「かねた一郎さま 九月十九日 あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。 あした、めんどなさいばんしますから、 おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい。 山ねこ 拝」 その看板は、 「どんぐりと山猫」(宮沢賢治)を思い出させてくれました。 アバートはわかる。でも、ビルとは何か。 ビニールの袋? ビルマの袋? 理解できない。 でも、いい字だなぁ。 そして、この作者の、もう少し若い時に書いたと思われる作品が以下。 書いたのは、たぶん山ねこのようなおじいちゃんで、 ぼくはなんだか、かねた一郎さんになったようでした。