上で、いく

    生活保護世帯の何%が働いているか? - 情報の海の漂流者
    namawakari
    namawakari 2010/07/12
    フリーライダーはそれほど多くない模様。
  • 2010-07-11

    追記あり(hamachan先生の回答エントリへのコメントのコピペ) 両方ともわりと読者が多そうなブログなので、できれば書き込みはしたくなかったのだが、気になったのでついつい書き込んでしまった。 前者については、「アカデミック」ジャーナリズムと称するには、やや数字の見せ方・解釈・比較の作法が粗雑で、かつ推論に基づく断定的な表現が多かったのが気になったのでコメントした。後者については、立岩氏への批判がやや表層的に感じたのでコメントした。今後はコメントするにしても、もっと短く簡潔にするのが課題。 北欧型モデル?増税すれば幸せになれるの? 井出草平 http://synodos.livedoor.biz/archives/1456672.html 以下、自分のコメント シノドスは「アカデミックジャーナル」で「専門知に裏打ちされた言論を発信」とのことなので、ご参考までに、下記のスウェーデン人のマクロ

    2010-07-11
  • 第4の原理「あそしえーしょん」なんて存在しない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    下の「冷たい福祉国家の幻想」のdojinさんのコメントがつきました。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-a1fa.html このあたり、ちょっと筋道はずれますが、むかしブログのあるエントリのコメント欄で、(妙なイナゴ諸氏の乱舞するなかで)ちょっとやりとりしたことがあります。 http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_b2d6.html(構造改革ってなあに?) >いなば: あと、飯田君はご自分の経済政策論と労働・社会政策論をそんなに無理矢理対立関係におかれる必要はないと思います。 ぼく自身は『教養』では連帯指向の社会運動・社会政策にもっぱら「後衛」、マクロ経済的に言えばビルトインスタビライザーとしてのみ肯定的な位置づけを与え、好況期にはむしろ市場に

    第4の原理「あそしえーしょん」なんて存在しない - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    namawakari
    namawakari 2010/07/11
    “我々の手持ちのカードは、国家と市場とムラなんですから、その原理をどう組み合わせるか、で考えていくしかない”
  • id:y_arimですが、生活保護受給者の就労率について少し調べてみました

    http://anond.hatelabo.jp/20100710114808 つーか、根的に勘違いしているようだけど 生活保護受給者の多くは働いてるよ。 働いていないのは病気等で働けない人だけだ。 http://anond.hatelabo.jp/20100710124911 いや、君がカン違いしてるんじゃないかな。 生活保護って働くとそれだけ受給金額が減るから大半の人は働いてないよ。 生活保護受けて働いている人なんて数パーセント。 そもそも働ける人はほとんど生活保護通らないんだから。 どっちが当なんだろう? と思って調べてみました。とりあえず「生活保護受給者 就労率」でGoogle検索。 生活保護制度における就労支援の有効性と生存権の保障 http://www.ec.kagawa-u.ac.jp/~tetsuta/jeps/no5/Miyamoto.pdf (以下、強調は引用者によ

    id:y_arimですが、生活保護受給者の就労率について少し調べてみました
    namawakari
    namawakari 2010/07/11
    “被保護世帯は高齢者・傷病者・障害者世帯で約80%を占めるので、就労支援の対象は母子・その他世帯の約20%が中心となる。そのため本来就労できる状態である人自体が少ない”
  • 『外国人は生活保護で優遇されているか』

    MONEYZINE 2010/6/20 ―――以下引用―――― 「外国人が日の国民年金受給者より多額」 生活保護受給世帯の増加で浮かび上がる問題点 生活保護受給世帯が過去最多となった。外国人受給者の増加や生活保護をめぐる「貧困ビジネス」の問題が浮上している。 厚生労働省の発表によると、今年3月に生活保護を受けた世帯は前の月より増え、全国で134万3944世帯に上り、過去最多となったことが分かった。月平均でみると、09年度は約127万世帯で、前年度の約115万世帯を約12万世帯上回っている。一方、生活保護を受けている人数は、09年度が約176万人で、前年度のより約17万人増加。増加傾向に歯止めがかかっていない。 そもそもこの生活保護制度は、「資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する

    『外国人は生活保護で優遇されているか』
    namawakari
    namawakari 2010/06/22
    id:m-matsuokaじゃあ、ホームレスにも生活保護が受給されやすくなるよう頑張ろうぜ!差別なくしたいんでしょ?/id:m-matsuokaなぜ、優先順位つけるのかわからん。両方やればいい。“高齢化した無年金世代”は立派に弱者でしょ
  • 福祉レジームと剥奪 - 社会学者の研究メモ

