新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行してからきょう(5月8日)で1年。私たち、NHK首都圏局では、コロナ禍が残した教訓と新たな感染症への備えについて考えます。この1年、皆さんの暮らしに変化があったか、街なかで話を伺いました。 ご自身の経験や感染対策への疑問など、皆さんのご意見をこちらからお寄せください。 (首都圏局/記者 古賀さくら)
新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行してからきょう(5月8日)で1年。私たち、NHK首都圏局では、コロナ禍が残した教訓と新たな感染症への備えについて考えます。この1年、皆さんの暮らしに変化があったか、街なかで話を伺いました。 ご自身の経験や感染対策への疑問など、皆さんのご意見をこちらからお寄せください。 (首都圏局/記者 古賀さくら)
カレーの盛り付けをする馬屋原亨史さん=東京都新宿区新宿2で2024年4月24日午後3時ごろ、平塚雄太撮影 行列が絶えなかった東京・新宿御苑近くのカレー店「草枕」が4月28日、17年の歴史に幕を閉じた。スパイスを配合するには匂いを嗅ぎ分けられる鼻が欠かせない。しかし、店主の馬屋原亨史(うまやはらりょうじ)さん(45)が新型コロナウイルスに感染し、後遺症で嗅覚障害になった。「やめたくないけど、匂いが分からないからどうしようもない」。無念の決断だった。 コロナ前はテレビや雑誌で話題の人気店 2007年にオープンした店は13年に移転し、雑居ビルの2階にあった。大手グルメサイトで高得点を獲得し、新型コロナ感染拡大前のランチタイムは20席がいつも満席。3階や4階に続く階段には行列ができていた。 馬屋原さんは北海道大出身。学生寮の「恵迪(けいてき)寮」で仲間と自炊をする中で、ルーを使わないカレー作りに目
Published 2024/04/23 22:37 (JST) Updated 2024/04/24 15:12 (JST) 新型コロナウイルスのワクチンに関するツイッター(現X)での書き込みについて、医師でミステリー作家の知念実希人氏から「デマ」と投稿され名誉を毀損されたとして、元衆院議員で弁護士の青山雅幸氏が550万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、東京地裁は23日、2件の投稿が青山氏の社会的評価を低下させたと認め、110万円の賠償と削除を命じた。 青山氏は2021年6月、ワクチン接種と不妊との関連性を否定するような政府の見解に対し、「『中長期的リスクは全く不明』が正しい」などとツイッターに書き込んだ。これに対し、知念氏は「デマだ」と投稿した。 下山久美子裁判官は青山氏の書き込みは「ワクチンのリスクは不明との立場を繰り返し表明しているだけで、ワクチンで不妊になるとの見解を述べてい
新型コロナウイルスの患者数が増えています。都内にある病院では感染力が強いとされる新たな変異株、通称「エリス」の割合が増えて一般の医療にも影響が出ています。 新型コロナの感染者数が、いわゆる“第9波”を迎えています。先月28日から今月3日までの1週間に報告された感染者数は全国で10万1289人。医療機関1カ所あたりの平均は20.50人で、5月8日に「5類」に引き下げられて以降、最も多くなっています。 昭和大学病院 相良博典院長:「感染拡大していく強さというのは今、流行しているEG.5は強いんじゃないかなと思っています」 現在、感染が広まっているのは世界保健機関が先月、注目すべき変異株に指定したオミクロン株の新たな系統「EG.5」、通称「エリス」とみられています。 東京・品川区にある昭和大学病院です。コロナ患者が増えるなか、解析の結果、約6割がEG.5だということです。現在、コロナ病床12床に
埼玉県は、県立高校5校で今月3日と4日に文化祭が開かれたあと、新型コロナに感染した生徒が相次いで確認されたことから、この5校を学校閉鎖としました。埼玉県によりますと、生徒の新型コロナの感染が相次いで確認…
コロナに対策する警戒心も薄れてきたのか、そんなコロナが身近でもまた流行っているので、身近な人への警告の意味を込めて私がコロナにかかった経験をここに記録しておきます。
