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reviewに関するwideangleのブックマーク (55)

  • ウェブを炎上させるイタい人たち-面妖なネット原理主義者の「いなし方」 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    ウェブを炎上させるイタい人たち-面妖なネット原理主義者の「いなし方」 (宝島社新書 307) 作者: 中川淳一郎出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2010/02/10メディア: 新書購入: 4人 クリック: 268回この商品を含むブログ (36件) を見る 内容紹介 コミュニケーションが希薄化した現代は寂しがりやの時代。だからこそぬくもりを求めて、見知らぬ人と出合えるネット世界に依存する人も増えています。一方で匿名性が前提のネットはちょっとした感情の行き違いで「炎上」したり、相手が「クレーマー」になったりと粘着質な嫌がらせも起こります。そこで「炎上がなぜ起こるのか」「炎上が起こる原因」を類型化してわかりやすく説明します。またネットの罵倒で精神的に落ち込まないための解決法を盛り込みました。これを読めば、ネット依存症患者から身を守る方法がわかります! あの『ウェブはバカと暇人のもの』の著者・

    ウェブを炎上させるイタい人たち-面妖なネット原理主義者の「いなし方」 ☆☆☆ - 琥珀色の戯言
    wideangle
    wideangle 2010/03/03
    "でも、この『ウェブを炎上させるイタい人たち』は、「ネット批判を飯のタネにしている芸人の本」にしかみえなかったのです。"
  • まずは日銀よりはじめよ - 書評 - 日本経済復活 一番かんたんな方法 : 404 Blog Not Found

    2010年02月22日05:30 カテゴリ書評/画評/品評Money まずは日銀よりはじめよ - 書評 - 日経済復活 一番かんたんな方法 光文社新書編集部より献御礼。 日経済復活 一番かんたんな方法 勝間和代 / 宮崎哲弥 / 飯田泰之 書名は「釣り」だが「嘘」でも「誇大広告」でもない。安心して、いや信頼してつられて欲しい 「インフレターゲットのすすめ」は少なくないが、やっとおすすめできる一冊が出来たようだ。 理由は三つある。 書「日経済復活 一番かんたんな方法」は、前述のとおり「インフレターゲットのすすめ」。同様の主張は数多の経済学者たちのblogもしているが、書を薦める三つの理由を述べる前に、まず「なぜそれが一番かんたんな方法」なのかを述べておくことにする。 目次 はじめに 第1章「失い続ける日」の課題--閉塞感を打破するために 【コラム】GDPって何? 第2章

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    wideangle 2010/02/22
    飯田さんかー。
  • 『生きながら火に焼かれて』スアド(ソニー・マガジンズ) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「名誉の殺人とは何か」 交通手段が発達し、インターネットで世界中の情報が手に入るようになったが、一体我々は世界の事をどれほど分っているのだろうか。「事実は小説よりも奇なり」とは言うが、スアドの『生きながら火に焼かれて』を読むと、「事実」の重みと、その理不尽さが良く伝わってくる。 スアドは中東のシスヨルダンの小さな村に生まれる。小さい時から牛馬のように(実際は牛馬以下の扱いであるが)こき使われる。父は絶対的な権力者であり、どんな些細な口実でも、スアドは杖やベルトで殴られる。雌牛は乳を出し子牛を産む。羊からは羊毛が取れ、乳も搾れる。だが娘は何も産まない。この村では(家では、ではない)女は家畜以下の存在だ。男だけが崇高なる存在なのである。 スアドは幼い時に、母が産んだばかりの赤ちゃんを自分で窒息死させるのを目撃する。もちろん、その子が女だったからだ。母は14人子供を生んだが

