食器洗浄機のカビにご注意 【編集委員・永井靖二】 急速に普及する食器洗浄機の内部にカビが繁殖していることが、大阪市立自然史博物館の浜田信夫・外来研究員の調査で分かった。サンプル調査の7割近くにのぼった。抵抗力が弱まっている人に感染症を引き起こす種類が多数派といい、こまめな手入れが必要だ。 浜田さんは昨秋、食器洗浄機がある大阪府内の134世帯の協力を受け、洗浄水や内部を拭き取った試料からカビの有無を調べた。 その結果、68%に相当する91台からカビが見つかった。ドアからの水漏れを防ぐパッキング部分は58台(43%)から検出された。18台には洗浄水1ミリリットルあたり100個以上のカビが見つかり、同1千個以上のものも2台あった。 使用年数が1年を超すと、年数とカビの数に明確な関連は見られなかったが、漂白剤入り洗剤を使った洗浄機では、漂白剤入りを使わない洗浄機よりカビの数が3分の1〜10
連載第1回で、「ソーシャルインフルエンス」の基本的な考え方は理解いただいただろうか。第2回からは、実際に世の中で起こっている事例や切り口で、より具体的に解説してみよう。実際、僕たちのまわりには、自分ゴト化や仲間ゴト化、世の中ゴト化がうまく起せていないがために、本来の商品価値が伝わっていなかったり、販売実績やシェアが上がらないという残念な状況にあるモノが少なくない。今回とり上げる「食洗機(食器洗い乾燥機)」もその1つだ。 (この連載は池田紀行と本田哲也が担当。今回は本田が担当しました) 意外に思われるかもしれないが、日本で初めて食洗機が発売されたのは1960年。読者の皆さんと同性代、もしくは先輩世代だ。それから50年の時を経て、現在の食洗機の普及率は約25%(2010年)。およそ1200万台が日本の家庭に普及した。しかし、これは同時期に普及したほかの家電、例えば温水洗浄便座(30年で約70%
急速に普及しているLED照明に多く含まれる青色の光について、眼科の医師などで作る研究会は、眠る前にこうした光を浴びると、睡眠のリズムが乱れるなどの影響が出るおそれがあるとして、詳しく調べることになりました。 眼科や精神科の医師などで作る研究会は、パソコンやスマートフォンの液晶画面などから出る、青色の光の目や体への影響を検証しています。 研究会では、青色の光が目に見える光の中で波長が最も短く、エネルギーが強いため、ほかの光より目に対する負担が大きく、長時間見ると網膜に炎症が起きるなどのおそれがあるとしています。 この青色の光は、従来の照明より消費電力が少ないLED照明にも多く含まれているということで、研究会は、眠る前にこうした光を浴びると、睡眠のリズムが乱れるなどの影響が出るおそれがあるとして、詳しく調べることになりました。 「ブルーライト研究会」の会長で、慶應義塾大学医学部の坪田一男教授は
電力不足が話題になり、家電のスイッチを遠隔操作して電力を節約できる「スマート家電」が話題になっている。特にこれに力をいれているパナソニックが今月発表した新型エアコン「Xシリーズ」は、外出先からスマートフォンでスイッチを操作できる新機能を搭載していた。これはiPhoneとAndroidに対応し、専用アプリをインストールすれば、屋外から電源を入れたり切ったりタイマー予約したりできるものだ。 ところが発表の直前になって、パナソニックは「myエアコン設定」から電源をオンにする機能を削除すると訂正した。タイマー予約や室温をコントロールする機能も削除され、残ったのはスマホからの電源オフと消費電力などを確認できる機能だけになった。 パナソニックは「監督官庁との協議により、電波を利用した外出先からの運転ON機能が、電気用品安全法の技術基準の適合に課題があると判断、同基準へ確実に適合するため、仕様を変更した
ルンバの新機種を紹介するアイロボットのアングルCEO=東京都内開発中の医療用ロボットを紹介するアイロボットのアングルCEO=東京都内 米アイロボット社の掃除ロボット「ルンバ」が今月、発売から10周年を迎える。開発者でもあるコリン・アングル最高経営責任者(CEO)が11日、東京都内で会見し「ルンバにとって日本は特別。品質にうるさい日本人の求めに応えることで、性能を引き上げてきた」と振り返った。 日本は世界販売の4分の1を占め、10年間で売れた台数は約60万台と米国に次いで多い。アングル氏は「10周年を記念し、初めて日本専用のモデルを作った」と発表。10月19日に売り出す「ルンバ630」で、ブラシの形状を工夫するなどして日本人が気になる細かいホコリまで取り除けるようにしたという。 本体はグレーで想定価格は税込み5万4800円。性能は同じで付属品が少ない「620」は、本体が白色で4万980
シャープは、会話機能を付けた家庭用掃除ロボット「ココロボ」2機種を6月上旬に発売する。 独自開発の人工知能を持ち、ゴミがいっぱいになると、「苦しいわ」などと関西弁や標準語で知らせる。市場想定価格は9万~13万円前後。掃除ロボットは東芝や米アイロボット社も発売しているが、会話するのは初めて。 直径約35センチ、厚さ約10センチの円形で、本体3か所に超音波センサーを備え、障害物を避けながら部屋をくまなく掃除する。「キレイにして」と呼びかけると、「わかった」と答えるなど36種類の会話ができる。 また、段差があると「おっとっと」と発するほか、充電量が不足すると、「助けて」などと愛嬌(あいきょう)のある反応を示す。日本語のほか、英語や中国語にも対応する。 本体の内蔵カメラが連続撮影した室内の写真を外出先からスマートフォン(高機能携帯電話)で確認できる機能もある。高速回転のファンで通常の掃除機に近い吸
人工知能や音声認識などの技術を活用したロボット家電にシャープが参入。第1弾の掃除機「COCOROBO」は“気分”が変わったり、スマートフォン連携が可能だ。 シャープは5月8日、ロボット技術を活用した「ロボット家電」に参入すると発表した。人工知能や音声認識などの技術を活用し、「人とコミュニケーションするロボット家電事業で新しい市場を切り開く」という。第1弾として、ロボット掃除機「COCOROBO」(ココロボ)を6月上旬に発売する。 COCOROBOは人工知能「ココロエンジン」を搭載。充電量や掃除の状況によって“気分”が変化し、言葉やアクションなどを組み合わせて多彩な反応をするという。音声認識機能によりユーザーの呼び掛けに反応して運転でき、ユーザーが「きれいにして」と指示する時でも、普通の気分なら「ハイ」と、いい気分なら「ワカッタ♪」などと答えるという。 本体カメラで撮影した部屋の様子を外出先
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