本国の差別に便乗クルド人に対する差別を行ってきたのは、「日本第一党」のような右派団体だけではない。インターネットを通して匿名の差別が広がるきっかけとなったのは、ある右派ジャーナリスト(ネット上でのデマや差別発言によって、多数の名誉棄損裁判で敗北していることで知られている)による、埼玉県ではクルド人による犯罪が多発しているという扇動だ。およそ根拠のないデマなのだが、昨年7月、クルド人グループ同士の争いが障害傷害事件に発展し、被害者が搬送された埼玉県の病院の前にクルド人およそ100人が集まったという騒動があった。この事件は全国紙でも大きく報道されたが、先述の右派ジャーナリストらはこの事件を誇張して広め、「クルド人は怖い」というイメージを形成した。当事者や支援者らは、、確かにこの事件はよくないことであったが、100人のほとんどは、むしろ同胞の暴発を止めるために集まった人たちであったと説明している
埼玉県川口市に住むクルド人との共生問題を扱った22日放送のABEMAのニュース番組「ABEMA Prime」で、Xでは柴田さんが映った画像が拡散。テロップには「取り締まり強化なぜ?『一部外国人』と共生は」としか記されていないが、投稿には「柴田阿弥 嫌なら日本人が引っ越せばいい」という文面が添えられている。 この投稿には「何を言ってるのか。自分の発言の意味をわかってるのだろうか」「頭いかれてて草」などとネガティブなコメントが目立つ。さらに「ジャーナリスト」を名乗る石井孝明さんが25日、自身のXに「この柴田阿弥という人物、クルド人問題で日本人が引っ越せばいいと本当に言ったのでしょうか。これタレント永久追放レベルに発言でしょうに、拡散希望」と引用投稿。「言ったという人とそうでないの話があります。めんどくさいので見ない。柴田阿弥氏の発言。みなさんどうぞ」と、真偽確認をしていないことを示唆するコメン
関東大震災直後の混乱の中で、事実無根のデマが飛び交い、被災とは別の悲劇が起きた。アナキストの大杉栄らが憲兵に殺害された事件では、6歳の幼い少年の命も奪われた。「犬共ニ虐殺サル」と墓碑に刻んだ父親の無念は、どれほどのものだったか。事件から100年となる16日、最後の墓前祭が営まれる。 犠牲になった橘宗一(むねかず)少年は、大杉の妹あやめと貿易商の惣三郎の長男として、1917年に米国で生まれた。23年に帰国。9月1日に大震災が起きたときは、横浜に滞在していた。 約2週間後、おじの大杉や、大杉の妻の伊藤野枝に連れられて東京へ行った際、麴町区(現千代田区)大手町にあった憲兵隊本部で絞殺された。遺体は古井戸に投げ込まれた。憲兵大尉・甘粕正彦が首謀者とされる「甘粕事件」だ。 当時の軍部は大震災後の社会の混乱を好機と捉え、社会主義者の一掃に乗り出した。もともと存在しなかった「朝鮮人の暴動」の背景で、社会
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