世界各国のウイルス研究者が注視しているコロナ変異株「BA.2.86」 「これはヤバいかも......」。世界各国のウイルス研究者がそう声を漏らすほど、注視している新型コロナの変異株がある。 「BA.2.86」と呼ばれるその変異株は、世界保健機関(WHO)が「監視下の変異株」に分類し、アメリカ疾病対策センター(CDC)も追跡することを明らかにするなど、日に日に注目度が増しているが、日本のメディアではほとんど報じられていない。 BA.2.86は、なぜ今これほどまでに騒がれているのか? 新型コロナ変異株の動向に詳しい、東京大学医科学研究所の佐藤佳(さとう・けい)教授に聞いた。 * * * ■オミクロン株出現のときの空気感に近い新型コロナの「5類移行」後、初めての夏を迎えている日本。8月も後半に入り、XBB系統の変異株によってもたらされた「第9波」も「そろそろピークアウトか......?」と思って
新型コロナウイルスの感染者が再び増加傾向にあり、日本医師会の理事が7月5日の記者会見で「現状は第9波と判断することが妥当だ」と指摘した。5月に5類感染症へと分類が移行したことで、コロナに対する身構え、心構えがさらに分断されている現実が浮かびあがりつつある。ライターの宮添優氏が、5類となり行政の関与が薄まったことで戸惑う人々の声をレポートする。 * * * 街を歩けば半数以上の人がノーマスクで、もはや「コロナ禍明け」ともいわれる昨今。新型コロナウイルスは2023年5月に「5類感染症」へ移行し、様々な制限が無くなった。それ以降、居酒屋やレストラン、デパートや遊園地などのレジャー施設には人があふれ、丸3年続いたコロナ禍の鬱憤を晴らそうと、競いあっているようにさえ見える。そんな、浮き足だった世の中にも関わらず、神奈川県在住で中学三年の娘を持つ主婦・中野晴美さん(40代)は、もう何度目かの「コロナの
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会会長の尾身茂氏は6月26日に「第9波が始まった可能性がある」と発言した 3年以上、われわれの生活を縛ってきた新型コロナ。今年5月8日に5類に移行したあたりからは日常の風景がなんとなく戻りつつあったが、ここに第9波が来るってぇ!? ......ホント? 第8波の集団免疫は? 重症化はしないんでしょ? 意識に幅がある今、知っておきたいこと全部。 ■勘違い①コロナ禍は終わった。第9波はもう来ない新型コロナが季節性インフルエンザなどと同じ感染症法上の5類に移行してから1ヵ月余り。夏本番を直前に控えて「コロナ第9波」の足音が聞こえ始めている。 政府の新型インフルエンザ等対策推進会議で議長を務める尾身茂氏も6月26日に行なわれた岸田首相との面会後に「第9波が始まった可能性がある。日本は高齢化が進んでおり、高齢者をどう守るかが大切だ」と発言。 5類移行で感染者数の
新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、県内の病院に勤める医師は想定を上回るペースで入院患者が増えているとして、このままでは必要な医療を提供できなくなるおそれがあると指摘しています。 NHKの取材に応じた永田恵蔵医師によりますと、県立北部病院では連日、複数の患者が救急外来で受診し、29日現在、18人が入院しているということです。 こうした入院患者について永田医師は「症状がかなりきつい人や肺炎を起こしている人もいて、感染が拡大しているし、悪化する人も増えてきている印象だ。入院患者は高齢者が多いが、基礎疾患などリスクを抱えた40代や50代も入院している」とし、想定を上回るペースで入院患者が増えていることを明らかにしました。 そして「ほかの疾患に医療資源が割けない状況になりつつある。このまま増えると県内全地域で手術や外来が制限された去年の夏に近い状況となり、医療が必要な人に提供できない状況にな
インタビューに答える政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長=5月1日、東京都千代田区【時事通信社】 新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ5類に見直され、3年余りに及ぶ「コロナ禍」が転機を迎えた。政府と感染症専門家の間で調整役を担いつつ、情報発信を続けたのが尾身茂・政府コロナ対策分科会長だ。感染流行は続くのか。政府と専門家に溝はあったのか。危機下で望ましい政治家の姿とは。5類引き下げを控えた5月初め、尾身氏に「失敗の本質」と「次への備え」を聞いた。(時事通信政治部 纐纈啓太) 【図解】新型コロナ流行の波と主な出来事 完全にガードを下げるのは早い―現在の感染状況と、求められる対策は。 5類になるからといって感染がゼロになるわけではない。今は第8波が下げ止まり、感染が少しずつ増えている地域もある。人の動きは活発になっている。ただ、どれだけ感染者が増え
