2年前、ひらがなと少しのカタカナだけで書かれたメールが来た時、私はもっと早く、察するべきだった。 ところが私はのんきに「はーい」とメールを返し、事態の深刻さに気付いていなかった。 私にはおそらく一生まともに見ることができない、消すこともできない、70通余りのメールがある。 (ネットワーク報道部 鈴木有)
「意地悪してやろうとか、虐待してやろうというつもりはなかったと思います。でも今から思えば、ネグレクト(育児放棄)でした」 父親は物心ついたころにはいませんでした。 母親はたまにしか家に帰ってきませんでした。 小4で初潮を迎えると生理が大きな問題となりました。 でも、誰にも言えませんでした。 (ネットワーク報道部 吉永なつみ) 「いつも周りの大人の顔色をうかがって、好かれようと必死でした」 原田いくみさんは子どものころを振り返って、そう話しました。 2歳のときに父親が失踪。母親とともに祖父母の元に身を寄せて暮らしていました。 母親は1~2週間、家に帰らないことがよくあったそうです。 面倒を見てくれる祖父母や同居していたおじ、おばに対していつも気をつかっておどけていたといいます。
千葉市で10年以上にわたって困難を抱える女性の支援に取り組んでいる大谷明子さん。これまでに関わった女性は80人以上になります。そうした女性たちは生理用品が自由に手に入らない状況を経験している人も少なくないといいます。 数か月前に知り合ったユウコさん(25歳・仮名)の話を本人の了解を得て教えてくれました。 経済的に苦しいユウコさんの生活を立て直したいと相談に乗ってきました。生活状況や家族との関係などを聞くうちに子どものころに母親から受けたネグレクトに話が及びました。 マザーズ・コンフォート代表 大谷明子さん 「彼女の母親はシングルマザーで、幼いユウコさんと弟を置いて交際相手と出かけたり外泊したりすることがしょっちゅうだったそうです。初潮を迎えたのが小学5年生の時。でも母親には話すことができず、トイレットペーパーを当てて経血が出たと感じるたびにトイレにいって取り替えていたそうです。当時、経済的
皆さんは学校で「性教育」を受けた記憶がありますか?何を「性教育」というかは議論があるのですが、日本の小中学校の授業では性行為や避妊はほとんど取り扱われていません。しかし、性被害や性暴力が相次ぐ中、国は来年4月から新たな教育を始めようとしています。なぜ今必要なのか、その課題や、海外での性教育がどうなっているのかを考えてみます。 この春、中絶を経験したという1人の女性と出会いました。関西に住む20代の会社員、アヤさん(仮名)です。体調の変化を感じて受診した産婦人科で、妊娠を告げられました。 全く心の準備がないまま突然告げられた「妊娠」。動揺で身体は震え、医師から渡されたエコー写真を思わずくしゃくしゃにしてしまったといいます。アヤさんは心の整理がつかず、親にも交際相手にも相談できないまま、1人で中絶手術に臨みました。 交際相手の男性とはお互いに避妊をしていたと思ってきましたが、結果的にその方法は
「セックスしたい」「したくない」をどう伝え、相手との性のモチベーションの違いにどう向き合えばいいのでしょうか。性的な行為について意思を確認しあう「性的同意」のことで悩んでいる読者の声を紹介します。 私の体、軽く扱いすぎ… 〈千葉市の大学生(20)は自分の気持ちに向き合い、彼氏に「したくない」と伝えるようになりました〉 性的同意はちょうど悩んでいるテーマです。1年半付き合っている彼氏と初めはほぼ毎日、性行為をしていました。私たちの間に同意の明確なサインはなく、胸を触られ私が拒まなければOKという流れがほとんどでした。 抱きしめ合ったり頭をなでられたりするのは好きなのですが、最近は、したいという気持ちになれません。理由は自分でもはっきりとは分からないのですが、彼のツイッターの発言もきっかけかなと感じています。「JK(女子高生)のおっぱい触りたい」「アニメの女性の太ももに興奮する」と、性に関する
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