暗号資産(仮想通貨)マイニングにおける資本集約的なプロセスを考えた時、多くの人は世界のハッシュパワー(マイニングに使われる演算能力)の約65%が存在する中国を思い浮かべるだろう。 しかし、アメリカのハッシュパワーは大幅な増加の時を迎えているようだ。 暗号資産のマイニングは、「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」アルゴリズムを処理してビットコインを獲得するために、データセンターに数多くの専用コンピューターを設置して行う。北米でいつの間にか盛んになり、新たな重要インフラになりつつある。 アメリカとカナダのエネルギーは、地球上で最も安価というわけではないが、転用可能な未利用電力やエネルギーインフラが数多く存在する。また、少なくとも23社の暗号資産マイニング会社が上場し、その大半がアメリカとカナダを拠点にしている。 アメリカの優位性 「アメリカの株式市場はマイニング会社にとって最も有利な上場場所だ