SpotifyやApple Musicなどの音楽ストリーミングサービスは、定額のサブスクリプションに加入すれば大量の音楽が聴き放題というシステムで世界中のユーザーを引きつけており、2021年にはユーザー総数が全世界で5億2390万人に達しました。そんな音楽ストリーミングサービスの台頭について、「古い音楽を聴く人が増えて文化が停滞する」と音楽ライターのテッド・ジョイア氏が主張しています。 The New Numbers on Music Consumption Are Very Ugly https://tedgioia.substack.com/p/the-new-numbers-on-music-consumption ジョイア氏は、テクノロジー業界と同様にエンターテインメント業界にもイノベーションが必要であり、新鮮な才能が絶え間なく現れることで文化は成長すると主張。音楽業界は年間数十億
漱石はなあ、組織に馴染めんやつ、時代遅れ、アスペ……その他もろもろの「はみだし者」の心のよりどころになる文章を山のように生み出したんや。それだけでなく、「なんでそうなるのか」「どうしたらええんか」について、誰よりも早く考え、真面目に悩み、胃潰瘍で血を吐くほど苦しんで苦しみ抜いて書き続けて死んだんや。すごい人なんやで。 そもそもな。文学というのは、「形のないものに形を与える」営為なんや。こいつのおかげで、人の抱える人生への悩み、生きづらさみたいなもんに少しだけ形を与えることができて、それは心理学的に言えばめちゃめちゃ大きい社会的な「癒やし」効果になるんや。漱石がやったのはそういうことになる。端から見れば、ただ「小説を書いてた」だけやろな。漱石がもともと建築家になるつもりやったって知っとるか。けどなあ、友達に止められたんや。「夏目くん!残念ながら日本はまだまだ二等国や。君が思うヨオロッパみたい
「女子の貞操観念が全くないのは平安時代も現代も同じ。女って抑圧されてるような顔してるけど、実はそうじゃないかもしれない」と語る橋本氏元々、日本人には性的タブーがなくて、その代わりにモラルがあったーーと言われても、戸惑ってしまう人がほとんどかもしれない。 だが、西欧から“性的なもの= 猥褻(わいせつ)”という考え方がもたらされたのは明治時代で、それ以前の日本人には「性」のタブーもなければ「変態性欲」といった概念もなかったのだという。 そんな「日本人の性」の世界を古事記や万葉集、源氏物語、歌舞伎に浄瑠璃、浮世絵…と、伝統文化に描かれた「性表現」を縦横無尽に行き来しながら、鮮やかに描き出したのが『性のタブーのない日本』の著者、橋本治氏。 *** ―それにしても、平安時代は「目が合うこと」と「セックスすること」がほぼ同義だったとか、今でいう不倫やBLが『源氏物語』の中にも普通に描かれていたとか、明
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