思想地図3号の発売もあと2週間ほどに迫ってきました。 そろそろ情報も小出しにしていこう、というわけで、今回は新しい表紙をアップしておきます。 公式サイトも近日内に更新されるはずです。それにしても、あのサイト、RSSぐらい導入してくれないものか……。
思想地図3号の発売もあと2週間ほどに迫ってきました。 そろそろ情報も小出しにしていこう、というわけで、今回は新しい表紙をアップしておきます。 公式サイトも近日内に更新されるはずです。それにしても、あのサイト、RSSぐらい導入してくれないものか……。
みなさん、昨日の文学フリマはご苦労さまでした。 ぼくは今回一般客としてちょっと顔を出しただけでしたが、評論系同人誌は確実にもりあがってますね。数年前の状況と較べると隔世の熱気で、そろそろマスコミも注目し始めるのではないでしょうか。ぼく自身もこのシーンをできるだけ長続きさせるべく、昨年のゼロアカだけではなく、今後もいろいろ仕掛けていかなきゃなとあらためて責任を痛感しました。 たくさん献本もいただきました。これから目を通す予定です。ありがとうございます。 さて、それはそれとして、その前日にはぼくの誕生日祝いが開かれていました。それで、その場でゼロアカ生の坂上くんより、スタジオkimigabuchiのエヴァンゲリオン二次創作同人誌「RETAKE」全6巻をプレゼントとして譲り受けたわけです。「最近東さんのエヴァ熱が低いので、これを読んでぜひ復活してください」とのことで、実際ぼくは、アスカの名前が変
はてなダイアリーの「こんなひとも書いてます」コーナーに、当ダイアリーが追加されました。 http://d.hatena.ne.jp/hatenadiary/20090507/1241681225 メインのブログが故障したための避難版だったはずなのですが、簡単には戻れなくなってしまったようですw。でも、こちらに退避してからのほうが明らかにブログの更新頻度が上がっているので、このままのほうがいいのかも。 思えばいまから6年前、はじめてブログを開いたのははてなダイアリー上でした。そのあと、コメント欄が荒れるなど、いくつか事件があって個人ドメインへ逃げ出したのですが、やはりぼくの文章は、はてなのシステムとどこか波長が合うのかもしれません。 思想地図/ゼロアカ界隈はニコニコ動画の生成力で突っ走っているけど、あらためてはてなのアーキテクチャについて考えてみるかな……。
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
韓国の「教授新聞」という大学関係者向けのメディアより、メールインタビューを受けました。下のサイトに韓国語で掲載されています。 http://www.kyosu.net/news/articleView.html?idxno=18058 日本語で記した応答の全文を以下に公開します。誌面の都合上、翻訳掲載されているのは一部だけかと思います。 ぼくのところにはしばしば外国から取材依頼が来るのですが、「オタクの心理について知りたい」とか「萌えについて説明してくれ」というものが圧倒的に多く、そういうのは軒並み断っています。しかし、このメディアの質問はとても真摯なものだったので、引き受けたのでした。 ■ ――1.初期デリダに対する研究から、おたくなどサブカルチャーに対する研究に至るまで東浩紀先生の軌跡には、他の研究者からは独特だと思われている点も多々あるのではないかと思います。先生が研究者として生きな
多くの書き手が同じ経験をしていると思うのですが、この一月ほど、例のグーグル和解問題について各出版社より立て続けに書面が送られてきています。そのいずれもが、「今回のグーグルのやりかたは承服しがたいが参加するほかない」という意見になっていて、なるほどこれがアーキテクチャの権力ってやつか、とかぼんやり思っていたら、講談社より名指して「あなたの著書がスキャン対象に入っています」と通知が来てしまいました。 具体的な書名があがると興味のレベルもいちだんとあがるもので、あらためてもろもろ調べてみましたが、たぶんぼくは和解拒否の申し立てはしません。 というわけで、『ゲーム的リアリズムの誕生』の(最大)20%は、そのうちグーグルで無償で閲覧できるようになる予定です。この本、当然日本では市販中なのですが(このあいだ増刷したばかり)、アメリカ国内では普通は手に入らないので「品切れ」扱いとされ、公共の福祉に資する
週刊朝日で連載をもつことが決まりました。 ぼくも、社会性がない、社会性がないと言われて37年。しかし週刊誌といえば古き良き「社会」のイメージのもっともたるものであり、ここで生き残れるかどうかにぼくの社会性如何はかかっていると言えましょうw。打ち切りにならないようにがんばっていきたいと思います。とりあえずは3ヶ月だそうなので、3ヶ月保ったら褒めてください。 ところで、他方、ネットをうろうろしていたら、あの”細けえことはいいんだよ”ネットスターが2ちゃんねるのオフ会(?)を取材しようとして、「おれらになんのメリットあんの?」と一蹴されているログに出くわしました(そこで「ネットスターの取材陣を語っているひと」が本当にネットスターのひとなのかどうか、ぼくは確認していませんが)。NHKの番組で紹介しますよ、と言っても、だれも喜びもしないし興奮もしない、むしろただマスコミへの不信感だけが語られていくそ
