小学館のスマートフォン向け漫画アプリ「マンガワン」のシステムデータを不正に改変し、制限を超えて閲覧できる時間を16万時間超にまで引き延ばしたとして、警視庁が12日にも私電磁的記録不正作出・同供用の疑いで、東京都内に住むIT大手ヤフーの男性社員(25)を書類送検する方針を固めたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。 小学館は事件当時、アプリ向けに配信する漫画について、毎日一定時間は無料で閲覧でき、さらに代金を支払えば制限を超えて読むことができる仕様にしていた。 捜査関係者らによると、男性はいったんスマホにダウンロードしたアプリのデータをパソコンに移し、改変していたとみられる。不正に閲覧できるようにした時間を代金に換算すると7000万円相当に上っていたほか、手口を自身のブログに書き込み、インターネット上で公開していたという。 書類送検容疑は2016年3月10日ごろ、アプリのデータを改変し
従来は録音・録画以外に限定されていた違法ダウンロードの範囲を、あらゆる著作物を拡大にしようという違法ダウンロードの対象拡大の法制化が進んでいる。いたずらに国民の知的・文化的活動に関わる私的複製を広範囲に違法状態に置けば、そうした文化に礎となる活動が萎縮する可能性があるのだが、文化庁は萎縮はないと強弁する報告書を強引にまとめてしまった。 過去の違法ダウンロード刑事罰化の際に萎縮は確認されなかったとの主張なのだが、先日のエントリでも書いたように、実際に摘発が行われているわけでもないのに萎縮はないとするのはあまりに短絡的であり、「摘発があったら萎縮が起こるかもしれないが、そうなったらその時考える」という態度はあまりに無責任だ。 では摘発が行われていない状況について文化庁はどう認識しているのか。その理由について、文化審議会著作権分科会報告書では、「ダウンロードに係る刑事罰の規定の運用に当たっては,
結論から書くと、漫画村の影響を現時点で判断することはできません。 世界はもっと複雑です。 こんな記事がありました。 漫画村消滅で電子書籍売上「増えた」 カドカワ川上氏が見解示す 以下、記事からの引用です。 『「漫画村が見られなくなってから、電子書籍の売上に変化はありましたか」との質問に対し、「それはもう増えましたね」と即答。』 こんな記事もあります。 メディアドゥが「海賊版サイトの影響」で業績下方修正 海賊版サイトの影響示すデータも公開 資料として4つのグラフが示されています。 ・ある若年層向け電子書店の売上を示したもの ・ある電子書店における「ある大手漫画出版社A」の売上額推移をグラフにしたもの ・別の出版社Bの電子漫画売上(前年同月比)を月別にグラフ化したもの ・ある人気タイトルの最新刊とその前巻の売上を年齢別に比較したもの 漫画村が流行った時期、いずれのグラフも前年と比較して伸びが鈍
2015-09-04 netgeek の「多摩美の卒業制作」記事を検証してみたよ 多摩美の卒業制作がパクりだと告発している netgeek の記事を見つけました。 ネットギークでは、いわさきちひろの絵をパクって制作!これは完全な模倣!、ここの教授は揃いに揃って気づかないのか! と書かれていますが本当でしょうか? いわさきちひろといえば一般人にも有名な画家なので、おそらく美術界で知らない人はいないでしょう。それなのにそれに似た絵が卒業制作の優秀賞です。それだけでもこの記事に違和感を感じると思います。 そこで、この記事について調べてみることにします。ちなみに私は美術業界人でもないし、多摩美にも知り合いはいません。多摩美に聞けば簡単なのですが、パソコンを使ってネットでだけで調べます。 <a href="http://netgeek.biz/archives/47958" rel="nofollo
2005年に著した『Jポップとは何か』(岩波新書)ではっきり否定したのに「CDが売れないんですって? 音楽産業は大不況なんですね」とまだ尋ねられる。 昨年「渋谷系」という言葉の発祥の地であるCD店「HMV渋谷店」が閉店した時も、大騒ぎだった。テレビ朝日が私のところに取材に来てくれたので、「CDが売れなくても音楽不況ではないんですよ」「音楽業界はむしろ活発になっています」と繰り返し強調したら、「えっ! そうなんですか!」と仰天されてしまった。 (ちなみに、その取材は最終的にオンエアされたら「CDの退潮は音楽産業の危機の象徴」という論調になっていたので、そのまま突っ切ってしまったようだ。まあ、目くじらを立てるようなことではないのだが) 誤解を訂正してヘトヘトになっているうちに気付いたことがある。「レコードという物体=音楽そのもの」という認識がいかに根強いかという事実だ。 無理もない。エジソンが
