スペースシャトル「ディスカバリー号」では、スペースシャトルのロボットアーム(Shuttle Remote Manipulator System: SRMS)を使用した機体の点検が行われました。 従来の飛行2日目の機体の点検では、センサ付き検査用延長ブーム(Orbiter Boom Sensor System:OBSS)を使用して点検を行いますが、搭載ペイロードである「きぼう」日本実験棟船内実験室が大きく、OBSSを搭載できないため、SRMSのカメラを使用して点検を行いました。 OBSSは、前回の1J/A(STS-123)ミッションで国際宇宙ステーション(ISS)に残しており、ディスカバリー号はこのOBSSをISSにて回収します。OBSSとSRMSを使用した点検は、ISSから分離した後の飛行12日目に、また必要に応じて、飛行7日目にもドッキングした状態で行われる予定です。 その他、ミッション
スペースシャトルが飛んでいった。 STS-124「ディスカバリー」は、国際宇宙ステーション(ISS)日本モジュール「きぼう」の船内実験室を搭載し、日本時間6月1日午前6時2分に打ち上げられた。7人の乗組員には、JAXAの星出彰彦飛行士が含まれる。 途中、オービターのOMS(機体後部ポッドに収められた軌道変換用エンジンシステム)左側の、噴射方向を制御するジンバリングシステムの制御系にトラブルが発生した。正副2系統のうちのバックアップ系が故障。しかし、ミッションへの影響はなく、無事ディスカバリーは軌道に到達した。 ジンバリングというのはエンジンを左右上下に振ることで噴射方向を変える仕組みのこと。この制御がうまくいかなければ、ISSへのランデブーも帰還も難しくなる。とはいえ、1系統は正常なので、2系統まとめて故障でもしないかぎり、問題にはならないだろう。 ミッションについては、私はほとんど心配し
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