死亡した状態で見つかった、韓国の朴元淳ソウル市長について、ソウル市は10日、市長公邸から見つかった遺書を公開しました。遺書には、家族への謝罪などが書かれています。 朴元淳ソウル市長は9日午前、ソウル市内の自宅を1人で出たあと行方が分からなくなり、警察などが捜索を行ったところ、10日未明、市内北部の山のふもとで死亡しているのが見つかりました。 ソウル市は昼前、朴市長の家族の同意を得たとした上で、市長公邸の書斎机に残されていた遺書を公開しました。 遺書は毛筆で、「全ての方に申し訳ない。苦痛しか与えられなかった家族に申し訳ない」などと書かれています。 朴市長は8日、セクハラ被害を訴える秘書だった女性から警察に告訴されたことが明らかになっていますが、遺書で言及はありませんでした。 市は今後、市長代行として行政第1副市長が職務にあたるとしていますが、トップの突然の死に、市民にも動揺が広がっています。