こんにちは。藤沢数希です。今日は、デフレ経済の中、懐にやさしい珠玉の文庫本を紹介したいと思います。この前の記事でも書いたけど、なんだかんだいって、日本の紙の本は安くて、書店もたくさんあって、いいんですよね。 1.儲けにつながる「会計の公式」―借金を返すと儲かるのか? 岩谷誠治 この本は、僕のブログでもたびたび紹介していた会計の入門書です。今回、お手頃価格で文庫化されたようです。企業活動で日々積み上げられる売上や費用がどうやって損益計算書や賃借対照表に反映されていくのか、そのダイナミックな仕組みが非常にわかりやすく、超初心者向けに解説されています。PLとかBSとかキャッシュフロー計算書の意味をざっくりと理解したい人は、ぜひ買いましょう。かなり加筆修正されています。 2.スリッパの法則―プロの投資家が明かす「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方、藤野英人 この本は5000社を訪問し、5500人の
日本では馴染みがないが、神経犯罪学=neurocriminologyという分野がある。犯罪の原因には社会環境的な要因だけでなく、生物学的要因が密接に関わっているのではないかという見地から、遺伝的要因、胎児期・周産期の影響、外傷を含む後天的脳障害、自律神経系の異常、栄養不良や金属などの脳への影響などを研究する学問だ。 一般に凶悪な犯罪が起こった場合、虐待などを含む家庭環境や、貧困などの社会的環境を調べ、それを要因のひとつとする場合が多い。とりわけ裁判では情状酌量の証拠として提出されるものだ。たしかに、それによって社会的な環境が整備され、より良い社会を作ることはできる。 しかし、それは咳をして熱があるから風邪だと断定し、対症療法として解熱剤などを処方することに等しい。本来は風邪のウイルスを特定し、そのウイルスが体内でどのように作用しているかを知ることで、根本的な治療をするべきなのだ。(風邪ウィ
出版社内容情報 「もっと海藻を美味しく食べたい」そんな思いから東大教授が考案した73品+αの料理を紹介。今までになかった海藻レシピの決定版! 内容説明 科学は隠し味だ!ちょっとしたアレンジでここまで変わる。定番を超えたおいしい料理がいっぱい。 目次 おかず サラダ 汁物 ご飯 麺・パスタ パン おやつ 著者等紹介 小柳津広志[オヤイズヒロシ] 東京大学生物生産工学研究センター植物機能工学研究室教授。1977年、東京大学農学部農芸化学科卒業、富山大学教養部助教授、東京大学大学院農学国際専攻教授等を経て、2003年より東京大学生物生産工学研究センター教授。研究分野は「微生物分類学」、「微生物生態学」、「応用微生物学」で、現在は「藻類からのバイオ燃料生産技術」を研究している 高木義夫[タカギヨシオ] 株式会社高木屋代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ※書籍に
『信長死すべし』著者:山本兼一 出版:角川文庫 あらすじ・感想 2009年の直木賞受賞作『利休にたずねよ』の山本兼一氏が、織田信長はなぜ本能寺の変で討たれたのか?歴史上裏切り者の誹り(そしり)を受け続けた明智光秀がなぜ信長を裏切ったのか?天下統一を目前にした信長に去来した傲りとも言える心理状態と、それを取り巻く人々の内心を見事に描ききった渾身の一作。 『利休にたずねよ』では「美」を究極まで追求し続けた千利休を、山本氏の「美」をもって見事に描いたが『信長死すべし』では、権力者達の公人としての「国家感」と個人・私人としての「内省」「不安・恐怖心」を鮮明に表現している。 【スポンサーリンク】 信長死すべし (角川文庫) 作者: 山本兼一出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2014/12/25メディア: 文庫この商品を含むブログを見る信長死すべし (角川文庫) 作者: 山本兼一