    『生きながら火に焼かれて』スアド(ソニー・マガジンズ) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • 『回想の太宰治』津島美知子(講談社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「太宰はエアロビクスをするか?」 太宰夫人はいたってふつうの人だった。『漱石の思い出』の夏目鏡子が、夫を凌ぐかというほどの強烈な個性の持ち主なのに対し、津島美知子は常識と良識の人だった。 太宰のような作家を語るには、この〝ふつうさ〟がうまく作用する。何しろ、口から先に生まれてきたみたいにぺらぺらと文章をはき出す男である。悲しいとか自意識とか言っているが、この人、ほんとに悩むヒマあったのかね、と思いたくなるほど、生きることと書くことに忙しかった。 美知子はぜんぜん違う。文章もぺらぺら出てくるわけではなく、むしろ寡黙で木訥。しかし、いかにも口数の少ない人らしく、しゃべるときにはけっこう痛いことを言う。そんな美知子が一枚一枚皮を剥ぐようにして、太宰を裸にしていくのである。美知子の〝ふつうさ〟の領域に、「ふつうなんか嫌だ!」と叫び続けた太宰が少しずつ引きづりおろされてくる。

    『回想の太宰治』津島美知子(講談社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG
  • ペア書評 - やればできる/無頼化する女たち : 404 Blog Not Found

    2009年12月10日18:30 カテゴリ書評/画評/品評Love ペア書評 - やればできる/無頼化する女たち 「やればできる」は編者より、「無頼化する女たち」は著者と編者の双方より献御礼。 無頼化する女たち 水無田気流 やればできる 勝間和代 この二冊、両方読まねばならない。 なぜならば、「やればできる」が「失敗」作だからだ。 そしてその「失敗」を見事にとりつくろってくれるのが、「無頼化する女たち」だからだ。 誤解しないで欲しい。「やればできる」は、自己啓発としては充分以上な品質であり、その点では以前の著書より著者はさらに成長してている。だから買っても損はしない。「元が取れる」という点において、著者の評価は書で上がりこそすれ、下がることはない。 「やればできる」目次 プロローグ 「やればできる」、当の自己啓発は助けあいにあった! 第1章 「しなやか力」 まわりに貢献できるような

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    wideangle
    wideangle 2010/02/07
    わりとなっとく
  • 映画: 機動警察パトレイバー劇場版 感想 島国大和のド畜生

    べつにパトレイバーがリアルだと言うわけではないのだけれど、ロボットを現実世界のガジェットとして扱う事の徹底加減では、それまでの全ての作品をブッチしたのではないか。映画2ではおかげでロボ無しで成立するロボットアニメになっちゃったというミソが付く。しかし作では、ロボット無しでは書けないシナリオとなっている。 ■あらすじ 1999年夏。日の東京では東京湾埋め立て工事が急ピッチで進み、汎用作業ロボット「レイバー」が溢れていた。 そんな中、レイバーが暴走する事件が多発、自衛隊レイバーが無人のまま暴走する事件すら発生する。 主人公たちの所属する、警視庁特車二課の面々は、暴走事故はレイバーのOSに仕掛けられたコンピュータウィルスによるものだ、という結論に辿り着くがOSの開発者でありウィルスを仕掛けた犯人"帆場"は既に他界。東京湾埋め立て工事の中心的な浮きドック"箱舟"からの投身自殺であった。 特車二

  • 東浩紀 『クォンタム・ファミリーズ』 | 新潮社

    『クォンタム・ファミリーズ』(以下『QF』と略記)は、量子(クォンタム)コンピュータのネットワークによって相互干渉する並行世界を舞台に、出会うはずのない「家族」が時空を超えてリンクされる歴史改変SFである。グレッグ・イーガンやP・K・ディック、瀬名秀明や麻枝准らの先行作品と、ジャック・デリダの脱構築哲学を同時に視野に収めながら、作者自身とその家族を投影した作中人物(東浩紀は作家のほしおさなえと結婚し、娘がひとりいる)が離合集散する、思弁的でプライベートな色合いの濃い小説になっている。 作中で示唆されているように、『QF』は村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』に宛てた、二一世紀からの返信でもある。春樹作品はディック(世界の終り)とレイモンド・チャンドラー(ハードボイルド・ワンダーランド)のハイブリッド小説だが、書の中にチャンドラーの占める席はない。その空隙を埋めるのは、一

    東浩紀 『クォンタム・ファミリーズ』 | 新潮社
  • 『Twitter社会論』はツイッター本と合わせて読むべきですな!

