及川署長(右)から感謝状を受け取った高橋大翔さん 宮城県警岩沼署は22日、行方不明の子どもを保護したとして、ともに岩手県奥州市水沢区の会社員高橋大翔(ひろと)さん(27)、公務員高橋亜湖さん(25)にそれぞれ感謝状を贈った。 署によると、2人は3月31日午後3時ごろ、宮城県名取市内の国道4号を車で走行中、歩道を歩く男子中学生を見つけた。イオンモール名取で聞いた迷子の館内放送の特徴と同じと気付き、車を降りて保護し110番した。中学生は自閉症で保護者とはぐれていた。 署であった贈呈式には大翔さんが訪れ、及川安智署長から感謝状を受け取った。 大翔さんは亜湖さんと婚約中で、イオンモール名取に遊びに来ていた。「男の子が縁石に乗って歩いたりしていたので危ないと感じ、2キロぐらい一緒に歩いた。特別支援学校教員の彼女の協力があって保護できた」とほほ笑んだ。