[3日 ロイター] - ミャンマーでイスラム教徒少数民族ロヒンギャに関する極秘資料を不法に入手したとして、ロイターの記者2人が3日、いずれも禁錮7年の判決を言い渡されたことを受けて、国際社会の非難が高まっている。 国連事務総長は判決の見直しを要求、米国連大使は「新たな汚点」などとミャンマー政府を批判した。 国連のグテレス事務総長は、ロヒンギャに対する大規模な人権侵害を報道する行為で記者が起訴されたことは容認できない、とミャンマー当局を非難する声明を発表。引き続き記者の釈放を求める方針を示すとともに、ミャンマーにおける報道の自由とあらゆる人権の十分な尊重を呼び掛けた。 米国のヘイリー国連大使も、「ミャンマー軍が大規模な残虐行為に及んだことは明白」と主張。「自由な国では、人々に事実を伝え、指導者に説明責任を課すのが責任ある報道機関の責務だ。自らの職責を果たしていた記者2人に対する有罪判決はミャ
【ネピドー=新田裕一、小谷洋司】ミャンマーの実質的トップ、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は19日、首都ネピドーで演説し、西部ラカイン州のイスラム系少数民族ロヒンギャの難民について「帰還を希望する人の身元確認手続きをいつでも始める用意がある」と述べ、国内への帰還を受け入れる考えを示した。8月の治安部隊に対するロヒンギャの武装集団による襲撃事件後、隣国バングラデシュに逃れた難民は40万人以
アルカイダの元指導者ウサマ・ビンラディン(右)殺害に抗議するパキスタンのイスラム主義者たち(2011年) Naseer Ahmed-REUTERS <ISISの台頭で一時目立たなくなっていた9.11の首謀者アルカイダが動き出した。まずはイスラム教徒の少数民族ロヒンギャを迫害するミャンマーを攻撃して勢力拡大を狙う> ミャンマー軍がイスラム系少数民族ロヒンギャの武装勢力に対し大規模な報復攻撃を行い、混乱が広がるなか、9.11米同時多発テロで悪名を馳せた国際テロ組織アルカイダが、不穏な動きをみせている。イスラム教徒のロヒンギャを迫害したミャンマー政府は当然の報いを受けることになると、警告を発した。ロヒンギャ危機を口実に攻撃を仕掛け、勢力範囲を拡大しようというのだ。 「ムスリムの同胞に対する残虐な処遇を......懲罰なしに看過するわけにはいかない。ミャンマー政府はムスリム同胞が味わった苦痛を味わ
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