青と橙のチューリップが寄り添うように描かれていた。 2本のチューリップは同じ大きさではなく、青のチューリップが橙よりも少しだけ背が高い。 娘はその絵を見つけると、急に笑顔になった。 そして青いチューリップを指さして言う。 「こえ、ぱぱ」 次に橙を指さして自分の名前を言う。 「こえ、○○ちゃん」 言い終わると、娘は振り返り満面の笑みを私に向けた。 ***** 場面は、お風呂場。 我が家のお風呂場の壁には、100均で買った『あいうえお表』が貼り付けられている。 「あ」~「ん」の文字のところに、それぞれ子ども向けのイラストが描かれているものだ。 昨日は私と娘の二人でお風呂に入っていた。 娘は最近買った子ども雑誌の付録『アンパンマンおふろシール』を、水で濡らしては壁にぺたぺたと貼り付け遊んでいた。 最初は同じく付録でついていた『おふろポスター』にシールを貼っていたのだが、他のところにもくっつくこと