国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船こうのとり(HTV)3号機を載せたH2Bロケット3号機が、21日午前11時6分、雨の中で鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。約15分後、HTVを高度約300キロで分離し、所定の軌道に投入した。H2Bの打ち上げ成功は昨年1月に続き、3回連続。 HTVは分離後、地球を回りながら少しずつ高度を上げ、ISSに接近。27日から28日にかけて、高度約400キロで、ISSに滞在中の星出彰彦さん(43)らが操作するロボットアームにつかまれてドッキングする予定だ。 HTVは直径4.4メートル、長さ約10メートルの円筒形で、宇宙飛行士の食料や日用品、実験機器、ISSから放出して軌道に乗せる超小型衛星5個など約4.6トンの物資を積む。製造費は約140億円。 H2Bは主力ロケットH2Aのメーンエンジンを二つ並べるなどした増強型。打ち上げ費用は1