国境を越えたグローバルな企業活動の影には、強制労働や児童労働など様々な人権侵害リスクが潜んでいる。人権を軽視すれば信用は地に落ち、訴訟や不買運動、株価下落などを招く。人権は各個人に固有、無二なものであり、置き換えが利かない。つまり、環境分野における温室効果ガスの排出権取引のようにオフセットすることができない。経営者は正面から向き合うしか術がないのだ。知らなかったでは済まされない“現代奴隷”の実態を記者がリポートする。 ■主な連載予定(タイトルや回数は変わる可能性があります) ・現代奴隷の叫びを聞け ミャンマー国境の労働者を取材(今回) ・アサヒとロッテが挑戦、アフリカの供給網から児童労働を根絶せよ ・ソニーが狙う10億人市場 プレステ向け新型コントローラーがまん丸な理由 ・誰でもトイレからはじめよう 日の丸交通が挑む人権経営 ・世界では人権法制がトレンドに 置いてけぼりの日本 ・渋谷のZ世