    Rudd Muffels and Didier Fouarge, 2004, "The Role of European Welfare States in Explaining Resources Deprivation". Social Indicators Research 68: 299-330. ちょっと一言ではまとめにく内容でしたが、簡単に言えば個人の(相対的)剥奪を個々の属性と、その個人がいる国およびレジームタイプによって説明してみた、という内容。メインの結論としては、剥奪指数は「北欧型社会民主義≒大陸型コーポラティズム<リベラル<南欧型」の順に高いものでした。また、日常的ニーズが満たされていないという意味での剥奪は、所得とはかなり違った分布と規定要因を持っている、ということでした。 細かい内容。 データ:ECHP(European Community Household P

    福祉レジームと剥奪 - 社会学者の研究メモ
    namawakari
    namawakari 2010/05/19
    “一見すると家族機能をどんどん外部化した方が社会が機能する、という流れに見えなくもないですが、その実は家族負担を減らすことで家族「本来」の機能を促進する、といったほうがいいのかも”
  • 「社会的弱者に雇用の場を」中島隆信慶応義塾大学教授 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    5月10日には、「社会的弱者」と雇用に関する中島隆信先生の論考が掲載されています。見出しには「「比較優位」の仕事探せ 社会全体にメリット」とあります。現在、労働政策審議会障害者雇用分科会において国連障害者権利条約の批准に向けた議論が進んでいますが、その上でも重要な考え方を含んでいて興味深い内容だと思います。 為念あらかじめ申し上げておきますが、私はいわゆる「社会的弱者」の救済は必要だと思いますし、就労を通じて可能な限りの自立をはかることが重要だと考えています。そのためには一定の公的な支援も必要ですし、企業も応分の努力をはらうべきだと思います。このエントリでは中島先生の議論のプロセスに批判的な感想も書くと思いますが、上記の結論について否定しようという意図は一切ないことをおことわりしておきたいと思います*1。 長引くデフレ経済がもたらす失業率の悪化と厳しい就職事情は、仕事に就いている人と就けな

    「社会的弱者に雇用の場を」中島隆信慶応義塾大学教授 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    namawakari
    namawakari 2010/05/17
    比較優位、ノーマライゼーション、パターナリズム…
  • 福祉切り詰めの政治 - 社会学者の研究メモ

    政治学よりの話ですが、関連分野なので備忘録的に簡単なサマリ。 Paul Pierson, 1996, "The New Politics of the Welfare State". World Politics, 45: 143-179. 一言でいえば、「福祉の切り詰め(welfare retrenchment)がいまいち進まないのは、政治家が福祉受益者の票を気にしてるからだ」という内容でした。 もうちょっと詳しくまとめると... リサーチクエスチョンは次の通り。「旧来の説明枠組み(経済学、権力資源論)が予測するほどは、現状の福祉国家での社会支出は切り詰められていない。どうしてか。」 答えは次の通り。 まず事実把握として、「グローバリゼーションによって一国政府の社会政策の効果が縛られている」「新興国のせいで賃金下降圧力が強まっていて、企業内福祉の切り詰め圧力がかかる」というストーリーは経

    福祉切り詰めの政治 - 社会学者の研究メモ
  • ある日、あなたが、長時間労働できなくなったら。〜「迷走する両立支援」を読みました〜 - kobeniの日記

    こんにちは、kobeniです。きょうは長めなので前置きなしです。この↓を読んだ感想を書きます。お忙しい方は見出しだけ読んでみてくださいね。 迷走する両立支援―いま、子どもをもって働くということ 作者: 萩原久美子出版社/メーカー: 太郎次郎社エディタス発売日: 2006/07メディア: 単行購入: 11人 クリック: 82回この商品を含むブログ (37件) を見る 「少子化対策」機運の高まりにより、2000年以降の「家庭と仕事の両立支援策」は、かつてないほど進んだと言われます。2003年に次世代育成支援対策推進法が成立し、「ファミリーフレンドリー企業」等の言葉も聞かれるようになりました。このは、両立支援の追い風の中で、出産や育児を迎えた母親達に100人近く取材を重ねることで見えてきた、両立支援にかかわる幅広く複雑な問題を、丁寧に書いています。 最初にことわっておくと、このでは、いわ

    ある日、あなたが、長時間労働できなくなったら。〜「迷走する両立支援」を読みました〜 - kobeniの日記
    namawakari
    namawakari 2010/04/24
    “社会全体が「残業体質」「24時間営業」であることも、原因と言えるかもしれません”これを変えるには、消費者が利便性をある程度諦める必要があるが無理だろうなあ。そこで政府の出番なんだが…
  • 2010-04-21

