ちら見、それは抗いようのない人間の性。 この欲求から逃れられる人間なんていやしない。いるとしたらそれは神か仏の類だ。もしそんな人が近くにいたら崇め奉ろう。 大部分の人間は、ちら見の欲求に抵抗することはできない。これは本能だ。学生時代、好きな人をつい何度もちら見してしまった経験は誰しもがあるのではないだろうか。お腹が減ったら何かを食べるように、眠くなったらベッドで寝るように、それら究極の本能レベルにちら見の欲求度は強い。無理に抵抗すると身体に異常をきたす。ちら見したい欲望をあまりに抑え続けてしまうと、過度なストレスから自律神経の失調、めまい、吐き気、頭痛、肩こり、手足のしびれ、最悪な場合死に至ることもある。 何をそんな大げさな、と思う人もいるかもしれない。ではここで一つ想像してほしい。ちら見といっても色々あるのだが、ちら見を余儀なくされる例として、代表的、かつ、長年王者としてその座を確固たる