    トップ > ツイッター 140文字が世界を変える > 『Twitter社会論』はツイッターと合わせて読むべきですな! いしたにまさきの新刊:HONDA、もうひとつのテクノロジー ~インターナビ×ビッグデータ×IoT×震災~ 01 それはメッカコンパスから始まった|Honda、もうひとつのテクノロジー 02 ~インターナビ×GPS×ラウンドアバウト~ 運転する人をサポートすること|Honda、もうひとつのテクノロジー 03 ~インターナビ×災害情報×グッドデザイン大賞~ 通行実績情報マップがライフラインになった日 2009.11.04 『Twitter社会論』を著者の津田さんから献いただきました。この親書、出版されたことに、ある意味で業界騒然としたですが、それはまたいつかいずれの機会に。 で! 届いたその日に一気読みしたわけです。いやあ津田さんいい仕事しています。さすが、ツイッターがあ

  • 『遣唐使』東野治之(岩波新書) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 冬の嵐のなかを、長崎県五島列島福江島の三井楽町にある「遣唐使ふるさと館」を訪ねた。平日午前中ということもあり、わたしひとりで「史実を参考にして創作した三井楽オリジナルの映像ソフト「遣唐使ものがたり」」を鑑賞した。パンフレットには、つぎのような説明文があった。「様々な苦難を乗り越え、日の国づくりのために遥か遠い唐の国まで"夢と希望と勇気"を持って旅をした遣唐使たち」「この遣唐使をテーマにした人形アニメーション「遣唐使ものがたり」は、遣唐使が三井楽の柏崎を日最後の地として別れを惜しみつつ旅だったという歴史的史実をもとに創作した三井楽オリジナルの感動のものがたりです」「自らも遣唐使の一員となり、苦楽をともにして唐へと旅をした"空海"をモデルにした留学僧があなたをワクワク、ドキドキ、ハラハラの遣唐使の旅へと誘います」。 「中学・高校の社会や歴史の教科書にも必ずのせらて」い

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  • 『アウシュヴィッツの音楽隊』シモン・ラックス/ルネ・クーディー(大久保喬樹訳、音楽之友社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 第二次世界大戦が終結してから65年。戦闘員としての体験を自分の声で語れる人も少なくなりつつある。敗戦国となった大日帝国とともに、ナチス・ドイツの行為を記した書籍は数多い。そうした中で、フランクルの『夜と霧』(筆者の2007年6月のブログを参照)は、ユダヤ人強制収容所に関する有名な一冊だ。 ヒトラーは政策のプロパガンダに音楽をうまく利用した。報道番組のテーマ音楽として利用された作品(たとえばフランツ・リストの交響詩《レ・プレリュード》)は、その強烈な印象からその後ほとんど演奏される機会を失ってしまった。旋律を聞いただけで、当時の記憶が戻ってしまうのだ。こうしたヒトラーのゆがんだ音楽利用に加担したとして、戦後苦境に立たされた演奏家も数多い。 同じ音楽家でもユダヤ系の人々は、ユダヤ系であるというだけで社会から排斥され、家畜同然の扱いで強制収容所に搬送された。しかし非人道的

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  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…

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  • 『女装する女』湯山玲子(新潮社) - 書評空間::紀伊國屋書店 KINOKUNIYA::BOOKLOG

    →紀伊國屋書店で購入 「よそゆき」や「おめかし」というべきものを、久しくしていないように思う。結婚式などの祝い事、パーティー、目上の人との面会、デート、それなりに考えて装っても、右のような表現にはしっくりとあてはまらないのだ。 NHKアーカイブスや昔の日映画で、当時の日人たちを目にすると、みなずいぶんとかっちりとした恰好をしていたなあと思う。 日常的にスーツを着ることなどない暮らしの私は、年がら年中カジュアル一辺倒。いつのまにか、おばさんもおじいさんもユニクロ、日人の服装はすっかりカジュアル化した。 子どものころの入学式やピアノの発表会。服装の決定権は母親にあったから、用意されたものを着るだけだった。 思い出すのは、フォーマルウエアの袖ぐりや襟元や革の窮屈さである。「よそゆき」や「おめかし」は、そうしたいつもとはちがう身体感覚がつきものであった気がする。そしてそれは、精神のたたずま