東京大学卒の脳科学者。『平成教育委員会2013!! ニッポンの頭脳決定戦SP』(フジテレビ系)で優勝し、“ニッポン一優秀な頭脳の持ち主”の称号を得た中野信子さんが今年、脳に関する3冊の本を出した。 それが『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』(幻冬舎新書)、『努力不要論 脳科学が解く!「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本」』(フォレスト出版)、『脳はどこまでコントロールできるか?』(ベスト新書)だ。 私たちの脳は、いったいどんな働きをしているのか。この3冊を読めば、脳の構造や最新機能が少しだけわかるようになる。 ―まず『脳内麻薬』では、人間には「生物的な快楽」と「報酬的な快楽」があると書かれています。これは、どういうことでしょうか? 中野 「生物的な快楽」とは、おいしいものを食べたり、セックスをしたときに得られる直接的な快楽です。「報酬的な快楽」とは、農作物を育てた
はじめに こんにちは、じんぶんやです。 2004年からはじまったじんぶんやも、このたび第100講を迎えることができました。みなさまのご声援とご助力、まことにありがとうございます。 記念すべき第100講目といたしまして、特別フェア「この世界に人文学が必要です!」を開催いたします。人文学の各分野を代表される先生方をはじめ、社会の第一線で活躍される方々が一堂に会すフェアとなりました。 さて、人文学が置かれている状況は、けっして良いものではありません。実用性の名のもとに「不要」とされてしまうこともあれば、大学改革によって存続の危機に追いやられている人文学系の学部もあります。 いまこの世界はなにか大事なものを失おうとしてはいないか、そう私たちは考えます。しかし、この流れに抗するためにはどうしたらいいのだろうか――? 「私たちにとって人文学は必要だ」と言い切ることができるかどうかは分かりません。でも、
2014年も、そろそろ終わりですね。 2014年も、いろいろとビジネス書や本を読みました。 わたしが、今年読んだ本で、おもしろかったビジネス書・本をまとめておきます。(主にビジネス書) 年末年始などに読む本の参考にしてみてください。 リンク先は、ちょっとした内容の紹介です。 1.パーフェクト・タイミング パーフェクト・タイミング: 最高の意思決定をもたらす戦略的時間術 作者: スチュアート・アルバート,柴田裕之 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2014/02/17 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 完璧なタイミングを図る6つのポイント『パーフェクト・タイミング』 タイミングが大切と言われます。 とは言え、どうやってタイミングを図ると良いのか、わかりにくいところでしょう。この本では、タイミングを考える際のポイントを教えてくれています。 意思決定やタイミン
2014年にこのブログで紹介した本から、おすすめのビジネス書10冊をまとめました。 2014年に出版されたものではなく、今年このブログで紹介したものの中からの10冊です。 あくまで私のおすすめです。 紹介した記事のリンクともに簡単に説明しておきます。 本の詳しい内容は実際に読んでみてください。 嫌われる勇気 嫌われる勇気 作者: 岸見一郎,古賀史健 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2013/12/16 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (13件) を見る 『嫌われる勇気』を読みました - 読書で本から学ぶブログ この本は、何度か紹介しています。 人間関係などについて考えたい人が読むと、考えさせられることのある内容です。 あまりすっきりする感じの本ではないです。読んでみるとわかるのではないかと思いますが、どこかわかりにくさのある本で、それが良いところなのかもしれ
こんばんは、神谷です。(『千ドル』の紹介を加筆しました) 先ほどまで、『林修の今でしょ!講座 2時間スペシャル』を見ていました。 (※2014年10月14日の番組での林修先生の「警察に関するオー・ヘンリーの小説の紹介はこちらです。”オー・ヘンリーの警察の話 『林修の今でしょ!講座』” ) 番組のメインは、 「お金の話」 ふるさと納税から、金投資の話まで、お金にまつわる話をいろいろでした。 そして、最後に、林修先生が、オー・ヘンリーの『賢者の贈り物』よりも傑作な話を紹介するとのことでした。 『賢者の贈り物』と言えば、お金のない若い夫婦が、相手のための贈り物を買うために、自分の一番大切なものを手放すというお話です。 妻は夫の懐中時計にぴったりなチェーンを。 夫は、妻の美しい髪の着けるべっ甲のクシを。 そして、妻はそのチェーンを買うために、自分の髪を売って。 夫は、妻の髪飾りを買うために、懐中時
