1990年代のCD全盛時代に小室哲哉、trfなどの大ヒットを連発したエイベックス・グループ。2009年に映像配信事業を開始するなど「アーティストを生み出す会社」から「プラットフォームを運営する会社」へと軸足を移した。しかし、CDの売り上げ減少の勢いが強いこともあり、グループの成長を維持できなくなっている。 そうした中で創業者の松浦勝人社長CEOは自ら先頭に立ってエイベックスの改革に乗り出した。日本のエンターテインメント産業の未来は明るいのか、それとも暗いのか。これまでほとんどメディアには登場してこなかった松浦社長は、今回の単独インタビューで"危機感"と"未来への展望"を率直に語ってくれた。その模様を3日連続で掲載する。第1回は「エイベックスは、このままではダメになる」。 山田:エイベックスが元気になれば日本経済も元気になると思っているので、今回、いろいろと聞かせてください。 松浦:それはう