こんばんは。筒井先生に「東くんは肥えてから良くなった」と言われ、調子づいている東浩紀です。 さてさて、原稿がいっこうに進まないので、現実逃避のエントリを上げることにしました。 http://d.hatena.ne.jp/syusei-sakagami/20090316/1237211444 ここで坂上くんは、CLANNAD AFTER STORYの最終話は「駄作」だと言っています(以下ネタバレ含むので注意)。その理由はリンク先には書かれていませんが、ぼくは彼に直接ゼロアカ懇親会で聞いたので知っています。要は、ゲームでは汐バッドエンドのあと、いろいろプレイヤーが努力してようやくトゥルーエンドに辿り着くのに、アニメでは一足飛びにトゥルーエンドに行ってしまっているからダメだ、主人公はもっと努力しなければ幸せになれないはずだ、あれでは御都合主義だというのが彼の主張です。それはまた、坂上くんがFat
こんばんは。仮面ライダーディケイドを見て、おいおい、結局ライダーもセカイ系のループのデータベースになってるじゃないか、宇野理論(「セカイ系は終わった、なぜならばライダーはサバイブでバトルロワイヤルだから」理論)はどうなったんだよ、とか思っている東浩紀です。ちなみに、平成ライダーシリーズについては、アギトを全話見終わり龍騎に移行しました。着々と見ていく予定です。 さて、1ヶ月ぐらい前のエントリーでCLANNAD AFTER STORYの16話を絶賛したぼくですが、じつはそのあといろいろ忙しくてここ3週間ほど放映を見ていませんでした。それで今日、『思想地図』の鼎談アンド飲み会が終わったあと(だれと鼎談したかはそのうち公式サイトでレポが出るはずです)、帰宅したら家族が寝静まっていたので3話連続で見てみました。それで感想。 ひとことで言うと、ぼくは18話と19話はあまり好きではなかったです。という
既報のとおり3月から4月にかけてアメリカに行くのですが、その詳細が固まりつつあるのでお知らせします。 ちなみに、「もうひとり行くひと」というのは宮台真司さんでした。前回のエントリと同日に投稿した汐音通信がヒントになっていたのだけど……まあ、そんなのわかるやついないか。 とにもかくにも、下記の4つが今回の渡米で出演するシンポジウム/イベント、そのうち(1)から(3)までが宮台真司さんとぼくがともに出席するものとなります。言語はすべて英語と日本語のちゃんぽんになります(1の場合、ぼくと宮台さんの講演は日本語、そのあとのディスカッションは英語ということになっています)。 タイトルを見ればわかると思いますが、これは日本で開催されてもまったくおかしくない、というよりも、なぜ日本ではこのようなイベントなりワークショップなりが宮台さんとぼくとで実現していないのかとむしろ疑問に感じるようなスタンダードなテ
うちの娘の汐音は、最近「まったり」という言葉をどこかで覚えてきました。 「今日、休みだけど、しおちゃんどうする?」「家でまったりする」などという会話が交わされています。「まったりってどういう意味?」と尋ねると「休むこと」という答えが返ってきました*1。「どこでまったりという言葉を覚えたの?」と尋ねると、「魔法使いが教えてくれた」とのことです。彼女のいう「魔法使い」は、うちの近くの公園の雑木林内に住んでいるらしいのですが、そいつは宮台信者なのでしょうか。意外なところに宮台読者がいたものです。 とにもかくにも、娘は3歳半にして、すでにまったりを覚えたようです。 *1:親としてはこの会話はこれはこれで衝撃で、つまりうちの娘は、いつのまにか「意味」という言葉の意味を理解していたわけです。
リアルのゆくえ──おたく オタクはどう生きるか (講談社現代新書)作者: 東浩紀, 大塚英志出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/19メディア: 新書大塚英志vs東浩紀。『華氏四五一度』を読み終わった今なら面白く読めるかなぁ、と思い手に取りました*1。読み終わって考えたこと、思い出したことはたくさんあるのですが、ひとまず次の一言で全て完結するような。私は大塚派なんだと思います。。o( 「そりゃAgはそうだろうよ」と言われそうな予感 )
東浩紀の渦状言論 はてな避難版 http://d.hatena.ne.jp/hazuma/20090207/1233992298 というわけでこれ以上国債は発行できない、しかし金は欲しい(選挙で勝つために金はばらまきたい)、だから自分たちで紙幣を作ろうって、それがまともな国家のやることでしょうか。定額給付金もバカげてますが、最近の日本はいよいよ正気を失ってきた気がしてならない。 東氏と同じくらい「現代思想の最前線」に立つのがすなふきんさんのところhttp://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20090208/1234089307で紹介されていた辛坊治郎氏の発言。 しまいに「そんなことやってたら国民は税金も払わないでいいと思うようになる。モラルはどうなるんだモラルは!」なんて半切れ状態。そして最後は政府は信用できない、そんな政府に紙幣発行権与えるなんてとんでもない この