サッカーファンもニワカも、すぐに読むべき。 以前、サッカー好きの会社の先輩から、「Numberの連載で、ザックジャパンの通訳だった人のノート書き起こしやってるんだけど知ってるか?これ、めちゃくちゃおもしろいから絶対読んだほうが良いぞ…!生々しい言葉でロッカールームでの指示とか書いてあって、外野からのコンテンツとは一線を画してるの。Number Webだと、続きはNumber本誌で〜〜ってなってるから、全部読めないんだけどそれだけでもおもしろいからさ〜。(中略)web上に糞みたいなコンテンツで溢れかえる中で、こういう最高のものに出会える瞬間って最高だと思うんだよね〜」と。 確かに良質なコンテンツに出会える瞬間って最高だよなと思いながら、<Number 通訳日記>とか検索かけて覗いてみたんですよ。2-3記事読んでわかった。Numberってホント素晴らしいなと。 ザックの通訳というか、矢野さんは
『データの見えざる手』を読みました。 この本は、ウエアラブルセンサという人に装着するセンサを利用して、24時間人間の行動を記録したビッグデータから人間社会の新たな発見について書かれたものです。 今まで理系の本は、興味が湧かなかったので読んでこなかったのですが、この本は興味のない私でも楽しめました。経済や経営といった社会科学が科学的に明らかになっていき、今までの人間や社会の常識が覆されていくのが面白かったです。 今回は、この本を読んで驚いた、ビッグデータで明らかになった人間や社会の法則をいくつか紹介したいと思います。 Photo:big-data_conew1 By luckey_sun 人間の行動は決まっている 人が1日に行動できる回数は決まっていることが、ビッグデータによって明らかになりました。そのデータの要約は以下の通り。 人は、1日の中で約7万回の腕の動きをしており、人の行動の種類が
時給1000円や1500円を出してもアルバイトがなかなか集まらないと言われている外食産業において、とりわけ離職率の低さで知られているスターバックス。『就職四季報』(東洋経済新報社)によると、最近のデータは4.8%とかなり低い数字です。 スターバックスコーヒージャパンに12年間勤め、店舗ヒューマンリソース部長、人事サービス部部長に着任した目黒勝道氏の近著『感動経験でお客様の心をギュッとつかむ!スターバックスの教え』(朝日新聞出版)によると、同社では、本社の正社員も店舗のアルバイトも、さらにはストアマネージャーも社長も「パートナー」と呼び合うことで、すべての人が対等な立場であり、垣根がないと示しているといいます。 父親が、低賃金の仕事に就き、不当な扱いを受けていたことに起因し、同社創業者のハワード・シュルツ氏は「社員を歯車のように扱いたくない」「社員には誇りを持って働いてもらいたい」という願い
脳科学者・中野信子「人間は実力のある人よりも、確信のある人のほうにひかれるのです」 週プレNEWS 9月23日(火)11時0分配信 東京大学卒の脳科学者。『平成教育委員会2013!! ニッポンの頭脳決定戦SP』(フジテレビ系)で優勝し、“ニッポン一優秀な頭脳の持ち主”の称号を得た中野信子さんが今年、脳に関する3冊の本を出した。 それが『脳内麻薬 人間を支配する快楽物質ドーパミンの正体』(幻冬舎新書)、『努力不要論 脳科学が解く!「がんばってるのに報われない」と思ったら読む本」』(フォレスト出版)、『脳はどこまでコントロールできるか?』(ベスト新書)だ。 私たちの脳は、いったいどんな働きをしているのか。この3冊を読めば、脳の構造や最新機能が少しだけわかるようになる。 ―まず『脳内麻薬』では、人間には「生物的な快楽」と「報酬的な快楽」があると書かれています。これは、どういうことでしょうか
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