画期的な製品だと派手に発表された製品を予約し、やっと入手できたと思ったら、まるで「その域に達していなかった」──こうしたケースが近年増えている。その理由は一体何か。そして、こうした地雷を踏んでおきながら「お布施」と割り切ってよいものか。 増加する「予告編詐欺型」セールス 画期的もしくはお買い得として発売前から注目を集めたガジェットが、出荷された途端「その域に達していない」ことが判明して大炎上するのは、この世界では日常茶飯事といえる。過去1~2年を振り返っても、アレとかアレとか、さらにアレとか……具体名はここではあえて挙げないが、すぐに思い浮かぶ人も多いのではないだろうか。 もちろん作る側も、望んでそのような「地雷」アイテムを世に送り出そうと企図したわけではないだろう。高尚なコンセプトを掲げて企画開発をスタートしたが、どこかのタイミングでそれがひん曲がってしまい、納期に押され、周囲からまだか