日本国際博覧会協会は30日、大阪・関西万博の中心、パビリオン地区(夢洲〈ゆめしま〉2区・3区)で、3月に同1区で爆発火災事故が起きたのと同じメタンガスが発生していたと発表しました。 協会は「(同地区で)これまでガスは検出されておらず、ガス発生の可能性は極めて低い」(4月19日の会見で藁田博行整備局長)と繰り返し明言。これに対し本紙は、ガスが発生するしゅんせつ土砂などが埋められ、地下鉄工事でメタンガスが見つかっていると指摘してきましたが、これを協会が認めました。会場のどこでも「爆発の危険性」があることが明白になりました。 測定で確認されたメタンガスは、地下鉄工事上部の地表付近で1月から3月にかけて4カ所で検出。爆発を起こす濃度の下限界(5%)の7%~2%でした。協会は「追跡調査を行う」としています。 ガス発生の確認は「測定記録を再検証した」結果と言い訳していますが、“ガス隠し”を事実上認めた