    今朝の日経「経済教室」に、チャールズ=ユウジ・ホリオカ大阪大学教授と、神田玲子総合研究開発機構研究調査部長による「高まる個人のリスク、「社会」で公平負担が必要」という論考が掲載されています。 http://www.nikkei.com/paper/article/g=96959996889DE2E4E2E6EBEBE3E2E0E2E2E6E0E2E3E29997EAE2E2E2;b=20100421(要登録です) 私には目新しい論点でかっこいいのですが、まず例によってごく大雑把で乱暴な要約を試みます。 リスクが顕在化したときに、個人が全責任を負うことは必ずしも合理的ではなく、政府によるセーフティーネットを含む所得再分配政策と、市場機能がリスクを軽減する上で重要な役割を担う。 エスピン・アンデルセンによれば、先進国の政策体系は(1)市場メカニズムによる分配を重視する「自由主義レジーム」(米国

    2010-04-21
  • 介護保険財政の「限界」 - 研究メモ ver.2

    介護保険「限界」 市区町村の半数「国や県が運営を」(朝日新聞) http://www.asahi.com/health/news/TKY201004200512.html 市区町村が運営している介護保険について、首長の約半数が「都道府県や国が運営するべきだ」と考えていることが、朝日新聞の全国自治体アンケートでわかった。財政難などを理由に「限界だ」との声が多かった。介護保険制度は2012年度見直しが予定されており、今後、財源問題も含めて運営のあり方の議論が格化する。 調査では、市区町村長の48%が運営主体を「都道府県や国にするべきだ」と回答。町村長に限ると、過半数の54%に上った。 「このままでは地方の自治体は負担増に耐えられない」(岩手県の町長)、「介護も国民健康保険と同様に、自治体による運営は困難になると思う」(宮城県の市長)など、財政難が主な理由だ。 (中略) 運営の広域化を求める理

    介護保険財政の「限界」 - 研究メモ ver.2
  • 研究メモ 『所有と国家のゆくえ』+ちょっとだけ本田ブログ閉鎖事件(追記あり)

    今日は泊り込みの介助(介護)の仕事の日。寝付けないのでパソコンを借りて書くことにした。時期的には、『所有と国家のゆくえ』で扱われているネタについて時間をかけて書きたくないし、田ブログ閉鎖事件についてはもっとそうだ。最近はそういうことについてあまり考えていない。だけど、せっかくだし、なるべく単純に、書くことにしよう。あまりの内容には触れずに、立岩氏と稲葉氏の立ち位置について書く。 所有と国家のゆくえ (NHKブックス) 作者: 稲葉振一郎,立岩真也出版社/メーカー: 日放送出版協会発売日: 2006/08/01メディア: 単行購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (57件) を見る 『所有と国家のゆくえ』についてはブログ上では 『所有と国家のゆくえ』反響 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060903/p2 『所有について

    研究メモ 『所有と国家のゆくえ』+ちょっとだけ本田ブログ閉鎖事件(追記あり)
    namawakari
    namawakari 2010/04/17
    追記の引用に唸った。
  • ベーシック・インカムへの違和感 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    今朝の日経新聞の連載記事「インタビュー領空侵犯」で、経済評論家の山崎元氏がベーシック・インカム(BI)の導入を主張しておられます。 「例えば1人月5万円を配ると、家族4人なら月20万円。なんとか暮らせます。生活保護や年金、失業給付などはBIに一元化します。…社会を維持するためには所得の再配分が必要です。…”中抜き”無しでやる方が効率的です。BIは社会保障を単純化し、透明・公平・低コストにします」 ───財源はどうしますか。 「1人月5万円なら1億2,500万人で年に75兆円。2007年度の社会保障給付は年金が約48兆円、医療が約29兆円、その他福祉が約14兆円でした。医療は今の仕組みを残し、年金と福祉の財源計62兆円を置き換えれば、あと13兆円。消費税なら5%強です。…社会保険庁もいらないので浮いた経費を回せます」 ───誰も働かなくなるのではありませんか。 「…働く意欲を妨げません。稼げ