たまには慣れない政治の話を。といっても別にオリジナルの意見があるわけではなくて、感想ですが。 政府紙幣の発行に向けて議員連盟が出来たらしいですが、この「政府紙幣」というアイデア、学生のころに岩井克人の『貨幣論』などまじめに読んだ身からすると、とんでもない話に聞こえます。それとも、ぼくの知らぬあいだに経済学のブレイクスルーでも起きたのでしょうか。日銀の管理を外れて、政府がじゃんじゃん紙幣を刷って公共事業でもやろうという話のようですが、常識で考えてそりゃまずいでしょう。 なんというか、不況や派遣切りばかりがマスコミで取り上げられて、財政改革とか言っているやつはネオリベで氏ねみたいな空気になっていますが、日本の財政赤字はこの10年間でとんでもないことになっている。それは事実なわけです(下に財務省のサイトからわかりやすいグラフを張っておきます。慣れない資料を探してしまったw)。 http://ww
http://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box/box_lineup.html ゼロアカ本第一弾の告知が出ています。ただ、ここに「東浩紀監修」と告知されているのですが、これは誤りです(修正願いを出しておきました)。この本はゼロアカ同人誌の合本で、内容についてはぼくはタッチしていません。ぼくは講評の原稿と、あとパンドラにかつて掲載された「ゼロアカ道場という怪物」の再録を寄せています。講評は一チームにつき1000字ほど書きました。 あと第5次関門ですが、3月上旬の平日夜、都内某所で公開シンポジウムの形式で行われる予定です。会場は定員200人ていど。本当はすでに期日も会場も決まっているのですが、ぼくから言うのはルール違反かもしれないので、公式サイトの告知をお待ちください。とはいえ、平日夜であることを考えると、早めに告知したほうがいいかもしれないですね!>講談社BO
昼間、永山共に執筆に追われています。 今年に入ってからも、東大の授業で角川書店の井上社長の講演を聴いてみたり、 諸々と記事にすべきことはあるので、いずれ報告していきたいと思います。 右のほうに「市民記者/寄稿を募集」と書いていたり、以前に「お手伝いも常時募集」といった内容のエントリーを 挙げたことで、時々「なんか手伝いますよ」といったお便りも頂きます。 こちらもお返事が遅れるばかりで申し訳ありません。 なぜか、そうしたお便りは地方の方からばかりなのですが、やはり顔をつきあわせたり深夜に突然呼び出せる くらいの距離にいないと、お願いしにくいとか考えております。 それは、そうと私の友人である藤田さんや筑井さんたちがイベントを開催されるということなので告知させて 頂きます。 私も行きますので、みなさん会場でお会いしましょう。 東浩紀の愉快な仲間たちpresents 「ゼロ年代批評night」 次
とかいうタイトルの講義を朝日カルチャーセンターでやってきました。東浩紀がどういう風に批評を書いているのか、を、(1)批評全体の考え方、(2)批評を書き出すときの心構えそのほか、(3)具体的な文章の書き方、の3段階にわたって情報開示した感じの講義です。Google Docsでバージョンごとに分解して解説したりしました。ああいう内容というのは、まあ一種の自慰行為でもあって(クリエイターがトークショーで「おれはこういうふうに作品作ってるから」と言っているときの快感がはじめてわかりましたw)、とても公で本にするようなものでもないと思いますけれど、いつか機会があったら自費出版ででも出版するかもしれません。 ところで、そこで言ったことですけど、ぼくは基本的に、あるタイプの文芸評論はだれにでも簡単に書ける、と思っています。だからこそ、そんな講義も引き受けたわけです。 その理由は、柄谷行人以降に書かれてい
ひさしぶりのはてななので、調子に乗って一瞬クラナドの話を。『CLANNAD AFTER STORY』第16話をさきほど見ましたが、これはすばらしい。美少女アニメの新しい領域、というか福嶋亮大風に言えば新しい「演算」を開拓したと言っていいのではないでしょうか。ぼくはいままで、Key作品ではもっともAIRが好きだと言い続けていて、それはいまでも変わらないのですが、CLANNADはアニメになってすごい勢いで輝いている感じがします。ちなみに、エンディングロールの最後、CLANNAD AFTER STORYではなくCLANNADのほうのアイキャッチが出るのはなぜでしょう。ループでしょうか。いずれにせよ、ループがあろうがなかろうが、ここからどうやってハッピーエンドに持って行くのかは見所ですね。 なお、今回、汐の呼び名がうちの汐音と同じく「しおちゃん」であることを知りました(ゲームでもそうでしたっけ?)
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