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TBSは28日放送の「報道特集」の番組内で、21日に放送した東京電力福島第1原発事故に関する番組内容の一部を訂正した。 「原発事故と甲状腺がん」とする特集で、放射線被ばくの影響で甲状腺がんになったと訴える原告団などを取り上げた。番組では、福島県内で甲状腺がんが増えた原因として「県は過剰診断と主張」と伝えたが、この日、「正確には、専門家委員会で過剰診断の可能性を指摘されたというもので、県は議論を継続しているとしています。訂正いたします」と修正した。 原発事故を巡っては被ばくにより、甲状腺がんになったとして2011年の事故当時、福島県内に住んでいた男女6人が東電ホールディングスに計6億1600万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴している。県の専門委員会などは被ばくとの因果関係について否定的な見解を示している。
<さよなら平成 激動の時代を振り返る(10)> 平成23年(2011)3月11日に発生した東日本大震災、福島第1原発事故から間もなく8年。復興は進んでいるが、福島には今なお名古屋市とほぼ同じ面積、337平方キロもの帰還困難区域が広がる。人気テレビ番組「ザ!鉄腕!DASH!!」から生まれたDASH村も浪江町の帰還困難区域にある。土地を提供した三瓶宝次さん(82)、漬物名人で「お母さん」として登場した孝子さん(82)夫妻を訪ねた。 【写真】DASH村への道。正面の門の先に村がある(三瓶さん撮影) ◇ ◇ ◇ 福島市で避難生活を送る三瓶さん夫妻は2カ月に1度、浪江町津島の国道114号沿いにある自宅と、そこから2キロほど離れたDASH村を見回りに行く。114号は17年9月、通行規制が解除された。「除染してないし、線量も高いからなかなか行けないんですよ。夏は防護服着ると、暑くていられないから
そもそもなぜ「炎上」したか 『ビキニ事件63年目の真実~フクシマの未来予想図』 テレビ朝日は8月6日、かつて広島に原爆が投下されたこの日に放送した特別番組『ザ・スクープ スペシャル』に、放送前の段階で、当初このようなタイトルを付けていました。 番組の予告を見ると、戦後、米軍による度重なる核実験・水爆実験にさらされたビキニ環礁近傍の住民に関して、以下のような解説がなされていました。 〈(住民は、水爆実験後)除染が済んだというアメリカの指示に従って帰島。しかし、その後甲状腺がんや乳がんなどを患う島民が相次ぎ、女性は流産や死産が続いたそうです。体に異常のある子供が生まれるということも〉 福島では現在、除染の完了などによる避難指示解除に伴って、「帰福島」が進みつつあリます。しかし、このような内容の番組のタイトルに「フクシマ」を冠することは、明らかに被災地への当てこすりであり、「政府を信じて帰還した
「DASH村」を再生し、帰還困難区域復興の柱の一つに―。高木陽介経済産業副大臣は11日、人気グループ「TOKIO」のメンバーが震災前、テレビ番組の企画で浪江町津島地区の里山を開墾した「DASH村」の復興計画に着手する意向を示した。5年後をめどに、復興祈念館や体験農園のような形での再生を目指す。高木氏は帰還困難区域内にある「DASH村」の再生を通し、同区域の復興の姿を広く発信したい考え。DASH村の復興計画について近く県や町、関係機関に打診し、検討を始める。 高木氏は福島民友新聞社の取材に、政府が帰還困難区域への「特定復興拠点」の整備などを盛り込んだ福島復興再生特別措置法の改正案を今月召集の通常国会に提出することなどを踏まえ「帰還困難区域の解除に向けて一歩踏み出して前進する中、DASH村の復興に向けた手だてがあるのではないかということについて協議を始めたい。帰還困難区域の復興の大きな柱にで
東京電力ホールディングスが福島第一原子力発電所事故で「炉心溶融」(メルトダウン)の事実を認識していながら事故発生後2カ月にわたって公表しなかった問題で、同社の「第三者検証委員会」(委員長は田中康久弁護士)は、「清水正孝社長(当時)から『この言葉を使わないように』との指示が社内にあった」と認定した。 6月16日に公表された第三者委員会の「検証結果報告書」によれば、原発事故から3日後の2011年3月14日午後8時40分頃、記者会見に臨んでいた東電の武藤栄副社長(当時)が、同社の広報担当社員から「炉心溶融」などと書かれた手書きのメモを手渡され、「首相官邸から、この言葉は使わないように」との耳打ちをされた。広報担当社員がその指示を清水社長から直接受けていたことが調査で判明したという。 第三者委員会の田中委員長によれば、調査に対して清水社長は「よく覚えていない」と繰り返したものの、複数の社内関係者へ
