【ニューヨーク=丸石伸一】シカゴの有力紙シカゴ・サンタイムズなどを発行するサンタイムズ・メディア・グループは31日、日本の民事再生法にあたる米連邦破産法11条の適用を申請したと発表した。 シカゴでは大手紙シカゴ・トリビューンなどを発行するトリビューン社も昨年12月に同法の適用を申請しており、シカゴの有力2紙がいずれも経営破綻(はたん)に追い込まれたことになる。 サンタイムズ・メディア・グループによると、ここ数カ月間で経費削減を続けたものの、新聞広告収入の深刻な落ち込みを補うことができなかったという。同社は米中西部の地方紙59紙を傘下に持つが、今後もすべて発行を続ける方針という。