後遺症、5類移行後も警戒 4人に1人「ブレーンフォグ」―治療に平均195日・新型コロナ 2023年05月08日07時06分配信 【図解】新型コロナウイルスの後遺症に伴う症状別割合 新型コロナウイルスを巡っては、倦怠(けんたい)感や頭痛などの後遺症に悩まされる患者も多く、治療期間は長期化する傾向がある。感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行した後も、診療に当たる医師は「感染対策を続ける必要がある」と呼び掛けている。 感染力増、致死率は低下 コロナ変異株、次々出現―専門家「5類後も警戒を」 世界保健機関(WHO)は後遺症を「2カ月以上続き、他の疾患では説明できない症状」と定義している。ウイルスの残存や感染に伴う免疫反応などが影響しているとみられるが、原因は解明されておらず、治療法も確立していない。 岡山大病院は、2021年2月~23年4月に同病院の専門外来を受診した68
本Webサイトでは、エムスリー株式会社が保有する医療リアルワールドデータであるJAMDAS(日本臨床実態調査)をベースとした国内患者数に関する推計値と、厚生労働省または国立感染症研究所(NIID)による公表値を掲載しています。 JAMDASデータは、統計処理された集計データとして個人と紐づかない形で医療機関から提供されており、一切の個人情報を含みません。 新型コロナウイルス感染症新規陽性者全数報告に関する厚生労働省からの公表が2023年5月8日をもって終了したため、本Webサイトにおける新型コロナウイルス感染症新規陽性者の公表値の更新も、2023年5月8日分をもって終了しています。 JAMDASは国内約4,100医療機関(2022年12月時点)由来の臨床データに基づくデータベースで、検査結果等も含んだ前々日までの臨床データをリアルタイムに反映しています。 JAMDAS推計値は、医療機関の受
新型コロナウイルスの出現から3年半近く。 5月8日、新型コロナは感染症法上、毎年流行するインフルエンザと同じ扱いになり、対策は個人に委ねられることになりました。 今後、コロナの感染はどうなっていくのか、そして、どう対応していけばいいのか。 専門家として対策の先頭に立ってきた政府分科会の尾身茂会長は「コロナが終わったわけではない」と強調します。 「非常にしたたかなウイルスと戦ってきた」こう語る尾身さんの目に、いまコロナはどう映っているのか、聞きました。 日本では感染者増えると死亡者が増える状況 Q.感染症法上の位置づけは季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しましたが、新型コロナのリスクは下がったと見てよいのでしょうか? A.感染の第1波から第8波までの推移を振り返ってみてみると、日本ではこれまで感染拡大を経るごとに、感染による致死率が下がってきています。 多くの人は「これで普通の病気にな
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが、8日から季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に移行しました。今後、法律に基づいた外出自粛の要請などはなくなり、感染対策は個人の判断に委ねられるほか、幅広い医療機関での患者の受け入れを目指すなど、3年余り続く国のコロナ対策は大きな節目を迎えました。 新型コロナの感染症法上の位置づけについて、厚生労働省は外出自粛の要請や入院勧告などの厳しい措置をとることができる「2類相当」として対策にあたってきましたが、8日、季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。 移行後は、国はこれまでのように行動制限を求めることができなくなり、感染対策は今後、個人の判断に委ねられます。 また、これまでのように限られた医療機関で患者を受け入れる体制から幅広い医療機関で対応する体制を目指すとしていて、これまで無料にしてきた医療費の窓口負担分については検査や外来診療の費用
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