賄賂疑惑!甘利大臣の原発利権と無責任体質…原発事故の責任を追及され「日本はおわりだ」と開き直り逃亡の過去 先日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、“口利き”の見返りに多額の賄賂を受け取っていたと実名告発された甘利明・経済再生相。告発者は録音テープなどの物的証拠も保持しており、金銭授受が事実であることは間違いないだろう。 しかし、甘利大臣は「一週間以内に記憶を確認してお話ししたい」などと言っているが、本当にきちんと説明責任を果たすのか。実は、担当記者の間では、「あの甘利氏が野党やマスコミの追及にまともに答えるはずがない」という声が圧倒的らしい。 「いくら証拠が揃っていても、甘利氏の性格を考えると、事実無根、謀略などと言い張り、『文春』を訴えるかもしれない。あるいは、絶対的に形勢不利だと見れば、大臣辞任を申し出て雲隠れするか。いずれにしても、きちんと対処するとは思えない」(全国紙政治部記者) こ
東京電力は福島第1原発事故後に使用を見合わせていたマスコットキャラクターの「でんこちゃん」の使用を10日までに再開した。ホームページでの節電の呼び掛けなどで一役買う。 でんこちゃんは、漫画家の内田春菊さんがデザインし、昭和63年に登場した。フルネームは「分電でんこ」で、名字は漏電を感知すると電気を遮断する機器が入っている分電盤から取った。 電気の安全な使い方を紹介するパンフレットやテレビCMで“活躍”。電気を無駄遣いしている場面に「じゃん」という掛け声で現れて「電気を大切にね」と呼び掛けるCMはお茶の間の人気を集めた。 東電は「震災後も好感度が高かった。お客さまとのコミュニケーションツールにしたい」と話している。
原子力規制委員会は12日、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)の「合格証」交付について10日に放映したテレビ朝日系「報道ステーション」に対し、事実誤認と意図的な偏向編集があるとして、訂正と謝罪を要求したことを明らかにした。テレ朝は12日の番組で説明するという。 規制委によると、報ステの中で、竜巻の審査ガイドの修正を「火山ガイドの修正」と間違って報道。記者らが「間違ったガイドをもとに審査した」「修正した正しい基準で再審査すべきだ」と主張した。 さらに規制委の田中俊一委員長の会見で火山の質問に答えているにもかかわらず、別の質問にすり替えて「答える必要がない」と編集した。原子力規制庁幹部は「編集権は尊重するが、今回は委員長をおとしめる中傷と考えている」と話した。 テレビ朝日広報部は産経新聞の取材に対し、「誤解を与える表現や誤った印象を与えてしまい申し訳なく、田中委員長をはじめ関係者
東芝は5月8日、前年度(2013年3月期)決算を発表した。売上高は12年3月期比4.9%減の5兆8002億円、営業利益は同4.1%減の1943億円と、2期連続の減収減益だ。 誤算となったのは、デジタル製品と原子力発電の2事業である。もともとテレビ事業は赤字覚悟だったが、在庫の解消に向けて販促費が膨らんだことに加え、日本のみならず欧米でも販売不振に直面。さらに海外で生産したテレビを国内に輸入する際、円安が逆風となり原価がかさむ格好となった。結局、テレビ事業の部門赤字は500億円弱まで膨らんだ。部門赤字は2期連続だ。 パソコンは2年前から2割超も減少 タブレットやスマートフォンの市場拡大に押され、パソコン事業も苦しかった。北米の需要減少が響き、部門売上高は12年3月期比14%減の7051億円まで縮小。10年度(11年3月期)と比べると、実に2割超も落ちた計算となる。国内販売は堅調だったが、テレ
【尾崎千裕】原子力発電の問題点を積極的に取り上げてリスナーに支持されながら、9月に放送を終えた毎日放送(本社・大阪市北区)のラジオ「たね蒔(ま)きジャーナル」。その精神を受け継ぐ新番組が、1月から大阪府岸和田市のコミュニティーFMで始まる。「たね蒔き」のために集められた寄付がいかされた。 「たね蒔き」は2009年に始まり、平日午後9〜10時に放送された。毎日放送アナウンサーが司会し、原発に批判的な京都大学原子炉実験所の小出裕章助教らを招いて、危険性や課題を伝えた。番組終了の方針を知ったリスナーらは「すきすきたねまきの会」を作って存続運動を展開。市民スポンサーとして番組を支えようと寄付を募り、約1千万円が集まった。 番組が終わったため、会は寄付金を返そうとしたが、「『たね蒔き』の精神を継ぐものに使って」と約500人の866万円が残った。会のメンバーで放送作家の石井彰さんやアジアプレス大阪
東京・世田谷区のスーパー周辺で高い放射線量を示すホットスポットが見つかった。同区では民家からも高い放射線量が測定され、騒動になったが、どちらも1人の「一般男性」の活動がきっかけだったらしい。 2011年10月29日、文部科学省は同区八幡山のスーパー周辺で毎時最高170マイクロシーベルトとなる高い線量を記録したと発表した。 「世田谷区某所 8.3μSv/h (1m) なんだこの数字は…」原因物質は地中に埋まっていると見られ、11月1日には除染のため掘削作業が開始された。作業完了には1〜2週間かかる見通しだ。 きっかけは区内の「一般男性」からの通報だったという。ツイッターにはこの男性のアカウントがある。 アカウント名は「n0ri_tiki」。プロフィール写真で男性は、アロハシャツにサングラスを着用。40歳前後のように見える。 区内を中心に新宿や麻布十番など、都内の放射線量を測定して数値を報告し
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