カブトガニは約4億5000万年前に出現してから、その姿をほとんど変えておらず、「生きた化石」と呼ばれています。 日本では古くから瀬戸内海によく見られましたが、取り立てて役に立つわけでもなく、大きくて堅い体が漁の網を破るため、地元民にはかなり嫌われたようです。 しかし現代の医療分野では、カブトガニの血が非常に重宝されているのはご存知でしょうか? カブトガニの血液は、赤色ではなく、淡い青色をしており、ある特殊な能力で、私たちの健康を守るのに役立っているのです。 それはどんな能力なのか? まずは、カブトガニの血が青い理由から紐解いていきましょう。 Horseshoe crabs: ‘Living fossils’ vital for vaccine safety https://phys.org/news/2022-07-horseshoe-crabs-fossils-vital-vaccine