    ベーシック・インカムへの違和感 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
    namawakari
    namawakari 2010/03/16
    “経済評論家からみれば「能力の低い奴等はBIを貰って清く貧しく生きてくれ」「BIを導入して職業訓練やマッチングにはカネを使わないのが『効率的』だ」と思うのかもしれませんが”
  • 政策レジーム論によるNIRA報告書「「市場か、福祉か」を問い直す」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    総合研究開発機構(NIRA)から公表された報告書「「市場か、福祉か」を問い直す-日経済の展望は「リスクの社会化」で開く-」は、エスピン・アンデルセン流の福祉レジーム論を駆使して、日の経済社会のあり方を大胆に提言した骨太の報告書で、是非とも多くの政策に関わる方々に読まれる値打ちがあります。 http://www.nira.or.jp/outgoing/report/entry/n100305_426.html サマリーは: http://www.nira.or.jp/pdf/0906summary.pdf 文は: http://www.nira.or.jp/pdf/0906report.pdf 一言で言うと、 >20 年近くほぼ一貫して続く日経済の長期停滞は、少なくとも「生活水準の低下」、「生活、雇用、老後などに対する不安・リスクの増大」、「所得格差の拡大」という点で家計に悪影響を及

    政策レジーム論によるNIRA報告書「「市場か、福祉か」を問い直す」 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
    namawakari
    namawakari 2010/03/11
    “その意味では「折衷」でない社会民主主義なんて現実には存在しないと思います”
  • Taejunomics日本では本当に機会の平等が担保されているか

    堀さんのブログのご意見の一部に意見があるので記事にしました。 堀さんはこう説かれています。 ”機会の平等は、僕は、基的には、日においてはかなり担保されている、と思っている。義務教育が行われており、奨学金が支給されているので、随分と平準化されていると思うからだ。 (中略) 努力をしていない弱者に、手を差し伸べる必要は無いと思う。また、努力をしない人々を優遇するような施策は、貧欲と怠け癖を引き起こし、日を滅ぼす結果となろう。” 形式的な意味での機会の平等については、仰る通りだと思います。アルバイトと奨学金で高校、大学と卒業した友人は、僕の周りにも沢山います。そして、ある程度の大学を出れば、貧困家庭に生まれてもそれを脱することができるというのは事実です。僕自身、家は貧しかったけれど、学問のおかげで今の職業に就いている。 ただし、実質的な意味での機会の平等は、担保されていないと感じます。ここ

  • 第15回現代規範理論研究会:後藤玲子「正義と公共的相互性」について

    第15回現代規範理論研究会:後藤玲子「正義と公共的相互性」について 吉原直毅 一橋大学経済研究所 2006年4月24日 第15回現代規範理論研究会は4月22日土曜日に開催され、立命館大学の後藤玲子さんをお迎えして報告してもらった。この研究会は、毎度、幅広いスタイルの研究者・大学院生が集まってくる。後藤さんの今回の報告は、近年の生活保護制度見直しの動向の中で、老齢加算、母子加算などの段階的廃止が検討されてきているのであるが、そうした動向を規範理論的に批判するものだ。厚生労働省の社会保障審議会福祉部会「生活保護制度の在り方に関する専門委員会」でそうした議論が為されてきており、後藤さんは委員の一人だった。制度見直しのこうした動向には、近年の高齢化や不況などもあって、生活保護受給者の人数も、またその受給期間も増えており、将来的な財政的負担の懸念という側面もある。また、現在の制度は生活保護受給者の自

    namawakari
    namawakari 2010/03/11
    “「人はどのように行動すべきか」という問いと、「人はどのように行動するだろうか」という問いの違いを良く踏まえておかねばならない”短いが重要な文章。
  • 路上生活者:34%に知的障害の疑い 東京・池袋で調査 - 毎日jp(毎日新聞)

    東京・池袋で臨床心理士らが実施した調査で、路上生活者の34%が知能指数(IQ)70未満だったことが分かった。調査グループによると、70未満は知的機能障害の疑いがあるとされるレベル。路上生活者への別の調査では、約6割がうつ病など精神疾患を抱えている疑いも判明している。調査グループは「どうしたらいいのか分からないまま路上生活を続けている人が大勢いるはず。障害者福祉の観点からの支援が求められる」と訴えている。 調査したのは、千葉県市川市職員で路上生活者支援を担当する奥田浩二さん(53)ら臨床心理士、精神科医、大学研究者ら約20人。池袋駅周辺で路上生活者を支援する市民団体と協力し、格的な研究の先行調査として昨年12月29、30日に実施。普段炊き出しに集まる20~72歳の男性168人に知能検査を受けてもらい、164人から有効回答を得た。 それによると、IQ40~49=10人▽IQ50~69=46人

    namawakari
    namawakari 2010/03/02
    “「どうしたらいいのか分からないまま路上生活を続けている人”がここまでやってこれたのは、ホームレス間の横の繋がりも大きいのかもしれない。それ故に抜け出せなくなっている面もあるのだろうが。