当時、ユダヤ教の総本山であるエルサレム神殿は、コルバンという賽銭を強制的にユダヤ庶民から徴収して潤っていました。 今で言う、バチカン市国のようなものです。 ところが、神殿に集まってくるお金に目をつけたローマは、エルサレム神殿にも税金を払わせようとします。 現代だと宗教法人は無税とされていますが、ローマは宗教団体も立派に商業活動しているのだから、 他の人々と同じように課税し、社会=皆の為に使おうと考えます。 でも、神殿の僧侶達は課税されたら自分達の収入が減るのですから当然、課税には反対です。 そこで、当時、人々の人気者となったイエスに政治的な質問を浴びせて、自分達の味方かどうかを探ろうとします。 しかし、イエスにしてみれば、ユダヤの僧侶達が神殿の広場で様々な商人達に好き勝手商売させて袖の下をもらっていたり、 それまで散々、コルバンを募って贅沢三昧してきた事を知っているので、ローマから課税され