防波堤には映画「崖の上のポニョ」と日清食品の「出前一丁」のキャラクターが競演=鹿児島県阿久根市晴海町防波堤に、ガチャピンとムック、クレヨンしんちゃん、スヌーピーなどの人気者が。「地デジカ」とダイハツのCM「カクカクシカジカ」も=鹿児島県阿久根市晴海町阿久根消防署の車庫に描かれた「エアブラシアート」。フェルメール作品と招き猫、消防車が同居している=鹿児島県阿久根市鶴見町 出直し市長選が終わったばかりの鹿児島県阿久根市が、公共施設の壁にスプレーで絵を描く事業を巡って揺れている。竹原信一前市長(51)が専決処分で決めた肝いりだが、17日就任した西平良将市長(37)が一部を消す方向で検討を指示した。作者は18日、西平市長に抗議した。色彩が奇抜で、描かれたキャラクターなど著作権侵害の恐れもあり、「竹原流の象徴」の行く手は険しい。 オランダ人画家フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」、人気ゲー
海賊版のゲームソフトをインターネットでダウンロードして遊べるようにする機器(回避機器)について、文化庁は製造・販売やサービスの提供などを規制するため、刑事罰の導入を盛り込んだ著作権法の改正案を今年度中にまとめる方針を固めた。早ければ来年の通常国会に提出する見通し。アジアや欧米各国では、携帯ゲーム機向けの「マジコン」と呼ばれる機器が多数出回り、国内でも被害が深刻化しており、歯止めをかけるのが狙いだ。 「マジコン」販売に刑事罰 文化庁、来年にも著作権法改正案 全世界で推計被害4兆円 - MSN産経ニュース 産経新聞は文化庁の著作権法改正案をマジコン規制として伝えているのだが、文化庁から流れてきた情報を整形して流した情報のためか、マジコンという規制対象の1つに過ぎないものを針小棒大に取り上げ、規制全体の概要を説明しきれてはいない。マスコミが「伝えた」情報の真偽を批判的に見ることはメディア・リテラ
⇒新聞業界を救う法[第7巻]:リンクを禁止せよ この記事がtwitterのTLで流れてきたのでなんじゃらほいと思って読んでみたら、なんとPosnerが叩かれていた。で、叩かれている中身を読んでみても、どうしても僕が以前から親しんできたPosnerのものの考え方とは思えない。なんかすごい違和感が。 とはいえ、この記事を書いたのは英語がネイティブな人なんだろうから、ノビー的意図的誤訳をやってるとも思えないんだがなあ・・・と思って元となったPosnerのエントリを見てみた。 で、このTechCrunchの記事は意図的にPosnerの意見を捻じ曲げているとあたくし判断いたしました。 この批判記事の意見の一部を以下に引用する。 Posnerが禁止したがっていることの大半は公共での会話である。バーや床屋で、その日のニュースについて話すのがOKなのに、どうしてオンラインだといけないのだろうか。 ブログも
地デジカ騒ぎがいろいろと危うくて気になる。 (1)pixivを巻き込むことは全く賛成できない。運営者にとってこれがどれほど迷惑か、わかったうえでやっているのかどうか。ニコ動は……、まあこの手のことは経験豊富だから対応は誤らないと思うが、歓迎はしないだろう。 (2)騒ぎの発端は「未来検索ガジェット通信」のこの記事だろうが、質問の際に「卑猥な二次創作」などに触れたのなら返答が硬化するのは当然だ。質問がどこまでニュートラルだったか気になる。 (3)記事に掲載されている民放連の回答は、知的財産保護の点からいえば十分あり得る内容。任天堂に「口コミでポケモン人気を一層広げるために、二次創作を認めますか。卑猥なキャラ化もされてますが」と尋ねたときのことを想像すれば、答えは誰でもわかるだろうに。企業ロゴなどはほんのわずかなズレも改変も許されないのが常識だし、無許諾の二次利用などもってのほか。コーポレート・
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く