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  • おっ・・・おもしろかった・・・。 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために

    軽く読めた。いやーおもしろかった。とにかくめちゃめちゃぼっこぼこ(←?)に感心するほど面白かった。この人の著作は、連続して読むだろうなぁ・・・。まぁ当か?といわれるとかなり???な気がしてしまうのだが、ただひたすら物語のように面白かった。構想力が素晴らしい!。仮にこれがすべて嘘であっても、120点満点のですね。著者が、、、少し手垢にまみれた書き方をしているものの(こういう書き方はトンデモ的で・・・たぶん気軽にを書きすぎているのでは・・・と勘繰ってしまう)、しかし核心の着想や構想力の部分が、独自の力でテーマを持って貫いて形成されたのが分かるので、凄いパワーを感じる。なんとはなしに、飛行機の帰り日がなくてテキトーに買って読み捨てるつもりだったが、恐るべし、僕の炯眼(笑)。 ・・・有名な人なんだろうか????、、、ここまで素晴らしい構想と着想力をもっているとなると、在野であっても、相当

    おっ・・・おもしろかった・・・。 - 物語三昧~できればより深く物語を楽しむために
  • 楽園から追放されたキャラクター『中春こまわり君』 - 漫棚通信ブログ版

    山上たつひこ『中春こまわり君』(2009年小学館、1333円+税、amazon、bk1)が発売されてます。 超ヒット作品『がきデカ』(1974年~1980年)では小学生だったこまわり君。『がきデカファイナル』(1991年秋田書店)で再開されたときもまだ小学生でしたが、そのラストで彼は「うしろすがたのしぐれてゆくか」の句とともに山頭火の姿となり、読者の前から姿を消しました。そのこまわり君が成長して再登場。 2004年から2008年にかけて「ビッグコミック」に断続的に掲載されたものが一冊にまとまりました。書の最初の部分では、マンガ家としての筆を折っていた山上たつひこのアシスタントとして、江口寿史、田村信、泉晴紀が参加したことも話題になりましたね。 日のギャグマンガは『がきデカ』前と『がきデカ』後にはっきりと別れます。 こまわり君が自身の肉体を変身させてしかける悪ふざけに対し、被害者の西城君

    楽園から追放されたキャラクター『中春こまわり君』 - 漫棚通信ブログ版
  • [書評]精神分析を受けに来た神の話―幸福のための10のセッション(マイケル・アダムス): 極東ブログ

    書店で見かけ、標題「精神分析を受けに来た神の話―幸福のための10のセッション(マイケル・アダムス)」(参照)が気になって手にした。ぱらっとめくったものの、未読の「神との対話」(参照)とか、ありがちなスピリチュアル系の話かなと思って書架に戻した。が、その後、巻末の問い掛けが心に残り、なんとなく気になってアマゾンでポチっと買った。昨晩、寝るかなと思って退屈げなのつもりで読み出したら止まらず、睡眠時間を削ることになった。 面白いといえば面白かった。二時間か三時間くらいで読めるだが、たぶん、この業界というのもなんだが精神分析というかカウンセリングの内側を知っている人にはいろいろ業界的な発想が伺える面白さもある。 書店の紹介にはこうあるが。 「私」 と 「世界」 をつなぐ幸福のヒント。ある日、「神」 を名のる男が精神科医のもとを訪れた。対峙する両者。思いがけぬ事態の展開に導かれ、徐々に変貌する心

  • 啓発の反対ってなんだろ? - 書評 - がんばらない生き方 : 404 Blog Not Found

    2009年02月01日23:00 カテゴリ書評/画評/品評 啓発の反対ってなんだろ? - 書評 - がんばらない生き方 中経出版中村様より献御礼。 がんばらない生き方 池田清彦 タイトルどおり、反啓発とでもいうべき一冊だが、「反」というほど「がんばって」いないところがタイトルどおりでいい。自己啓発を10冊買うとしたら、一冊はこういうを混ぜておきたい。 書「がんばらない生き方」は、「環境問題のウソ」による「反啓発」。目次を見れば、どんなかは一目でおわかりいただけると思う。 目次 - 中経出版 - 書籍検索・一覧 - 書籍詳細のものを増補 はじめに 第1章 がんばらない生き方 「先が見えない」ことを楽しむ 「自己責任」なんて、気にしない 倒産はあたりまえのこと 「マニュアル」は自分にしか使えない お金を稼ぐことは「目的」にあらず 仕事は「楽しくない」方がいい 生物は「無駄」からつ

