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ブックマーク / www.kyoto-u.ac.jp (2)

  • シジュウカラに言語の核:2語を1つにまとめる力(併合)を確認

    鈴木俊貴 白眉センター特定助教らの研究グループは、鳥類の1種であるシジュウカラにおいて、2つの連続する鳴き声を1つのまとまりとして認識する能力を実験的に確認しました。 ヒトの多彩な言語表現は、2つの要素を1つにまとめる力のもとに成り立ちます。例えば、「小さくて黒い犬」という表現は、「小さくて」と「黒い犬」が1つにまとまったものであり、そのうち「黒い犬」は、「黒い」と「犬」が1つにまとまった表現です。このように、2語を1つのまとまりとして認識する能力は、言語学では併合(Merge)と呼ばれ、ヒトの言語の核であると考えられています。 シジュウカラは、仲間と共に天敵を追い払うための号令として、警戒声と集合声を連ねて鳴きます。この音列を1つの音源(1羽を想定)から再生すると、それを聴いたシジュウカラは天敵を追い払うために集まります。しかし、警戒声と集合声を2つの音源(2羽を想定)から別々に聴かせる

    シジュウカラに言語の核:2語を1つにまとめる力(併合)を確認
  • 貴金属8元素合金の合成に成功 -多元素の混合で新しい原子が生まれる-

    北川宏 理学研究科 教授、吴冬霜 同特定助教、草田康平 白眉センター特定准教授(兼・理学研究科連携准教授)、古山通久 信州大学教授らの研究グループは、貴金属と呼ばれる全ての元素(金(Au)、銀(Ag)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、ルテニウム(Ru)、オスミウム(Os))を原子レベルで均一に混ぜ合わせたナノメートルサイズの合金(ナノ合金)の開発に世界で初めて成功しました。 合金の歴史は今から約5000年前の青銅器時代に遡りますが、人類が全ての貴金属元素を原子レベルで混ぜ合わせて合金にしたのは今回が初めてです。また、多元素から構成されるナノ合金では、ナノ合金を構成するそれぞれの原子は多種の異元素に囲まれ、その取り得る局所的な原子配置はナノ合金の構成原子数を遙かに上回ります。そのため、貴金属8元素合金を構成する各原子は、単一成分の時とはまったく異なる電

    貴金属8元素合金の合成に成功 -多元素の混合で新しい原子が生まれる-
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