    啓発の反対ってなんだろ? - 書評 - がんばらない生き方 : 404 Blog Not Found
  • スキとかキライとか、最初に言い出したのは、誰なのかしら→今からそいつを、これからそいつを、殴りにいこうか→「神のみぞ知るセカイ」

    スキとかキライとか、最初に言い出したのは、誰なのかしら→今からそいつを、これからそいつを、殴りにいこうか→「神のみぞ知るセカイ」 あらゆるギャルゲーを極め、「現実なんてクソゲーだ」と、断じる主人公は正しい。 空から降ってきた小悪魔が主人公に課す試練。それは、「女の子の心のスキマを恋で埋める」こと。そのために、ターゲットとなったオンナの子を攻略し、キスをすることが必要となる。ところが問題が。主人公の男の子はコアなギャルゲーマー、つまり3Dの少女には興味がないのだ。 あいや、待たれい。設定がギャルゲだからといって、ギャルゲーマー御用達だけとは限らないぞ。攻略対象を分析し、自分の現在位置を把握する。そのギャップを埋めるための施策を、実績あるパターンから取捨選択し、最も効果的な手法からステップを踏んで適用する――カッコイイ言い方していいなら、コンサルタントの Fit and Gap Analysi

    スキとかキライとか、最初に言い出したのは、誰なのかしら→今からそいつを、これからそいつを、殴りにいこうか→「神のみぞ知るセカイ」
  • 「世界を変えた100日」はスゴ本

    歴史の瞬間に立ちあうスゴ。 写真技術が誕生してから現代にいたるまでの、「世界の特別な一日」を100日分まとめて見る。 ページをめくるたびに、声がもれる。いつか見た決定的瞬間から、見たことのない歴史へ行き来する。花に埋もれたダイアナ妃の写真、ずぶぬれで「壁」を壊す人々、真っ二つに折れ落ちるビル、巨大な打ち上げ花火と化したスペースシャトル。 あるいは、いわゆる歴史上の人物の年齢を追いこしてしまっている自分に気づく。もみくちゃな歓迎を受けるカストロは33歳だし、モール地区を埋め尽くす群集を背負っているキング牧師は34歳だ。伝説化される人物を取り巻いている時代の空気が一緒に写しこまれている。彼等の偉大さとともに、それを支える時代の熱がふりかかってくる。 知ってるはずなのに、既視感のない写真がある。チェルノブイリをテーマにしたものがそれだ。「石棺」がどーんと写っているんだろうなぁと思いきや、災厄か

    「世界を変えた100日」はスゴ本
  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「読んでいない本について堂々と語る方法」はスゴ本

    スゴいのは、書が巧妙な罠だということ。 タイトルはを開かせるための釣りで、書そのものに仕掛けがしてある。もちろん「未読について語る方法」はあることはあるが、そいつを探しながら進めると、ホントの目的を読み流してしまう可能性が大。 ■1 書の、「表面」 疑似餌となっている「読んでいないについて堂々と語る方法」は、書のあちこちに散っている。なかでもズバリなやつは、p.169-170 だろう。すなわち、第一に、冒頭で作品を褒めることで、読み手の信頼感を抱かせろという。あとはひたすら一般的考察に逃げ、最後に次の記事でに言及することを予告する。しかし、次の記事なるものがあらわれることがなく、そのを葬り去ることができるというのだ。 そして、誰もがを「読んだ」と思っているだけで、「ちゃんと」読むなんてことは、ほとんどありえないことを明らかにする。ほとんどの場合、ナナメ読みか飛ばし読みし

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 「読んでいない本について堂々と語る方法」はスゴ本
  • 『論争・英語が公用語になる日』 - ハッピーハロウィンへようこそ!